道なき道を行け700cc!(体験)




乗り物の中には、野山や砂浜といった道路から外れているところ、舗装されていない道…、
ダートやオフロードと呼ばれる悪路を専門に走る車両があります。


二輪でいうところのオフロードバイクやモトクロス
四輪でいうところのバギーやATV(All-Terrain Vehicle)です。

バイクの方は横に置いといて、今回は四輪のお話をしようと思います。




一般に四輪のオフロード車両(以後「ATV」)は、
50cc未満だとミニカー登録をして公道を走ることが出来るのですが
(→コラム「走れ!曲がれ!停まれ!ATV取扱説明書」)
(→コラム「ATVで行く、宮古島のんびり旅」)、

それ以上の排気量になると、基本的にナンバー取得ができないため、公道を走ることが出来ません。
たとえそこが未舗装のダートや林道だったとしても、一般道と接続している道であるならば道路交通法が適用される(とされている)ので、
やっぱり走ることが出来ません。

そういうわけで、ATVは基本的に世間から隔絶された所で細々と走る乗り物になっています。
(※悪路を走る車といえば、三菱・パジェロ(古)、トヨタ・ランドクルーザーなんて車がありますけど、
あれは専用車ではなく、あくまでも乗用車ですからね)




で、僕は乗りました、公道を走れないATVを!

場所は滋賀県の農業公園「ブルーメの丘」https://www.blumenooka.jp)にあります、荒れ地を模した特設オフロードでして、
ATVの体験乗車をさせてくれます。あ、有料です。












車両はこれです。キムコ製水冷700cc単気筒エンジン搭載、2人乗り。

どっしりとした力強そうなお姿。 「おう、おれに任せとけ」ってパワーを感じます。

ま、スポーツカーをサラブレッドと呼ぶならば、このATVはポニーかロバか道産子ってところですかね(失言)。




乗車に際し、メットの着用を求められました。
そりゃ特設コースとはいえオフロードですからね、何が起こるかわかりません。



【重要事項】
お気づきと思いますが無免許で乗れます



なんたって、ATVにナンバープレートは無いし、公道でもないのだから道交法なんてくそ食らえですよ(笑)。
ただし何かあったときは自己責任となります orz



さて、最初は僕がハンドルを握り、SHIFTさんをお供に連れて特設コースへと出ました。
1周500mのコースを2周するので、2周目はSHIFTさんと運転を交代してます。



↓おお、カッコいいやん(寒)。








ATVのハンドルはバー式で、跨り式の座席。
ダダダダッと耕運機のようなエンジン音。

まぁ、単コロ700やし、そうなるわな(笑)。




↑ハンドル回りはこんな感じ





↑大排気量の単コロなのにレッドゾーンが8000回転からって…ホンマにそこまで回るの?





↑左ハンドル側のスイッチ類は、上から

・ライトスイッチ
・キルスイッチ(→コラム「殺スイッチ」)
・セルスターター
・チョークレバー(?)





↑右ハンドル側は、上から
・赤いボタンが2駆/4駆切り替えスイッチ
・アクセルレバー(親指で押しこむと加速)





↑ATのシフトレバーと逆パターンのシフトレバー。
ギアチェンジは可能ですが、ローギア固定で走ってくださいと言われました。



何やツマラン、おれは力強くぶっ飛ばすぞー!と意気込んだのですが、
オフロード初心者の僕がドバドバ走れるはずがなく、
コブ斜面をででででっと登り、あわわわわと下るのが精一杯でした orz


特設とはいえ、オフロード舐めてました。車体が右に左に大きく傾き、速度は遅くても初心者にはスリル十分です。
速度が遅いのでハンドルが重くて切りづらい。パワステ欲しい(笑)。
もしコケても、このATVを起こす自信はありませんわ。見た目以上に重たそうやし。






あくまでも体験乗車といったものでしたが、道なき道を行く乗り物の力強さを体で受け止めることができました。
だけど、もっとガンガン走ってみたいなぁ。せっかくの700ccがポニーの散歩みたいになってるんやもん(笑)。


------


あ、ATVと全然関係ありませんが、ブルーメの丘では動物たちとふれ合うことが出来、





ミニブタがいたり、





子羊がいたり、





カピバラが寝てたり、





カンガルーが色っぽい姿勢だったり、





羊が丸刈りにされてたりと、

楽しいポイントがいっぱいありますので、ぜひ遊びに行ってくださいな(宣伝)。



もう一度リンクを張っておこう→ 「ブルーメの丘」 (https://www.blumenooka.jp