合計排気量2305cc(+3990cc)

49のソコヂカラ・第29回オフ会ご報告 【2日目】




1泊2日の大旅行となった今回のオフ会。
ここでは2日目の模様をお伝えします。

1日目のドタバタはこちらからどうぞ


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#8 計画倒れのミステリー



2018年10月14日、日曜日。晴れ。


朝6時15分。目覚ましとともに起床。もっと寝てたいよ〜。



普段、畳に布団を敷いて寝てる僕は、ビジネスホテルお得意のスプリングがタップリ入ったベッドでは
寝返りを打つたびに体がフワンフワン揺れるので、しっかりと眠れないんですよ。
本気で床のじゅうたんの上で掛け布団をかぶって寝てやろうと思ったほどです。

その上に、就寝が遅かったため、寝不足気味。
別に好きで寝るのが遅くなったのではないんですよ。

確かに、前夜の宴会のあと、ホテルの大浴場にあった高級マッサージ機が無料だったので
座っていたら気持ちよくなってうたた寝してしまい、
前夜のうちにオフ会の主催者としての仕事も片付けておかなきゃならないなど、なにかと忙しかったんです。



で、オフ会2日目。


バスツアーでよくある「ミステリーツアー」をオマージュした「ミステリーツーリング」の予定をしていました。
僕が企んでいたルートは、丹波高地を走りぬけ、篠山の黒枝豆を買いに行く…という、なんのヒネリもないモノでした。
これがミステリー小説だったら、冒頭で犯人やトリックが読者にバレて、直木賞候補どころか、
小学生の夏休みの宿題のあらすじだらけの読書感想文の方がマシ orz …というほど単純なプランだったんですわ。今思えば。

それもこれも、篠山で黒枝豆という縛りがあったからです。


それさえなければ…。


が、意外な人物から意外な発言が飛び出したんです。



saku 「僕は黒枝豆は いらないんですよ」



耳を疑いました。黒枝豆が、い・ら・な・い・だ・と?!!


toono 「テロだ!!」


sakuさん、貴方、そんなキャラと違ったでしょ。主催者に楯突くだなんて。
人当たりのよい表情で爽やかにツーリングのメインイベントを断るなど、なんたる暴挙!
これが例の独裁国家やったら、今頃どうなってるか分かりませんよ……(-_-x)


まぁ、僕の自信作の「最新式ナビ」を



saku 「これ好きですよ」



と褒めてくれましたので、恩赦を発布して暴言は不問に処す (σ ̄ー ̄)σ



僕の立てた「ミステリー」プランが、
爆破された高層ビルのようにぐわらぐわらと崩れ去り更地になってしまいました orz

どうしよう。



僕がオフ会を滞りなく進められるのは、事前に立てた計画通りに行動しているからこそなんです。
ま、だから前日は強引に計画通りに進めて佳多奈さんを泣かせたわけですが(汗)。


その前提がなくなってしまっては…。
計画を変えますか?の声が耳に入ってきますが僕の心は上の空。


考える時間が必要でした。



そして僕が出した結論は、当初の計画通りに走るというものでした。
意外そうな表情をする参加者達。



toono 「計画を変えて、大山(だいせん)に行こうと言うと思いましたよ」



ああ、そうやったん?僕には機転をきかす能力なんて無いねん。


大山とは鳥取県の西端に位置する、中国地方で最も高い山です。
しかも独立峰なので、見応えはあります。

ただ、そこまでのルートは、ほぼ高速のようなR9バイパス一本になりつまらないし、帰路もかなり遠くなってしまう。
それに、大山に登るわけではなく、ふもとから見て美しいなぁ〜、で終わってしまいますよ。



それやったら、走りごたえのあるところへ行ったほうが楽しいんじゃないかな。

蒜山高原(ひるぜんこうげん)はどうやろ?



岡山県と鳥取県の境に位置する岡山県の高原で、大山よりは近い(はず)やし、
山間部のワインディングロードを楽しめます。

しかも僕がバイクで走ったことがある道のりですので安全は保証できます。
そのうえに、うまい具合に「ミステリー」ルートの一部も組み込めるがな。万事OK。

こうして、2日目のツーリングはスタートしたのでした。



#9 砂場訪問



朝8時にチェックアウト。いい天気で、今日もツーリング日和です。


まずは鳥取の代表的な観光地へ向かうことにしました。
知事が「砂場」と呼んでいる鳥取砂丘です。
出発して数kmの距離ですので、9時前には到着。この時間なのにそれなりに観光客がお越しでした。
眺めていると、人々が「砂場」を縦断し、海のほうへ向かっていったり、戻ってきていたり。



カッツン 「前日に雨が降ったのに、砂がさらさらですね」



海水浴場にありがちなザラッとした砂ではなく、
コーヒーに入れるグラニュー糖の上を歩いているような感触です。歩いたことありませんが。

靴を履いたまま歩くと足が取られそうです。
それで砂丘入口に「ご利用ください」とクロックスが置いてあったんやな。
近くにいたカップルは靴を脱いで裸足で歩くようです。
そのほうが歩きやすいでしょうね。







写真では遠近感が全くでてませんね。砂ばっかりやし(笑)。
砂丘は、僕たちのいる場所(入口)から奥に向かってなだらかに下っていて、
先にはこんもりとした高低差30mくらいはあるんじゃないかという急峻な丘陵があり、
その先に、何かあるように期待させますが、



saku 「ショボいビーチがあるだけ」



なんです。僕もかつて歩いたことがありますので知ってます。確かにショボいです(笑)。
京都の天橋立もそうですけど、鳥取砂丘の海岸も海水浴場なんですよ。
観光地なのか何なのかよく分かりません!


僕たちの背後には巨大な水たまりと緑が少し見えて小汚いオアシスみたいになってます。
本物の砂漠は緑化したほうがいいかもしれませんが、「砂場」が緑化すると観光客が来なくなりますよ(笑)。

丘陵を登っている人たちを見た



toono 「砂丘 『十種競技』 をしたい。坂で落としあいとか」



それ、面白いやろうなぁ。童心に返ってムキになって押し合いして坂をゴロンゴロン転がってそうや(笑)。



その丘陵まで行って帰ってくるだけで1時間はかかってしまいそうですし、最も薄着の僕なのに早くも汗ばんでいます。
ここで遊んでしまうと、昨日同様に終盤で時間に終われて走る羽目になりますし、トラウトさんのことも考慮して先に進むことにしました。


トラウトさんは動物園が好きで、ここまで来たなら姫路セントラルパークに行きたいと申告されていたんです。


お昼には姫路に着きたいとのことでしたので、これにてお別れとなります。





鳥取道の鳥取IC付近まで一緒に行き、彼は一人 高速へと姿を消しました。
遠くから来てくれてありがとう!どうぞ気をつけて走ってね〜! (* ^ー゚)ノ


こうして、オフ会メンバーは4人になりました。


オフ会よりも動物が優先か…。そういや、前の伊勢神宮のときもそうやったな… (-_-;)ゞ



#9 バイク乗りの聖地へ



鳥取市→【R29】→若桜町



国道を南下し、市街地を抜けるとのどかな風景が広がります。
この先が目的地を伏せている「ミステリー」のひとつでした。



えーと、このあたりのはずなんやけど、どこやったかな〜?
のどかな道のりのため、目印らしきものがなく、タンクに貼り付けた地図をチラチラ見ながら走りますが、
あっ!今の道を右やった!案内標識が小さくて見落としてしまった。

しばらく行き越してから停まり、事情を説明すると、



toono 「『隼駅』でしょ」



ちっ、バレたか。リサーチ不足で通り過ぎた僕が悪い(素直)。

Uターンして今度は案内標識を見落とすことなく、目的地に着けました。



そうです、コラムにもしています、若桜鉄道(わかさてつどう)隼駅(はやぶさえき)を訪れたかったのでした。




詳しくはコラムを参照してもらうことにして(→「スズキ公認?『世界最速』駅」)
その駅名から、スズキのスーパーバイク、「GSX1300隼」の聖地としてハヤブサ乗りが集う駅なんです。



駅前にはハヤブサが停まっていました。やっぱり絵になりますね〜。








駅舎は初めて訪れた10年前からちっとも変わってませんが、
聖地化してからと言うもの、誰もいなく閉ざされていた駅の執務室にグッズを売るコーナーが出来ましたし、
いつの間にか文化財指定も受けてますし、駅周辺が少し整備されてトイレがきれいになったりしてます。
ハヤブサ効果は絶大なようです。



駅舎の前にある懐かしの郵便ポストを見て、

カッツン 「このポストに手紙投函したらすぐに届きそう」




なんたって『世界最速』やからね(笑)。



駅は有名になりましたが、列車の運行は相変わらずで1時間に1本程度。
…の列車が隼駅に入って来ました。おお、ラッキー♪








乗客がぞろぞろと降りてきます。多くは親子連れでした。
長年 廃線の危機に瀕している超ローカル線に似合わない乗客数!
おかげで停車時間がやたら長い。一両編成の列車にどんなけ乗ってんねん。


これが大阪環状線の過密ダイヤやったら、
乗降中でも「次の列車をご利用くださ〜い」のアナウンスとともにドアをプッシュ〜と強引に閉めて出発しそうですが、
そこはさすが若桜鉄道。チビッコたちが喜んで降りるのをじっと待っています。
このあとのダイヤが乱れようが全然気にしてません(笑)。



ほぼ満員からほぼ空になった列車は、チビッコたちに紛れて降車したカメラ小僧達のファンサービスに応えるかのように
ディーゼル音を響かせながら、ゆっくりと発車していきました。


チビッコ集団は、どうやら近くの隼小学校で開催されているイベントに来たようです。



引率している先生らしき男性が、「クレヨンしんちゃん」に出てくる幼稚園の
浅黒くイカつい顔した組長先生(園長)にそっくり。




声もなんとなく雰囲気を出していて、目を合わしたらアカンと思いながらも僕たち4人揃って見とれてしまいましたわ。
そっくりって言うか そのまんまねんもん(笑)。



組長先生を筆頭にした一団が駅前から姿を消すと、再び隼駅にはのどかな空気が戻ってきました。





ホームには古そうな体重計が。



toono 「えいまるさん、体重量ってくださいよ。目盛り150kgまでありますから大丈夫ですよ」



これで針が一周するようやったら大問題やろ。乗ったるわい。

チョコン(座)。







toono 「(HPの)自己紹介の体重、本当だったんだ」



うううう(涙)、普段より重いやん。
きっと、朝ごはんのバイキングを欲張って食べ過ぎたせいに違いない! orz




#10 蒜山への長い長い道のり




さて、隼駅でひとしきり遊んだオフ会ご一行様は、蒜山高原を目指すべく西へと走り始めました。

この先 携帯の電波も不安定な山深い地域に入り、蒜山まで諸施設が一切ありませんので、



toono 「途中で止まることがなくて良いんじゃないですか」



そういうことです。距離もありますのでガッツリ走れますよ。
地図で見たところ、ざっと50kmくらいかな。順調に走れば1時間あまりでしょう。



鳥取県若桜町→【R482】→岡山県鏡野町→≪恩原高原≫→
→【R179】→鳥取県三朝町→【R482】→岡山県真庭市→≪津黒高原≫→
→【R313】→【R482】→蒜山高原




鳥取県と岡山県の県境を走りながら西へと向かいます。
交通量は皆無。そして適度なコーナーが続き、いいペースで走れます。






オフ会での走行は、集団のコンパクト化と、後方の確認をしやすいように、
基本的に2列で互い違いに隊列を組む「千鳥隊形」を指示
しています。


他に車両が走っていないこの道ではその必要もなく、バイクの走りを堪能して欲しいので、
千鳥隊列を解き、1列で走るように指示を出しました。


蒜山に着くまででやり過ごしたのは、追いついてきた速いバイク1台だけ。
それくらい誰も走ってないマイナールートです。



なのに、律儀に千鳥のポジションをキープしている人がいる!



僕の直後を走るsakuさん、貴方です。ピースしてる場合じゃないですよ。






しかも、僕に遅れを取るまいと必死なのか、ミラーに映らない距離にまで車間を詰めてくれていたんです。


車線のやや右寄りを走る僕の左後方にsakuさんがいるため、
左コーナーでイン側に寄りたくてもsakuさんと交錯する恐れがあるためイン側に入れず
アウト側に膨らんで大回りでコーナリングせざるを得ず、アウト側に入ってきた対向車とニアミスしそうになりましたわ (゚Д゚;)

こういうときは、車間をしっかり開けて慌てず自分の走りをすればOKですよ。



実際、最後尾のtoonoさんは、最初の鳥取→岡山県境のかなり急坂でタイトな辰巳峠で姿が見えなくなったので、
一瞬、まさか?!と思いました。

が、今までの経験から、そんなはずがないなと気にしないことに。
やはり、コーナリングを楽しみたいからと相当距離を開けていたそうです(笑)。


そして、僕とsakuさんの車間距離の近さが後に面倒な事態を引き起こすなど、このときは考えもせず…。




↑この区間で唯一の交通量のある地点。右に曲がると、また山あいのひなびた道でした。




峠道と高原のゆったりした道を繰り返しながら進みます。

峠道は総じて急坂で、高速ギアではトルク不足で失速してしまい、
何度減速チェンジをしてエンジンをブン回して再加速したことか。
でも、そういうメリハリある走りが出来るのが、小排気量のバイクの楽しいところでもあるんですけどね。



途中、一度 小休止をした際、


カッツン 「『人形峠』のほうへ走るんですよね?」


と言われたことが脳裏にこびりついてしまい、その先の案内標識で「←人形峠」と書かれていたのに過剰反応して、
国道をそれて左に曲がってしまいました。曲がらなくて良かったのに。



その道は国道の旧道で、落ち葉が積もり走りにくく、急なコーナー続きの峠道で、先頭を走りながら冷や汗かいてましたわ。
エラい道に誘導してしまった(汗)。

曲がらずそのまま国道を走っていれば2kmほどのトンネルで峠をパスできたものを、だいぶん遠回りしてしまった m(_ _)m
途中、道の隅っこでごそごそ動く茶色い物体に目を凝らすと、イノシシやったし(怖)。



ようやく蒜山高原に到着。
適当な停まる場所が見つからず、思わずスーパーの駐車場に入ってしまったのはご愛嬌(笑)。


スーパーに置いてあった地図によると、道の駅「風の家」がすぐ近くにあるので行ってみました。

バイクを停めると、そそくさとトイレに消えるオフ会ご一行様。
隼駅からここまで2時間もかかり、途中、休憩らしい休憩をしてませんでしたのでね。膀胱も黄信号になるわな(謝)。


それにしても、距離の割に時間がかかったなぁ、と距離を計算しなおすと、
実際には50kmどころか83kmもありました。ミステリーが迷走になってるやん orz
併せて、僕の見込みは全くアテにならないことも判明(汗)。




#11 想定外の昼ごはん




お昼を過ぎ、お腹も空きました。どこでご飯にしようか、と事前に話をしてまして。
B級グルメで王座を獲得している「蒜山焼きそば」もエエかも〜なんて思っていたら、



saku 「蒜山にはジンギスカン食べ放題の店があるんですよ」



なにッ、食べ放題?!!
三度の食事が何よりも好き♪で 大喰らいの僕が過剰に反応。
しかも、蒜山高原に来るのは3度目なのに、そういうものがあるとは今まで知らなかった僕。

ちなみに、ここでいうジンギスカンとは歌の名前(古)ではなく、羊の肉(マトン/ラム)の焼肉です。
羊の肉は味に少々癖がありますので好き嫌いが出るのですが、4人ともOKでしたので、sakuさんの誘導でその店を目指しました。



蒜山高原はバイクだらけ。
中国地方最大のツーリングのメッカか?!かと思うほどに、バイクがうじゃうじゃいます。
彼らは米子道で来られてるんでしょう。4〜5km先に蒜山ICがありますからね。
それ以外のアクセス道は、僕のような下道愛好家でなければ走らないようなマニアックで遠回りなルートばかりですわ(笑)。



で、問題の店は「ひるぜん大将」



ジンギスカン食べ放題なのに、看板には牛の絵が描いてあるのはどうしてなのか。



尋常ではない混雑ぶりでした。こりゃアカンかなと諦めかけていたら、一斉に客が立ち、席が空きまして。
どうやら、ツーリングのご一行様が団体で入店していたようで、僕たちはじきに店内に入ることが出来ました。
それと入れ代わりに高原に響き渡る大音量のエンジンサウンド。やかましいったらありゃしない。



店内は四ツ脚テーブルがズラーッと並んでいて、各々が焼きまくっています。
一般的な焼肉屋だと、服や体にニオイが付きにくいように煙の流れを制御する換気システムがなされていますが、ここにはそんなものありません。
煙がもうもうと立ち込め、脂も飛び散り放題。店内もなんだか脂ぎっています。



そんな店内を避け、僕たちは屋外でいただきます♪



ジンギスカンだけでなく、
牛肉や豚肉、海老やソーセージ、焼き野菜、
なぜかマル●ンのハンバーグみたいなものまであり、
ご飯まで含めて全てバイキング形式で食べ放題。それでお一人様2400円。安っ!



さぁ、食べようぜ〜♪♪



↑sakuさんが豪快に食材を取ってきてます(笑)。





僕のご飯だけ特盛りになってません?(-_-;)
そりゃ僕は職場で「ダイソン」とか「残飯処理係」などと呼ばれてますけど、もうちょっと加減してくれませんかねぇ…(-_-x)



ジンギスカンは淡白ですので、ナンボでも食べられます。
気持ち良いほどに食が進み、焼いても焼いても箸が伸びてきます。
何度も肉のお代わりをしに行きましたよ。ああおいしい、ああタマラン (´∇`)


焼き始めたら、店内のお客さん同様にジンギスカンの脂が煙状に立ち上り、
風下のtoonoさんに全て降りかかり
ます(笑)。


食器やガラスのコップも脂まみれでギトギト。荷物は全部風上に隠しました。
食べてる写真がないのも、カメラが脂まみれになるので取り出せなかったんですよ。こんなに激しい焼肉、久しぶりやわ。
僕の顔も脂でコーティングされてました(笑)。



ああ、お腹いっぱい。満足満足。
オフ会がこんな風になるなんて思いもしませんでした。
気心が知れた少数メンバーだからこそ出来たのかもしれませんが、こういう予定にない脱線もアリですね。

この手の企画は次回以降に生かしたいですね。盛り上がること間違いなしですよ。



時間は14時半。もっと遊びたいところですがそろそろ帰路につかなくては。
午前中に十分走りましたので、帰りは高速でピューッとワープしましょう。




#12 車間距離が…




オフ会ご一行様は、僕を先頭に、sakuさん、カッツンさん、toonoさんの順番で蒜山ICへと向かいました。
4台ともETCがついてますので、入口料金所もスムーズに通過…


ピンポーン!!!


僕が料金所を通った直後、非常に大きな音が周囲に響き渡りました。

今の音、何や?



ミラーで後方を確認すると、カッツンさんとtoonoさんが料金所を通り過ぎたところで停まってるやん。
どうかしたん?

僕とsakuさんは先のほうに進んでましたが、その位置でバイクを停めて、後続の車に注意を払いながら2人のもとへ駆け寄ります。
そこへ、ICの女性係員が急ぎ足でやって来ました。



係員 「ETCの読み取りエラーです」



えっ、誰がエラーなん? もしかして…。



係員 「2番目に通られた方のETCが読み取れていません」



…sakuさん、やってしまいましたね。


そう、蒜山に向かう道のりで、sakuさんが僕との車間距離を詰めていたことを書きましたが、
その後もやっぱり車間距離を広げていただけず、そのせいでETCの無線通信に失敗したのです (ノ∀`)アチャー


もう一人女性係員がやって来て、事情を聞くと、
更にtoonoさんもエラーになっていると分かり、てんやわんやになっています。

その確認にだいぶん時間を取られてしまいました orz
この2人には通行券が手渡され、出口料金所で係員のいる一般レーンで通行券とETCカードを手渡して清算するように言われてました。

便利なETCが何の意味もなくなってますがな(汗)。
バイク集団の通行時には気をつけないといけませんね。




#13 それぞれの帰路へ




岡山県真庭市→蒜山IC→【米子道】→落合JCT→【中国道】→
→神戸JCT→【新名神】→高槻JCT→【名神】→
 それぞれの帰路へ




蒜山ICを入ってすぐにある蒜山SAに入りました。ここもバイクで溢れかえっています。
やはりこのへんのツーリングは高速で移動が基本なのかも。


SAの駐輪スペースは、せいぜい5台停めるのがやっとの状態。
集団ツーリングでは停めるのに難儀するんですよね。だからといって車のスペースに停めたら嫌がられるし。
おかげで、バイク乗りはSAの隅っこのほうの邪魔にならない場所に追いやられてます。
そういう扱われ方には慣れてるけど、やっぱり悲しいなぁ。



とりあえずガソリン入れとかなきゃ。ってレギュラーが175円/L!!高すぎるー!!
鳥取市内で給油したときは151円やったのに!(涙)そんなに足元を見んでもエエやん〜 。゜(゚´Д`゚)゜。



給油だけ済ませて出発です。この先 中国道との交点、落合JCTまでの30kmほど ずーっと下り坂。
周囲に何もない高原地帯を貫く高速ですし、下りながらの景色は晴天なこともあってなかなかいいものです。



落合JCTsakuさんは中国道を下関方面へと向かい、反対の神戸方面に向かう僕たちとお別れになります。
走りながら、道が二股に分かれて離れて見えなくなるまで手を振り続けました。
ありがとう!CBRも時間作って乗ってあげてね〜! (*′ω`(*′ω`(*′ω`)ノ゙




3台となったオフ会ご一行様。
中国道の上りはガラガラ
そこまで急ぐこともないので、米子道からランデブーしているトラックを抜くことなく90km/hで走行。



勝央SAで休憩に入ると、主催者にクレームがつけられました。



カッツン 「燃費が28km/Lまで伸びましたよ。高速ではいつも3桁」
toono 「100km/hくらいがエンジンの振動が一番キツくて辛い」



キーッ!(叫) 何を言い出すかと思えば〜!
前日は「ペース速いですね」と言っていたのに、意見が正反対になってるではないか!



正直なところ、高速を走るのは生理的に好きではないんですわ。
僕が下道愛好家やし(→コラム「下道愛好家の抵抗」)、下品な走りの車が涌いてきて目障りで、いちいち気が立ってしまうし。

バイクが250ccの「2号R」になってからというもの、渋々走る高速でも3桁に乗ることがほとんどなくなりました。
自分のペースで走りたいねん。



とは言うものの、参加者のリクエストに応えるのも主催者の務め。
出血大サービスで110km/hまで上げることにしました。中国道は制限80km/hねんけど(汗)。
そしたら周囲の車が遅くて、何度も何度も追い越し車線に出て走ることに。

こうなると、走りなれてる2人とは言えども、ちゃんとついて来てくれてるかどうかが気になって、余計な神経を使ってしまい、
やっぱり疲れました( ´ー`)フゥー...



加西SAで休憩したときも、ガソリンスタンドの隅っこで数十台のバイクの大集団がタムロしてました。
コチラは普通の休憩ではなく、参加者のバイクの1台のタイヤがペッタンコ。どうやら救援待ちしていた模様です。



その後の本線上で、その集団が思い切りオフ会ご一行様をブチ抜いてってくれましたわ。
こらー、パンク集団飛ばしすぎやどー!



toono 「パンクの分、時間取り戻してるんでしょ」



ツーリングは余暇の活動なのに、そんな急かんでも。
遅れたら遅れたままでエエんと違うのかなぁ。



神戸JCTで新名神へコンバート。最近開通したこの区間は初めて走ります。
いや〜すごく直線でした。昔に建設された高速のように地形を考慮なんてものは全くなく、見事なまでに一直線。
山を貫き、谷に橋を掛け、猪突猛進型道路でした。

新規で出来た高速の割に車線の幅が狭く、都市高速のような雰囲気を醸し出していましたが、
おかげで中国道の慢性渋滞地点の宝塚西トンネルを通らずに済みましたので◎としておきますよ。



宝塚SAで最後の休憩。17時半となり日が暮れてきました。
いつもの下道ツーリングだと、この状況になると焦りが出るのですが、
今は渋滞していない高速を走るだけのため、時間が読めますので気分の重さはなかったですね。



そして、名神に接続。京都東ICで僕が高速を降り、これにてオフ会主催者の任を解かれました。
18時半に帰宅。2日目の走行距離は396kmトータルで656kmになりました。


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オフ会のあとは、主催者として張っていた気が抜けてクタクタになるのですが、
このときは充実した2日間を無事に終えられ、心地よい疲れでした。

泊まりで走ればこんなにもツーリングの世界が広がるんですね。
オフ会では初めてとなる鳥取県と岡山県に足を踏み入れられましたし。

それぞれが都合をつけてくださり、様々な形でオフ会の時間を共有できたことは嬉しいの一言に尽きます。

黒枝豆が手に入らないからとフテ腐れて中止にしなくてよかった!






ありがとうございました。


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帰路の途中、toonoさんとトラウトさんが滋賀県内の新名神・土山SAで再会したとのこと。
偶然の一致…いや、以心伝心ですかね(笑)。