幻の7速
ギアチェンジの必要なMT(マニュアル)バイクに長年乗ってきて、意識していたことがあります。
僕が乗ってきたバイク。
最初は「相棒」こと、VFR400R。
5000回転で60km/h→3速
6500回転で100km/h→6速
次に乗った「2相棒」こと、VFR800。
3500回転で60km/h→3速
4300回転で100km/h→6速
これらのバイクに乗っていたのは10代から30代と遠い昔のことなのに、
未だに回転数と速度とギアの関係は覚えています。
なぜ、って?
それは、かつてのバイクは、ギアが何速に入っているか知る術がなかったからですよ。
だから、感覚としてそれらの関係は自然に覚えたわけです。
走行中に左足でチェンジペダルを蹴り上げたり踏み込んだりと
無数に変速を繰り返していたら、何速に入っているのか分からなくなり、
6速に入っているのに気づかず更にチェンジペダルを蹴り上げて、
ありもしない 7速 に入れようとしたこと、ありますよね?
メットの内側で「チッ」と舌打ちして、ギアが変わらないまま素知らぬフリをしてクラッチを繋ぎなおして
周囲に気づかれてないか確認したこと、ありますよね?
ベテランライダーの皆さん!!(笑)
そんな時代を20年近く経験した末に、3代目のバイクとなった「2号R」は、
回転数と速度の関係を意識する必要がなくなりました。
今、何速か分かるなんて、なんと便利な世の中になったのやろう!!
長年、ニュートラルの緑のランプだけが頼りだった僕からすれば、これほど便利なものはないと思いましたね。
おかげで、「幻の7速」がようやく幻になりました(笑)。
ただ、そのギアの表示に頼るあまり、回転数と速度とギアの関係はほぼ分からなくなっちゃったけど orz
一応、7000回転で100km/h→6速だけは覚えてます…。
なぜ覚えてるかというと、この領域を境に燃費が大きく変わってしまうから…(汗)。
あ、4000回転で50km/h→5速も覚えときます。
よいこのみんなは、運転しながら写真を撮るのはやめようね!!