5781人の21.0975km



去る2004年3月14日、走ってきましたよ、京都シティハーフマラソン。

前年に、高校時代からの友人4人が出場して、そのうち3人は全く運動もしてない「大穴トリオ」ながらも完走するという、
僕にとって屈辱の記録を残してから早や1年。


高校時代、陸上部でならした足を取り戻し、再び走りたい!!!
去年の大会で観戦していて そう決心した僕は、古傷の膝や腰の治療をし、筋トレで体力を増強、仕事の後の5kmウォーキングなど、
日々トレーニングを積み重ね
てきました。

都大路を走り抜ける21.0975kmのために。
でも、トレーニングの方針があらぬ方向に向いてしまい、筋肉は付くわ脂肪も付くわで一回り大きな体に成長しちゃいました(笑)。
とても長距離を走るランナーには見えません(^_^;)


今年も、例の4人も参加とあって、それでも個人的に燃えていました。
打倒「大穴トリオ」!


当日は晴れ、気温はやや高めの10℃。
平安神宮をスタート/ゴールとし、京都市の要所要所を時計回りに走ります。

それだけでもすごいのに、車を全部停めて、道路を堂々と走れる興奮といいますか、喜びと言いますか…は、ひとしおです。
幹線道路の今出川通や、加茂街道、北山通りはランナーのもの。
聞こえるのは靴の音と息遣いだけ。
給水所やスポンジも用意されて、本格的です。
テンションも高いですので前半は思った以上に快調に走れました。

結論から言うと、無事規定時間内(2時間以内)で完走できました。


タイムは1時間54分45秒
友人達よりダントツに遅かった
(当然「大穴トリオ」にも負けた)んですけどね。


コースも普段仕事で通ってる道が多かったので、
道を知ってる分 楽勝とタカをくくったのが失敗でした。

車で走ってたら感じないような小さな起伏でも、
二の足だとしっかり響く
のだ、と。


↑北山大橋にて(撮影者:uno!氏)

体重が重すぎるのも不利でした。173cmで76kgの ずんぐりむっくりですから。
マラソン選手などをはじめとする中・長距離ランナーって、
体が細くて軽い
ですよね。


そうでないと長い距離など走れないんです。


僕より太ってる人を1人しか見つけられないくらいでした。
それで、その人よりは速く走ろうと目標にして、前半で抜き去りました。

よっしゃよっしゃと思っていたのもつかの間、
後半でスタミナが切れて17km地点で抜かれてしまいましたけど(涙)。


市民大会なのに、沿道にはたくさんの観客が声援を送ってくれ、
一流ランナー気分です。

スタミナ切れを起こしてから後続にどんどん抜かれて、くじけそうになっても、
それにどれだけ励まされ、「絶対完走するぞ」と思ったことか。


↑ゴール後に。

左から

「橋(仮名)」
「川(仮名)」
えいまる(僕)
「中(仮名)」
「西(仮名)」


「橋」「中」「西」が“大穴トリオ”
「川」は大本命


ゴールした時の感激、爽快感は一生モノです。言葉では語れない完走したものだけが共有できる「何か」を感じました。
ああ、おれはこの瞬間のために走り続けたんやな。


いい大会やなぁと思いました。

後日、公式記録証が送られてきました。
そこには、5kmごとのスプリットタイム、公式タイム、
順位などが細かく記され、

さらに驚く事にゴール瞬間の写真まで付いていました。


5000円もの参加費を払わされ「ボッタクリや」と思っていたものですが、
この立派な公式記録証をみたら、そのくらい払ってもいいかなと考えを改めました。


これは、僕の大切な宝物のひとつになりそうです。
 

右側写真拡大↓

また、来年も参加したいと思います。
ちなみに完走者は5023人、率にして87%でした。
この高率から
ランナーの皆さんはちゃんとトレーニングを積んでらっしゃるんやなと思います。
僕も負けちゃいられません。


右写真、黄色の矢印の
右手でガッツポーズをしてる、紺色の服の人物が僕です。

(2004.4.7)