ゾーン20



2013(平成25)年から導入が始まった、子どもたちを守るため、主に通学路区域をまるごと速度制限する「ゾーン30」

今でこそ、どこでも見かけるようになりました。道路の表示もデカデカとしていますし、否応無しに目に留まりますね。
(→コラム「この区域まるごと原付基準」)



そんな中、京都市内では より強力な速度制限が課されている地域があります。



市内中心部の繁華街に近い場所では、観光客が1.5車線程度の車道を多く行き交い、
そこを車が縫うように通行
していて危ない状況がありました。


そこで、「車から人へ」の転換をすることになり、
現在の京都市のコンセプトである「歩くまち京都」に向けた取り組みをおこなうことになりました。


中京区の御池通と四条通、河原町通と烏丸通に囲まれた区域では、
速度制限を
全域20km/hに。

さらに信号機も撤去して一旦停止に替えたのです。

















俗に「ゾーン20」と呼ばれている この地域の今を見に行ってきました。













なるほど、「ゾーン20」となってからは、歩行者、自転車、車の通行区分が明確になり(→コラム「モノクロームなトリコロール」)、
車線幅も狭まって、車にとっては心理的に走りにくくなりました。



信号機があった時代は、青信号だと車が「オラオラどかんか〜い」みたいに幅を利かせて走ってましたが、
一旦停止になってからはそういう雰囲気は鳴りを潜めましたね。車自体の通行量も減ったように思います


逆に歩行者が幅を利かせるようになり、自転車はそれに輪をかけるような走りになった気が…。


中途半端なことはやめて、いっそのことこの区域をまるごと歩行者天国にしたほうがいいんじゃない?(笑)


記事引用:
京都新聞 2015年10月23日付朝刊、および2016年6月28日付朝刊
JAF Mate 何月号か忘れました(謝)