赤い布切れがヒ〜ラヒラ




積載性に乏しいバイクばかり乗っている僕にとって、荷物を運ぶのは厄介な問題です。



バイク通勤の際だけは小型のリュックを背負いますが、
スクーターのメットインのように簡単に収納できる手段があれば、わざわざ荷物を背負うなんてことはしませんよ。

なぜなら、登山のようにリュックなどを背負うのは、
意外と体力を消耗し、動きも妨げてしまうのでお勧めできない
からです。



バイクに乗るときは体は身軽にしておく。コレ大事です。




最近はめっきりご無沙汰ですが、泊まりがけでツーリングするときなどは、
いかに荷物をコンパクトにまとめるかがキモでした。


てっとり早く荷物を減らすには、下着や靴下などは着古したものを用意し、現地で日々使い捨てにするのが◎。
現地で簡単に調達できるものや、宿泊施設等でGETできる小物やアメニティグッズなどは、わざわざ持って行かない。




…分かっているんですよ。こんなもの持って行ってもまず使わないと。
なのに、いつの間にか荷物の中に紛れこんでいるモノ達。



★メットのせいでクチャクチャになった頭髪を隠すための帽子
 タオルで代用することが多く、ほとんど被りません。(笑)。

★スマホ用のモバイルバッテリー。PHSとスマホの2台持ちが標準の僕にとって、
 暇つぶしにしか使わないスマホ自体がツーリング中出番ナシ。だいたい遊んでる最中に暇なんて無いし(笑)。

★念のために用意する予備の着替え。たいてい宿泊中に洗濯して着回す
 (上の発言と矛盾していることは気にしないこと)ので、全く手をつけないこと多数(笑)。

★ずっと晴れるとの予報であろうが、雨男の僕なので必携のカッパ
 着ることなく帰ってきたときの嬉しさよりも、かさ張ったことへの腹立たしさが先行 orz



こんなことをしているから荷物が雪ダルマ式に膨らんで、こんなにたくさん載せられへんがな〜!と一人焦る、と(笑)。




背負うのがアカンとなると、
ウェストポーチタンクバッグ、タンデムシートの横につけるパニアケースといったものを使ったり、
タンデムシートに荷物をてんこ盛りに積んだりetc. 様々な工夫を強いられるわけです。



そんな荷物の積載にはルールがあります。



普通に考えたら、車両からはみ出すのはNGと思われがちですが、ある程度までは無条件でOKとなっています。



バイクの場合は、荷台の幅より左右に各15cm以内、
荷台の長さより30cm以内なら、はみ出てもOK。

最大積載重量は原付が30kg未満。それ以外のバイクは60kg未満です。



たまに、カブの荷台にデカいコンテナボックスを載せてる人がいますけど、
あれにフル積載したら左右のバランスも取り辛いでしょうし、
重心が後ろに偏ってしまって、走行中にバックドロップを食らわされやしないかとヒヤヒヤしながら見守っています(笑)。




ちなみにトラックの場合は、「車両の全長×1.1」以内の長さまで
はみ出ても無条件でOK。




たまに、荷台からはみ出た積荷に赤い布切れが付けられてるのを見たことがありませんか?


あれ、実は牛を興奮させるためのものなんですよ。
闘牛士って赤い布をヒラヒラさせて牛を挑発してるでしょ。



…ウソです(謝)。
まぁ、牧場で放し飼いにされてる牛たちの前を赤い布つけたトラックでブイブイ走ってみたいですけど(悪)。



あれは、「車両の全長×1.1」を越える長さの積荷を積んでいることを示すものです。
出発地の警察署長の許可を得ればOKなんですよ。



なぜ布をつけなければならないかと言うと、
後ろからでは立体的に見えず、荷物が荷台からはみ出ているのが区別つかないからですよ。



こんな風に↓





車と違って、バイクだと前走車の後ろにピッタリつけて停車したりするでしょ。
そんなときに赤い布がなかったら、はみ出た荷物に気付けずぶつかってしまいますよ。
それを防止するためのものなんですね。



バイクのハミ出た荷物にも赤い布をつければO…いや、多分、大NGです(笑)。