スズキ公認? 「世界最速」列車




バイク乗りたちから「聖地」と崇められている鉄道の駅があります。

その名は、若桜鉄道(わかさてつどう)「隼駅」
そう、スズキが誇る「世界最速」の名を欲しいがままにしたバイク、GSX1300Rハヤブサが駅名になっています。



…大ウソです。



駅が先にあり、バイクが後から出来ました(笑)。

この地の地名が隼だったから、隼駅なだけで、それ以上の理由はありません。


のどかな風景が広がる中に、さりげなくたたずんでいる駅です。
知ってる人は知ってますが、毎年8月の第一日曜「隼駅まつり」が開催され、
全国各地からハヤブサ乗りが集います。


しかしまぁ、猛暑日まみれのさなかに よくやるなぁ。
おれが隼のオーナーやったら参加しない、いや、出来ない。
道中で熱中症になって倒れるから orz



この駅については2009(平成21)年にコラムで取り上げていますので、詳しくはそちらをどうぞ。
(→「スズキ公認?『世界最速』駅」)


そして、2018(平成30)年にオフ会でも訪れて、そこで僕の本当の体重が晒されています orz
(→「合計排気量2305cc (+3990cc) 2日目(蒜山)」)




このコラムを書くために、何年振りかわからないほど久しぶりに若桜鉄道のウェブサイト(←外部リンク)を開いたら、
リニューアルされて、めっちゃ上等なサイトに生まれ変わってるやん。

以前はプロバイダーのレンタルHPスペースを使用した、手作り感満載のサイトやったのに、
いまでは専用ドメインまで取得して、いろいろと充実してるがな。

そして、充実しているのはウェブサイトだけではありませんでした。
車両も駅舎の一部もグレードアップしてるやん!!




2009年夏に、悪友「脇(仮名)」と若桜鉄道に乗りに行った時は、
経営が傾いて鉄道が存亡の危機にあったんですよ。

当時、ここを目的地に選んだ「脇」が、
「鉄道がなくなる前に乗っておきたかったから」と言い放ったくらいですから(笑)。
目に見えて分かるほど、ヤル気なかったんですもん。




それが復活したのは、
間違いなく、2008年に紙面上で勝手に「隼駅にハヤブサ乗り集まれ!」と告知した
バイク誌「Mr.Bike」のおかげ
です。
その雑誌が、その2年後に休刊になってしまったのは実に惜しい(→コラム「Mr.Bikeの35年」)




その鉄道車両が京都へ遠征してきたというニュースが飛び込んできました!







こんなにも立派なラッピング車両があったのは知りませんでした。
2018年のオフ会の時には既にデビューしてたんやん。


↓あの時、隼駅に入線した列車は錆の回った老朽車両(本音)やったのに!




おれたちにはエエもんは隠してたんやなッ!


それも、鉄道博物館なのに、ハヤブサ(バイク)も一緒に展示されるとは!
鉄道博物館太っ腹! スズキも太っ腹!!



展示終了まであと5日!(コラム公開日時点) 見に行く暇がつくれるか?!




記事引用:京都新聞 2022年7月7日付朝刊