爆走自転車に忍び寄るペナルティ




前回のコラム(→「未来型・小型電動モビリティの行方」)で載せました新聞記事。
一部モザイクをかけていました。







前回のコラムの本筋とは異なる内容で、しかもその部分だけを単独で扱いたかったので隠したわけですが、
そのベールを取り去ります。


それがこれや!!




最近の自転車の運転の雑さに公安が業を煮やしたかどうかは分かりませんが、
車やバイクでの軽微な交通違反時に交付される青キップのような仕組みを、自転車にも取り入れようというのです!


現在の自転車の交通違反には、いわゆる一発免停に当たる交通切符(赤キップ)が交付されますが、
新聞記事のもあるように、事実上、体をなしてなかったんですね。
(→コラム「原動機無自転車に潜むワナ」)


そこで、自転車の交通違反もわかりやすい形で罰しようというわけです。



運転免許を取得できるのは16歳。
その年齢なら善悪の判断がついているはずですから、交通違反が何たるかが分かりません!!…は通りませんけど、
新聞記事にもあるように幼い子どもが乗る自転車についてはどうする気なんでしょう。

刑事罰を問えない14歳未満の子どもなら、賠償責任と同様に親が責任を取るんですかねぇ。



…というか、この制度、
雑な自転車運転の代名詞になってしまっている、飲食物の宅配サービスの人たちへのものと思いたいです。
漕ぎながらスマホは触るわ、ナビ見て前見てないわ、信号無視や一時不停止、車道の斜め横断に逆走、何でもアリですやん。
(→コラム「自転車KIKEN-Riding14ヶ条」)

で、ウーバーやDiDiなどのサービス事業主は宅配達員を個人事業主として扱って、その勝手さには我関せずと放置プレイ。
そりゃないですわ。



僕は運転免許で飯食ってる身ですので、あの爆走自転車と対峙するのが怖いんですよ〜。
だから、これで自転車のマナーが良くなればいいんですが…。


ま、「金取られるから交通ルールを守る」ってのも、おかしな話なんですけどねぇ。



って言うか、この制度、国庫に入る反則金収入が目的やったりして (゚Д゚# )




記事引用:京都新聞 2021年4月21日付朝刊