解き放たれた超小型車(超小型モビリティ)




(※国土交通省のサイトに、カタカナ表記が出ていましたので、併記しています)



このシリーズも4回目にして、最終回?になるのか??!

とうとう、ナンバーを付けた超小型車(超小型モビリティ)を公道で見かけたんでね!!







トヨタの「C+pod」(シー・ポッド)です。
後ろ姿で失礼。信号待ちで前に停まっていたもんで。




ちょっと復習しましょう。

超小型車とは、ミニカーよりリ大きく、軽四よりは小ぶりの、
ちょっとした移動手段としての車…の位置づけ
です。



前回に紹介したコラム(→「解き放たれる超小型車」)でその規格と試作車をお伝えしました。

それがようやくリース販売という形でお目見えし、僕が見たのはその一台と思われます。




後ろ姿を見ても、なんだかスリム
それもそのはず、幅が軽四よりも20cm近く狭いんです。
交差点を曲がっている様子から横からのスタイルも見ましたが、すごくコンパクト




その直後に見かけた、発売したばかりの日産の軽EV・SAKURAと比較しましょう。


(左:C+pod、右:SAKURA)

    

  




そして長さは、ミニカーCOMSとほぼ同じ。

(上段:C+pod、下段:COMS)







ですので、ちょっと窮屈そうです。僕のようなdevには向かないですね orz




走りはすごく良かったですよ。
加速はピューっと一気に伸びて、周囲のガソリン車を置いていってましたからね。
そのあたりはさすがにEVです。
コンパクトな車体なので、すばしっこい感じを受けました。




まぁ、僕が見たのはそれっきりですので、
ここで、C+podとCOMS、SAKURAのスペックで比較してみましょうかね。

  COMS C+pod SAKURA
車両法上の
規格
ミニカー 軽自動車
(超小型モビリティ)
軽自動車
定員 1名 2名 4名
原動機 EV EV EV
最高速度 60km/h 60km/h 130km/h
高速・自動車道 走行不可 走行不可 走行可
航続距離 57km 150km 180km
定格出力 0.59kW 2.6kW 20kW
バッテリー容量 5.2kWh 9.06kWh 20kWh
車体サイズ
(長さx幅x高さ)
2395x1095x1505 2490x1290x1550 3395x1475x1655
重量 410kg 660kg 1070kg
内外装 安っぽい

ドア無し
エアコン無し
オーディオ無し
頑丈

2ドア
衝突安全機能有
エアコン有
AC100V電源有
頑丈

4ドア
普通車と遜色なし
軽自動車税 3700円 10800円 10800円
自賠責保険 原付扱い 軽自動車扱い 軽自動車扱い
車検 なし あり あり
標準価格 80万円 165万円 240万円



C+podは現行の法律下では軽自動車扱いでして…。
超小型車やから特別な優遇があるのかというと、何もないという orz



値段を鑑みると、装備の充実した軽四のほうが安いし、
わざわざ高いお金を払って2人乗りで上限60km/hの車を買う必要があるのか…と思っちゃいます。




超小型車の当初のコンセプトである、

軽四よりもコンパクトな車がいい…や、
一人でちょっと買い物に…や、
原付バイクよりも快適に移動したい

などを推奨するなら、もっと安くして、維持管理費や手間を軽四よりも易しくしないと、普及は難しいでしょうね。



国が振った錦の御旗が翻る日が来ますように…。






参考:各車両の紹介サイト

トヨタ自動車 「C+pod」 https://toyota.jp/cpod/

トヨタ車体   「COMS」 https://coms.toyotabody.jp/

日産自動車 「SAKURA」 https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sakura.html