走ってきました、
「『昨夏はツーリング主催者が熱中症でダウンしてゴメンナサイ』
お詫びツーリング」
丹後松島にて、カッツンさん(左)と、えいまる | 経ヶ岬駐車場にて、「2相棒」(左)、RS125 |
僕がツーリング中に熱中症になるという前代未聞の粗相で未完結になってしまった、
昨年、2011(平成23)年8月8日に行った「天橋立・炎の架け橋ツーリング」。
僕の中で未完結というのがずっと頭の中にあり、
いつか当初計画していたルートを皆で走りなおして完結させたいと思っていました。
そして、9ヶ月のときを経て再度行おう募集をかけたわけですが…。
待てど暮らせど参加者は1名のまま。
募集が急なこともあったので、仕方がない面もありました。
だからといって延期とか企画をボツにする気など毛頭なく、予定通り1泊2日で走ってきました。
カッツンさん(RS125)と僕(「2相棒」)の2人で(笑)。そして終盤には僕のファンの追っかけが(笑)。
感想ですか?
僕は、久しく忘れていた…、バイク乗りとしての僕を取り戻していました。
ちょっとだけ見せます、
2012(平成24)年5月19〜20日の2日間を。
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まず、オフ会の計画で僕が頭を痛めていたのは、
いつもマス(集団)ツーリングのため、なにかと行動が制約される点です。
あそこに行きたいのに、とか、こんなことしたいのにとか…。今まで幾つも諦めました。
それが今回は僕を入れても2人なので融通利きまくり。
初日(19日)は、事前の計画よりもうんと早く、昼前に天橋立付近に着いてしまったんです。
2人っきりの威力(?)を早速発揮。
この日の目的は丹後半島の一周だけでしたので時間が余ってしまいそう。
ならばもっと遠くに行きたいと欲が出ちゃいました(笑)。
西隣の兵庫県豊岡市を越えて、香美町(かみちょう)にある、
100年近い歴史を持つ鉄橋(第6回オフ会を参照されたし)から無粋なコンクリート橋に架けかわってしまった
「余部橋りょう」を見に行くことにし、
とりあえず豊岡市まで行きました。
が、ツーリングマップルで距離を計算すると、ここから余部橋りょうまでの往復で60km、2時間。
やっぱり時間が足らんわ〜ということで、
豊岡市で昼ごはんだけ食べてすぐに丹後半島へ引き返しました。無駄走り万歳!(笑)
丹後半島の西の端、久美浜町から半島を時計回りに回り始めたのは14時ころ。
普段の日帰りツーリングなら帰路につかなきゃいけない時間ですが、
今晩は半島の中央部分の街で宿泊なので余裕ですわ。
久美浜湾を一周。
湾岸には周囲とは明らかな場違いさを放つ、完成間近で放置されて廃墟と化した12階建ての巨大なリゾートマンションが。
R178沿いに立つ東経135度の錆びた記念碑をうっかり通過(しかも方向も逆やったし) orz
歩くとキュッキュッと音がする「鳴き砂」で有名な琴引浜はバイクの駐輪に500円も取られるので、やっぱりパス(笑)。
でも、あとから思えば
自称・えいまる財閥の御曹司の僕がバイク2台分くらいの駐輪料金をケチったことを後悔してます orz
道の駅 てんきてんき丹後の休憩スペースに設置されていた、
今回のツーリング唯一触れられたハイテク機器(準死語)であるiPadはバッテリー切れで使えず。充電しとけよorz
丹後松島は、丹後半島の数ある名勝の中で最も美しいと思いますよ。
経ヶ岬は丹後半島の数ある名勝の中で2番目くらいにガッカリするポイント(笑)。
伊根町の舟屋は田舎の漁港町の風情が強く残っていました。
それらを見下ろす道の駅に17時過ぎに着いたら、営業は17時までで建物の中に入れず、
それどころか関係者もいませんでした orz 片付けるの早すぎやど〜!
宿は「炎の架け橋ツーリング」でも予約していた、京丹後市峰山町の「シティーホテル峰山」(※外部リンク)。
1泊+バイキング形式の朝食つきで5040円ですが、
電話予約の際にJAF会員と申告していれば5%の割引があることを着いてから知りました orz
晩ご飯は、昨年の「炎の架け橋(以下略)」のときに行きたいとチェックをしていた
ハンバーグレストラン「Bigマンマ」へ。
ちょっとお値段が張りましたが店の名に恥じないおいしさで、2人とも年甲斐もなく食後のスイーツまで平らげました(笑)。
翌日・2日目は金沢市からスーパーカブ50改88ccの「モハ61201」さんと
滋賀県最北端の道の駅で落ち合う算段。
昼下がりに着く予定と伺っていましたので、そこまで100km以上走るにしても時間に十分余裕のある僕たちはのんびりです。
丹後半島から若狭湾を東へ。
KTR(北近畿タンゴ鉄道)が由良川を渡る、素朴な絶景(?)ポイント「由良川橋りょう」に着き、
PHSで列車の運行を調べると、1時間に2本しか走っていないローカル線にもかかわらず2分後に列車が来るラッキーさ。
じきに近くの踏切の音が聞こえてきました。
そして、ゆったりとした流れの由良川を渡る1両編成のディーゼルカーが奏でるレールの調べ。
カタンカタン……カタンカタン……カタンカタン……カタンカタン……
やさしい音が耳の奥にずっと響きつづけてます。
カッツンさんに舞鶴市でどこか行きたいところは?とリクエストを募ったところ、即答で
「自衛隊」と。
興味はあるけれど中に入ったことがない彼。
海上自衛隊舞鶴地方隊は週末は艦船等の一般公開をしていまして、ごく普通に入れます(笑)。
実は僕も舞鶴地方隊にお邪魔するのは約10年ぶり。 でも中はちっとも変わってなく、 周辺で案内などをしているセーラー服の自衛官たちもかつて同様、 ゆるい雰囲気のままでした(笑)。 みんなで船体のペンキ塗りをやってましたし(汗)。 船の手入れ具合でよその部隊に「どうや、おれンところの船はキレイやろ」と 自慢したりするんだとおっしゃってました(笑)。 |
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僕が自衛官のお兄さんと喋ってる様子を、 カッツンさんは「○○○のトップ会談」と揶揄してました(-_-;)。 何を言う。 自衛官の仕事っぷりを英語で justice と表現するなら、 おれのは英語でアウトローやないか orz |
そんなして遊んでいる間に、モハ61201さんはせっせと歩みを進めていて、
10時前の時点で福井県敦賀市付近とBBSに書き込みアリ。
ちょっと!!集合場所まであと1時間の距離やん。どこが昼下がりに到着やのん?!
僕たちは少しでも長く走りたかったので、小浜市→敦賀市→マキノと遠回りをする予定でいましたが、
30kmほど近い最短ルートの小浜市→滋賀県高島市今津→マキノに変更。
無事12時半に滋賀県高島市マキノの「道の駅・マキノ追坂峠」でモハ61201さんと出逢うことが出来ました。
それでも1時間ほど待たせてしまいましたが。
金沢から160km(でしたっけ?)の行程を4時間で。
わざわざ僕たちに会うために来てくださるなんて感謝感激ですわ、いや大げさでなく。
彼も僕のHPを研究(?)されてるなと思わせる発言が飛び出したり。
そんなに真剣に読むもんじゃないですよ、「49のソコヂカラ」は(苦笑)。
一緒に走りたいということでしたので、R303→R8で湖東へ抜け湖岸道路へ。
長浜市の長浜城前まで3人で走りました。
排気量が小さいので迷惑かけるかもと遠慮がちにされてましたが、上り坂でも僕たちに普通についてきてましたやん。
さすが88cc、さすが4速仕様ですね。
名残惜しいですが、モハ61201さんがこれ以上一緒に南下してしまうと、いつ帰宅できるかわからなくなってしまうのでここでお別れ。
2時間ほどのお付き合いでしたが、冥土の土産が出来たようで僕もうれしいです(笑)。
再び2人のツーリングに戻りました。
後はひたすら走るだけ。
僕が早く帰りたかったので途中休憩も端折り、オシッコも我慢(笑)。
カッツンさんのこと忘れて一人で走ってへんか、って?
そりゃ忘れたわけではありませんが、僕の先導は彼いわく「遅かった」そうなので、そこまで気にかけなくても大丈夫ですよ〜。
おかげで琵琶湖大橋東詰で17時を前に解散でき、「お詫びツーリング(略称)」は無事に終了しました。
走行距離は、1日目は300km、2日目は250km。
もうちょっと走れたかもしれませんが、欲張りは禁物。物足りないくらいがちょうどいいという教えに従いました。
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今まで黙っていましたが、
このツーリングは、昨年の真夏にバイクで走っている最中に、
気温37℃の炎天下に強い照り返し、股火鉢状態の「2相棒」の熱気に加え、
前夜から抜けきっていない疲労の4重パンチを食らってダウンしてしまって以来、
バイクで遠出をしようと思うだけで、再び倒れるのではないかと恐怖が先走るようになっていた
僕自身へのリベンジでもありました。
だから参加者がたった1人であっても、自分で決めた日に行いたかった。
ガチガチにプランを立てていた前例にとらわれず、今回は宿泊場所以外何も決めずに臨みました。
そのほうが結果として自分自身を縛ってしまうことなく気楽に走れたのも事実です。
たくさんのメンバーを連れて行くことは当時の僕にとっては精神的負担が大きかったので、
2人(3人)と少人数で走れたことによって、バイク乗りのペースを取り戻せました。
次は、かつての様にたくさんでワイワイとバイク乗りの時間を過ごせますように。
ありがとうございました。 そして、今まで迷惑をかけてすみませんでした。 |
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写真左より、 |
最後の集合写真提供:モハ61201さん。ありがとうございます。