やっぱり W がエエんやもん♪




バイクは「魅せる」乗り物と思います。

その中から、魅せたいものをひとつ取り上げますね。







ポイントはここです。フロントタイヤ。

…ではなく、ブレーキディスクです。

制動力を得るための重要なパーツですが、ここには別の目的があります。

魅せることです。



バイクのデザインの重要なパーツといって過言ではありません。

バイクを眺めるときや写真を撮るときって、だいたい前から眺めたり撮ったりすると思うんですよね。

最初に後ろから観察する人ってあんまりいないと思います。


足元が引き締まっているだけで、車体全体が引き締まって見えます。

だから、たかがブレーキディスクではないんです。




↓最初の頃のブレーキディスクは、何の変哲もない単なるドーナツ状の円盤でした。


↑FZ750(ヤマハ)



↓それが、放熱効果を高めるため、ディスクにスリットが入り、


↑VFR750R(ホンダ)



↓更なる放熱効果と軽量化も兼ねてパンチメッシュが入り、


↑RC213V−S(ホンダ)




それらにプラスしてデザイン性を重視した異型のブレーキディスクへと至り、デザインに凝っています。
(→コラム「急ブレーキアレルギーの君へ」)




ですが、最大の魅せるポイントはブレーキディスクの形ではありません。枚数です。

フロントホイールにブレーキディスクが2枚

(ダブル)ディスク

これがいいんですよ!ここまででお見せしたバイクが全てWディスクなのはわざとです(笑)。



これだけでバイクの見栄えが一段と引き締まります。


↓今は無き「2相棒」も もちろんWディスクですよ。





ですので、バブリーな90年代の250ccフルカウル レーサーレプリカバイクなんて、
性能上、明らかに過剰なのにWディスクを装着
してました。

例)CBR250RR、NSR250R、ZXR250Rなどなど(笑)。




翻って、現在の250ccフルカウルスポーツバイクをご覧ください。





右側から見たら、ブレーキディスクとマフラーがセットになってカッコよく見えます。



ところが、左から見ると…。




何と貧相なお姿 orz 同じバイクと思えません(涙)。
シングルディスクと言うだけでここまで堕ちます _| ̄|○


サイドスタンドを立てると車体が左に傾き、ハンドルも左に切ると貧相な姿が見えづらくなるのが
不幸中の幸いでしょう。



確かにWディスクだと、ブレーキパッドがシングルディスクの2倍要りますのでお値段は高くつきますが、
効きもいいし見栄えもいいし…250ccクラスへの装着復活は無いでしょうかねぇ…。