究極のシビアコンディション
バイクの定期点検やエンジンオイルの交換頻度の基準に
「シビアコンディションの場合」という項目があります。
バイクにとってシビア…つまり過酷な状況とはなんでしょう。
単純に長距離走行を思い浮かべませんか。
現在お世話になっている某YSP曰く、年間6000km程度がシビアコンディションの目安らしいです。
月平均500km? その程度で過酷なん?大した長距離でもないやん。
最もよく乗っていた今は亡き「2相棒」なんて、その倍は走ってましたよ。
それとも、他の方たちのバイクってたま〜にツーリングで走る程度で、普段はODOメーターがちっとも回ってないのでしょうか。
バイクは本当に趣味レベルでしか乗ってないのかな?
実は、長い距離を走ることはバイクにとって大した負担ではなく、
むしろ僕たちの身近に潜んでいるんですよ。
それは、近距離ばかり乗ること。いわゆるチョイ乗り。
通勤通学での家から駅までとか、近所のスーパーへ買い物とか。
エンジンだけでなく、車両の各部はある程度暖まってこそ その性能を発揮する。人間だっていっしょです。
(→コラム「暖機運転推進委員会」)
暖まる前の状態での走行を繰り返すのは、
人間でいうと起床してすぐに全力疾走を繰り返すのと同じようなもの。
そんなことをしていたら心臓だけでなく、体のいたるところがガタガタになりますがな。
現に、そういう「シビア」な使い方をしているお客さんのバイク(多くは原チャ)の
故障が多いんだとバイク屋さんも話してましたよ。
つまり、たまには、まとまった距離を走ってやることがバイクの健康を維持する秘訣ってことですわ。
そう、異次元空間へといざなえるツーリング、しましょう!