ゴルフ場外ドライブ




僕がゴルフカート(以後「カート」)に初めて乗ったのは、小学3年の時だったと思います。

親戚一同で三重県の「合歓の里」(ねむのさと; http://www.nemuresort.com/)という総合リゾート施設へ遊びに行き、
場内を移動するのにレンタルして乗りました。



僕の記憶ではかなり寒い時期で風も強く、僕たちが乗っていたカートは風除けにビニールの覆いがなされていて快適でした。
が、伯母が運転していたほうは風除けがなく、さらに速度も遅く、幼心に憐れに感じていましたわ(笑)。



カートに乗ったのはそれっきりです(笑)。初めて乗ったっきり30年以上もカートと縁のない生活を送っています。


だって、カートって普通はゴルフ場内の移動がメインでしょ。僕ゴルフしませんもん。


小型特殊のナンバーをつけたものもありますけど、あれも一般公道を走るためではなく、
公道と接続している場内の道路を走行するにあたり道交法が適用されるため、
やむなくナンバーを取得したものでしょうし…。




ところが、最近ゴルフカートが脚光を浴びているんです。


山間部などの公共交通機関の乏しい地域での足として使う動きが出ています。







我らの京都府内で実証実験をしています。
確かに、南丹市美山町は自然に恵まれているけど、超過疎地やしなぁ。大きな買い物は隣町まで行かなアカンし…。
足のない高齢者の生活には厳しい地域ですわ。


そこでカートが生きてくる、と。
類似品のミニカー(→コラム「青ナンバー原付」)は1人乗りに対して、カートなら4人乗れます。
しかも速度がゆっくりですので、危険性も少ない。



世間では新しいカテゴリの車の開発に躍起になっているようですけど(→コラム「車だ!バイクだ!いや、【超小型車】だ!」)、
既存のものでも十分実用に耐えることを証明してくれてますね。

これがより良い形で地域に貢献できますように…。



で、ナンバーが軽自動車になるのは、この手の車のお約束ですかね。
そういや、現時点での超小型車も軽四扱いやし…。




記事引用:朝日新聞2016年11月9日付朝刊