教育的指導




宮崎県にお住まいのロミエルさんから、HPのネタになりそうな面白い標識があるので、写真を送りますとメールが届きました。
半年も前に(笑)。
放置プレイ失礼しました(謝)。




さて、ご覧に入れたいと提供していただいた標識を早速ご覧にいれましょう。











どういうことですか、これは?

「指導」って??

ずいぶん上から目線ですやん(笑)。




この言葉には個人的にアレルギー反応が出るんですよ〜(笑)。
理由は2つ。




ひとつめ。
タイトルにもしてます、「教育的指導」というヤツです。
なんだか体罰の隠語みたいな響きですが、もともとは柔道の用語ですね。

長い時間攻撃を仕掛けないなど、消極的な試合運びをすると、審判から下されるアレです。いわゆる警告。
教育的指導を2回受けると、「注意」の罰則になりますし、さらに何度も繰り返すと反則負けになります。

引っ込み思案な僕にピッタリくる言葉ですねぇ。ま、格闘技は嗜みませんが(笑)。




ふたつめ。
「生徒指導部」です。
かつてお世話になった方や、今お世話になってる方もおられるのでは(笑)。


僕の通っていた高校の生徒指導部長は、K島という名の教師(三十路(当時))が務めてまして、
(詳しくは上記リンク先で)、担当科目は世界史、背の低いがっちりした体格からは想像がつきませんが、専門スポーツはバドミントン。
かなりの熱血教師でした。が、熱血といっても金八先生とは全く違う種族でしたね。


どういう点で3年B組と違うかというと、
おれはおまえら(生徒)のためにやってるんや!的な熱血のベクトルがねじ曲がってしまっていて、
怒鳴り散らせば生徒もビビって万事OK、みたいな教師でしたわ。

ヤツの授業ン時はビクビクしていたのを覚えています。ああ、気の弱い男でした、僕は(涙)。


生徒指導部に呼ばれる=K島に呼ばれるので、地獄への招待状を受け取ったも同然。
いまなら(2011年現在)定年に近いはずですが、相変わらず怒鳴り散らしてるのかなぁ。




だから、この標識を見た僕の直感的な想像では、

この道をTシャツ短パン、ビーチサンダルに掛けヘルで煙幕モクモクの2スト原チャに乗った高校生の僕が
竹刀を持ったK島に どつかれた上になぜか背負い投げされる…というイメージ
が浮かび上がったわけです。

速攻で逃げるわ(笑)。



しかし、いただいた写真をどう解釈しようが、殺伐とした雰囲気は無いし、
竹刀持ってる教師も居なさそうですし。

それどころか、春には美しい桜並木道になりそうですやん。


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しばらく考えていたのですが、
どうやら、この標識は公安委員会が設置したものではないですね。


いわゆる都道府県市町村が独自に設置した「法定外標識」と呼ばれるものと
推測しています。



なので、「指導」というのも僕が思っているようなものではなく、
宮崎県のこの地域はバイク通学OKで、この道は通学路であるとか、そういう風にも考えられますね。
それだと「バイクの方は特にルールを守って安全走行しましょう」くらいの意味で合点がいきますが。



だとしても、この表現はキツい。
ついでに車のほうも指導していただけませんか?



(この標識の意味は、後に香川県で合点のいくものを見つけました→コラム「『○○指導線(レーン)』の真実」)