巨大な「純白」のメッセージ




僕の住む京都市の西隣にある都市、亀岡

隣といっても、あるところでは山、またあるところでは渓谷を挟んだ向こう側ですので
あんまりお隣さんって感じはないのですが(問題発言)。


気候も違いますしね。
この時期(※コラム執筆当時は11月です)は丹波地方特有の、晴れた日の朝の放射冷却による
「丹波霧(たんばぎり)とよばれる濃霧に包まれ、町中真っ白ですから(笑)。
大げさではなく、本当です。



雲海の上に天守閣が姿を現す、天空の城として有名な 兵庫県朝来市の竹田城も丹波霧の成せる業なのですが、
下界の霧の中は湿度が100%で何もかもが湿気でベッタベタです(笑)。




そういう亀岡市ですが、実は2回コラムで取り上げているのをご存知でしょうか。

ひとつは、そのものズバリのタイトルですので分かりますよね(→コラム「その後の亀岡市」)
もうひとつは、これ(→コラム「遠近法を克服せよ」)。
この気色悪い道路ペイントは亀岡市内の国道372号線や府道73号線にあります。


そして今回、亀岡市を三度取り上げます。しかも、また国道372号線です。


早速ご覧に入れましょう。





























道路上のごくありふれた案内標識っぽいものなのですが、真っ白です。
どう見ても真っ白です。何度見ても真っ白です。


しばらく見つめていると絵が浮き上がってくる錯視だったり、
これはスクリーンで夜になったら何かが映し出されるとか、そんなこともありません。

いつまで見ていても真っ白です。24時間365日真っ白です。僕の心のように(以下略)。


何なんコレ?

下に何か描いてあるものを今は白い布などで隠してあり、後日取り払ってお披露目する…訳ではありません。

むしろ正解はその逆と思われます。

隠し文字にしてますので、マウス等で反転させてみてください



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実はこの場所には車が簡易的に休憩できるロードパークがあり、もともとはその案内標識だったのです。
現在ではロードパークが閉鎖されたので、それを白で隠したと推測されます。


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写真では大きさを感じにくいですが、実物はとても大きいです。
周辺は田園地帯なため、遠くからでも目立ちます。


普通、必要なくなったら土台から撤去すると思うんですけど、どうしてこんなブサイクなことをしてしまったのでしょう。
これでは あらぬウワサが立ちかねませんよ(笑)。



それとも、もしかしたら、いつの日かロードパークが復活するのでしょうか…。

個人的にはスクリーンにして夜に映画でも上映したら面白いと思いますよ(笑)。