7割の男の野望と



スポーツしてます?
学校の体育の授業や体育会系の部活などを引けると、かなりの方は運動をしなくなるのではと思います。
僕も高校時代の陸上部では、毎日走り倒してそれなりに走れる体を持っていましたが、
現役引退して以降、大学時代の終盤まで、遊びにうつつを抜かし全くといっていいほど運動をしなくなり、
ひ弱な体に成り下がってしまいました。



再び運動をするようになったのは、体力勝負の とある仕事に就きたくて、
基礎体力の向上を目指すようになった20代中盤の頃からです。



運動の基本は走ること。
夜な夜な近所をランニングしてました。昔取った杵柄、走ることはたやすいもの。
深夜に一人走っていたので、不審者と間違われそうになったことも数回(笑)。



結局、その仕事には就けなかったのですが、走ることは今でも続けています
趣味のひとつにマラソンが入ったのも当然と言えるでしょう。
元来 体を動かすのが好きなのでね。



でも、好きなのと得意なのは全く別の次元の話。
体育の授業は決して好きではありませんでしたよ。
走るのと泳ぐのは平均以上と自認していましたが、それ以外は からっきし下手な口。


球技は僕の恥さらし大会。高校時代の球技大会などは地獄でした。
バレーボールのサーブを打てば、目の前の見方の頭にボールがヒットし、野球でボールを投げさせれば暴投。
バスケをさせればボールをすぐに敵に取られ、サッカーではシュートのつもりが空振りorz

スポーツで慣らした過去を持つ両親の血を引くはずなのに…。



おれは生まれ持った運動オンチなんやな…と諦めていました。



ある日、仕事の先輩が僕の体の細さをからかってきたのです。
先輩はかなりの筋肉質で逞しそう。そうか、おれに足りないのはこれや!

おれもそんな体になってやる〜〜〜とムキになったのが、すべての事の発端でした。

これならおれにも出来るに違いない!



家の近所のスポーツジムに通いだし、トレーニングマシンやバーベルでせっせと筋トレに励み、1年余りが過ぎた頃。
体つきが明らかに変わりはじめました。
細かった腕や脚が太くなり、胸板が厚くなっているのです。


ボディビルをはじめとする肉体改造なんて別の世界の人間の話だと思っていましたが、自分にだって出来るんや。
やっただけの成果が出てくるとモチベーションがどんどん高まっていきます。
トレーニングの負荷をどんどん上げて、より逞しく大きな体へ!


人に「何で筋トレしてるの?」って訊かれたらこう答えてます。



男の野望が(動機の)7割やね、と。



HPの自己紹介で、いつも3サイズが書いてあるのは、トレーニングの成果の自己顕示欲他なりません(笑)。
ジムの姿見の前で己(おの)が肉体を眺めニヤニヤしてるところは、間違っても他人に見られてはいけないシーン。
体どころか脳の構造まで疑われれるわ(爆笑)。



しかし、筋トレもいいことばかりではないです。
ぐんぐん体が大きくなるので、服のサイズが次々に合わなくなりましたorz
昨シーズンは普通に着られていたTシャツが、今シーズンはピチピチになったりとか、
脚が太くなって細身のジーンズが穿けなくなった
りとか…。

他にも、足の筋繊維の密度が高まりすぎて関節を圧迫し、膝痛が起こって歩きづらくなったり、
トレーニングをハードにし過ぎで、筋疲労が増大、回復が追いつかずいつも疲れた感じが抜けなくなったりとか…。


鍛えてるのか体を壊しているのか分からへんやん(笑)。


あと、食欲が旺盛になり、確実に肥えました。
かつては、「イチローに似てるんやない、イチローが似てるんや」とか うそぶいてたのほどのスタイルだったのに、
いまじゃ似ても似つかぬ体型となり「ジロー(二郎)君って呼んで」と笑いを誘う始末。



趣味にマラソンと書きましたが、マラソンと筋トレは実は正反対の運動です。
筋トレをすればするほど、マラソンに不向きな体になっていき、走るのに筋肉が邪魔になるのは自分でもよく分かっているのですが、
「やりたいことは全部やる」のポリシーのもと、無謀な挑戦はこれからも続きます(笑)。



あ、残りの3割は……シタゴコロ。でも、見せ付ける場所がありませんorz

(2006.6.26)