景観条例の波受けて その1




京都市では条例で、景観保護のため市内全域で派手な看板を掲げることを禁止しています。
基本的に赤色ベースのものが禁止されやすく、ほかにも看板に占める原色の面積比率が大きいとNGになりやすいです。



そのため、全国チェーンの店のにぎやかな看板も、
京都では、オリジナルものを掲げているところが多数あります。
それらを一部ですが紹介したいと思います。



【おことわり】


このコラムは容量の都合でページを分割していまして、ここはその1です。

その2その3もありますので、一緒にご覧ください。


また、このページは画像が多いですが、閲覧性重視のため画像のサムネイル化を行っていません。

そのため容量が大きく、「軽快な表示を行う」という 僕のHPの方針に反しますが、ご了承ください。


回線速度がゆっくりな方にはご迷惑をおかけします。読み込み終わるまでしばらく待ってくださいね。





まずは、世界中にチェーンを築く、マクド(←「マクドナルド」の関西での言い方。「マック」と言うと、張り倒されます(笑))
の看板。

↓京都市 ↓その他の地域

 

下地が茶色です。普通のは、右写真のように赤地ですよね。

↑24時間営業の看板もこの通り ↑両者を一緒にすると
その違いがよくわかります。 





モスバーガーの看板。

↓京都市


↓その他の地域



左側の写真は旧スタイル、右側のは現行の「緑モス」。
どちらも文字と下地の色が反転しています。



ケンタッキーはどうでしょう。



↓京都市 ↓その他の地域



バックの赤は鳴りを潜め、白ベースだったり、茶色ベースで地味さを演出してます。



ミスタードーナツは、

↓京都市 ↓その他の地域


黄色はどこかへ行ってしまいました。



スイーツの老舗といえば、ペコちゃんでおなじみの不二家
ピンクっぽいカラーリングが京都では…。

↓京都市 ↓その他の地域


ペコちゃんが無かったら不二家と分からないかも(笑)。


吉野家の看板。
全面的にオレンジ地の看板の、書き文字の部分だけ、白地にしています。

↓京都市


↓その他の地域




四条通に面している店舗は、イメージカラーを捨てました(笑)





同じく牛丼屋のすき家の看板

↓京都市


一番左の写真の屋上広告もNGで、後に撤去されました(笑)。

↓その他の地域



左写真の京都市のは、逆光のため分かりにくいのですが、
マクドナルドと同じく、茶色をベースにしたもの。最近では白地のものもあります。

その他の地域は、赤をベースにしてますね。




やっぱり牛丼屋の松屋の看板。

↓京都市


↓その他の地域


黄色地の看板に青文字は見にくい感じを受けませんか。


西大路四条(阪急西院駅前)には松屋と吉野家が並んでいますが、
どちらも目立ちません(笑)。




牛丼屋といえば、ここはイメチェン度が激しいなか卯

↓京都市


↓新町通七条の南西角には、1925(大正14)年に建てられた近代建築の1階にも出店してます。ぱっと見、牛丼屋に見えません(笑)。



↓その他の地域

真っ赤の看板は、京都の和風な看板に慣れ親しんでいる僕には違和感アリアリですわ…。





安〜い焼き鳥屋といえば鳥貴族

↓京都市 ↓その他の地域


黄色の看板なんて京都にそぐわない、ってところですかね。


白地に赤の、鳥貴族の看板と
なか卯の看板のコラボレーション。


両方ともあっさりしてますわ。


ファミリーレストランのガスト

↓京都市 ↓その他の地域


背景と書き文字が反転してるのはもとより、
この店舗、御所のそばにあるためか、店そのものもまるで目立ちません。




ステーキのどん

↓京都市 ↓その他の地域

オレンジ色の看板はインパクトがありますが、文字が読みにくいですね。
白地のほうがパッと目に入るかも。





で、「ステーキのどん」の親元に当たるフォルクスはと言うと…

↓京都市 ↓その他の地域


やっぱり京都市のは白ベースですね。






写真の都合上で2つ引っ付けてしまいますが、
ジョリーパスタビッグボーイ


↓京都市 ↓その他の地域
 


やっぱりベースが白に…。



お昼のランチ食べ放題でお世話になっている焼肉でん

↓京都市 ↓その他の地域


景観条例が完全施行されてからもイメージカラーの真っ赤な看板を掲げていましたが、
ようやく白い看板に架け替えられました。しかも位置もとっても低くなってしまいました(笑)。




フレンドリー

↓京都市 ↓その他の地域


黄色地より、白地のほうが目にやさしい気がしますね。




ロイヤルホストもこの通り。

↓京都市 ↓その他の地域


オレンジ色の主張がちょっとだけに…。




ジョイフルだって負けてませんよ。

↓京都市 ↓その他の地域


黄色はどこへ行ってしまったのでしょう。





ファミレスとしては珍しい和食メインの和食さとだって負けていません

↓京都市 ↓その他の地域


赤はアカンねん(古)。




京都市山科区に本社のある餃子の王将は、

↓京都市 ↓その他の地域

「王将」の文字と下地が、赤白逆転しています。





好きなものを選んで食べられる昔の定食屋さんのような形態のザ・めしや

色々と取り過ぎてレジで予想以上の金額にいつもビックリさせられます。

↓京都市 ↓その他の地域


やはり色が反転していますね。

 


続いてガソリンスタンドシリーズへ。まずはシェル石油

↓京都市 ↓その他の地域

イメージカラーの黄色の帯がとっても短いです。出光と同じ体裁ですね。




コスモ石油

↓京都市 ↓その他の地域

こちらもイメージカラーの帯が短いです。看板もエネオス同様白で縁取りされています。




エッソ・エクスプレス

↓京都市 ↓その他の地域

京都市のほうは超地味で、道を走っていても見落としてしまいそうです。




ゼネラル石油

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上のエッソより地味。色に関しては見事なまでに真っ白(笑)。



出光は、イメージカラーの赤をほとんど出していません。
とても控えめです。

↓京都市 ↓その他の地域


真ん中の出光のマークは黒に近い赤茶色です。


エネオスに吸収されてしまったJOMOは、建物が全面的にイメージカラーの濃いグリーン
(絵の具の色で言うなら「ビリジアン」ってヤツですか?なつかしいな)で統一されてるのに、
京都市内のだけは、薄いグリーンにしてあります。


僕は、京都市のに見慣れていますので、他地域の濃いグリーンのJOMOはくどく見えますね。

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JOMOの看板も緑地ではなく、シンプルな白地です。




そのエネオスのスタンドも。書き文字以外の場所は白で、シンプルですね。
看板も白で縁取りしてあります。

↓京都市 ↓その他の地域


エネオスと松屋が並んでいますが、
どちらも目立ちません(笑)。





携帯電話のauショップの看板
イメージカラーがまるでありません(笑)。

↓京都市 ↓その他の地域




旧ウィルコムと、旧イーモバイルが合体して出来たワイモバイルはこんな風になりました。

↓京都市 ↓その他の地域


濃い茶色がベースとなり、イメージカラーは全くありません。




同じく携帯ショップのボーダフォン(現・ソフトバンク)の看板。
au同様反転してます。

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ロゴマークを変更したNTTドコモもこの通り。他地域のような「ドコモショップ○○店」の部分が赤ではなく、白です。

上の旧「ボーダフォン」に体裁が似てるな(笑)。

↓京都市 ↓その他の地域

それにしても、京都市のは あっさりし過ぎやね(笑)。




低価格カジュアルウェアで名をあげたユニクロもやってくれてます。

↓京都市 ↓その他の地域







容量の都合で一旦途切れますが、まだまだ続きます。
下の「次」をクリックすると、更なる景観保護看板ワールドが新しいウィンドウで開きますよ。

 

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