今優のソコヂカラ (合計排気量1200cc)




真冬に開催された「アンチ!バレンタインオフ会」の席上(?)で、
今優さんにより高らかに宣言された「非公式オフ会」の企画。


それは半年以上も先の話だったので、あまり現実感が無かったのですけど、あっという間に時は過ぎ去り
残暑というより酷暑の中 無事開催されました。


今優さんが初めて企画運営したオフ会、いかがなものだったのでしょうか。
momoさんからもレポートをいただきましたので、以下のような体裁で適宜挟んで行こうと思います。

momoさんのレポートはピンクの背景




2010(平成22)年8月29日。朝8時。
「2相棒」と走ること1時間半。
寝不足の眠たい目をこすりながら、集合場所である奈良県橿原市のマクドに到着しました。
朝6時頃には出発しないと遅刻すると分かっているのに、前夜ついつい夜更かしをしてしまい、睡眠時間は4時間を切ってしまいました。
普段から眠りが浅くて疲れやすいのに何をやってるんや おれは…。

橿原葛本町マクドには今回の幹事の今優さんと、余裕で着いていたカッツンさんがいらした。


佳多奈さんも到着した。
なんと前日に自宅からマクドまでどのくらい時間がかかるか確かめるために走られたとのこと。さすが。


えいまるさんも今回は遅刻することなく来られた。


堺→奈良までって何度も走られてるでしょ、佳多奈さん。どんなけ石橋を叩いてるんですか(笑)。
それともヒマやったんですか?

ちなみに僕は目分量で走ってます(笑)。



朝早いのにすでに気温が高く、メッシュジャケットも着たくない気分です。
目的地は避暑地なので今だけのガマンやと言い聞かせます。


店内に入ると、

今優さん主催者/奈良県橿原市・CD125T)、
佳多奈さん(堺市・グランドアクシス100)、
カッツンさん(滋賀県栗東市・RS125)
momoさん(京都市・スーパーカブ50改造70cc)

が おられました。


なーんや、頭数あるやん。


実は僕は参加条件である「原付1種・2種のバイク」を持っていないために参加できない旨を連絡してあったんです。

しかし、オフ会開催間近になって
「レンタルバイクで来られませんか」とか
「私(今優)のカブを貸すので何とか」などラブコール多数を受けまして(笑)。

これはどうしても僕に来て欲しいのやな?と。



そのうち排気量制限もなくなったのですが、肝心の「2相棒」は機嫌が悪く「入院」するかもと連絡したら、
「代車で来られませんか?」などなど、不参加を許さない状況に。
そのうち「2相棒」のご機嫌もそれなりに良くなり、参加と相成ったのです。


これほどに参加を強要(笑)させられるとは、さては参加者が少ないな?!
開催間近まで参加申し込みが1名だけだったので、それで僕に白羽の矢が立ったのかな?と思っていました。

でも、ふたを開ければ5名に。
それも皆知った顔やし、これはこれで良いのではないですかね?
しかし、僕以外は全員原付2種。僕だけ仲間はずれですわ(涙)。




さて、今回のオフ会の目的地は、奈良県と三重県の境、標高1500mの原生林に覆われた高原「大台ヶ原」
手付かずの原生林が残る全国でも数少ない場所のひとつで、
大台ヶ原より西側は自然保護のため入山規制が敷かれているほどです。
また、年中天候不良で、国内で降水量が最も多く、雨が年間5000mmも降る場所のため、
雨具は必ず持参することとのお達しが出ていました。



マクドでの出発前ミーティングでは、参加者中 最も燃費の悪いバイクに乗っている僕への気遣いをしてくれました。
大丈夫よ。いくら燃費が悪いといっても燃料タンクが何Lあると思ってるのん。満タンで300kmは走れるよ。
多分僕が一番航続距離が長いと思うで(笑)。




#1 いきなりソロツーリング (奈良県橿原市→桜井市→【県道37】→吉野町)





大台ヶ原に向けて出発進行〜!
先頭はもちろん今優さん。僕は後続車ブロック役です(笑)。
今優さんはいつも長袖のダンガリーシャツで走っていますが、今回はmomoさんの黒のメッシュジャケットを借りています。
よく似合ってますよ〜。

幹線道路の渋滞を避けるためか、いきなり狭い住宅地を走行。なんだか家の近所を走り回ってる気分や(笑)。


走り始めてわずか5kmたらず、近鉄/JR桜井駅の近くのコンビニで、

今優
「この先フリー走行にします」と宣言されました。

自宅から60kmも一人で走ってきて、やっと合流できたと思ったらすぐ解散。
これではオフ会ツーリングの気分が盛り上がってきませんやん。



他の方々が威勢良く走り去るのを見送った後、別に急ぐこともないしと
一人コンビニで休憩(笑)



しばらくのんびりした後、僕ものろのろと走り出しました。



momoが遅いので一番早く出発をする。
続いてカッツンさんも出発したようだ。momoが50km/hぐらいで走っていたら
カッツンさんが後方から一気に抜いていった。

さすがRSの勢いは違う。

本人曰く、思いっきり抜きたかったらしい(捕まらないようにw)カッツンさんに続いて佳多奈さんも抜いていった。
そうしてmomoがソロで暫く走ることになった。



すぐに、フリー走行にした理由が分かりました。

この県道37号、急な上り坂が途切れることなく続いていたのです。登坂車線がないのは意地悪なくらい。
これは非力なバイクだと速度が出せまい。
今回は原チャがいませんが、50ccではエンジンがオーバーヒートしてしまいそうな感じでした。



フリー走行の中盤にある「鹿路トンネル」でも上り坂が続きます。

直線なので速度が上がります。その前方に縦に並んだ2つの小さなテールランプが。
ぐんぐん追いつき見ると、momoさんと今優さんが。え?僕より大分先に走り出しているはずなのに?!

それもそのはず。momoさんのカブは70ccといえども、
ベースは50ccのカブのエンジンをボアアップしたもの
でパワー不足。
乗っかってるオーナーは過体重。急な上り坂。それだけ条件がそろえばそりゃ走らんやろ(笑)。
今優さんはさしずめサポーターってところやね。

途中で今優さんと合流して一緒に走っていた。トンネルの中でえいまるさんが抜いていった。
本人曰く、五分ぐらい休憩していったのに追いついたと言っていた。

↑5分どころか、もっと休憩していたと思う(笑)。



2人を置き去りにし、桜井から15km、吉野町の河原屋交差点に到着。
桜や紅葉で有名な吉野山の裾野に位置しています。
ここが大台ヶ原へ向かう最後のコンビニのため、買い出しなどをするために再集合ポイントとされていました。


羊の皮をまとったカッ飛び125ccのカッツンさんと 佳多奈さんの「2サイクルコンビ」は余裕しゃくしゃくと行った感じで、
伊勢までツーリングだというCB1300とパン・ヨーロピアンの方と談笑されていました。
パン・ヨーロピアンはホンダの縦置きV型4気筒エンジン搭載の高速ツアラー。エンジン音は僕の「2相棒」そっくりでした。
親戚筋に当たるバイクだから当たり前か(笑)。


えいまるさんと同じV型のエンジンについて熱く語っていたようだ。
今優さんのCD125Tにも興味を示していたようだ。
何故同じタイミングで入ってきたのにカブには興味を示さない!カブはどこにでもありますか。そうですか(泣)

↑自滅してる人は放置に限る(笑)。



夏休み最後の日曜とあってかコンビニの駐車場は車で満車気味、バイクも続々と走っています。

しばらくして、僕がトンネルで抜き去ったコンビが到着しました。
2人とも「なんてことはない」といった顔をしています。その表情が崩れてしまうことになるとも知らずに(笑)。




#2 吉野川に抱かれて (吉野町→【R169】→道の駅「杉の湯川上」→大迫ダム)





コンビニを出発すると、行く先に街はなく、吉野川に沿った渓谷となります。
しかし、上り坂がしつこく続き、鈍足のオフ会ご一行様は後続車に追いつかれます。
大滝ダム手前の非常駐車帯で道を譲ったのはいいけれど、坂道発進やし、今優さんとmomoさん加速鈍ッ!orz

momoさんのカブのマフラーから「ゴキジェット」もビックリなほど盛大に黒煙が噴射されます。
おいおいおい、エンジン回しすぎでオイルが燃えてないか?(怖)

坂道で止まって再発進しようとしたら傾斜がきついので速度が出ない。
頑張ろうと思いアクセルを全開にして高回転までエンジンを回したら黒煙が多く出たようだ。
えいまるさんとかの話によると、まるで2stに近かったようだ。
だんだんと心配度数が上がっていく。

↑原因はマフラーに溜まったススがエンジンの高回転の勢いで吐き出されたと、後日判明。



「道の駅 杉の湯川上」にやって来ました。
返す返すもR169は谷間を縫うように造られた国道のため、東側は吉野川、西側は切り立った山が迫り
進行方向(南)にはトンネルがあり、展望は全くありません

道の駅は川上村役場と併設ですけど、役場の周囲には小さな商店や住宅が数えられるくらい並んでいるだけで、
ここが村の中心部とは思えません(笑)。
お住まいの方には失礼ですが、秘境に来たなぁという印象です。



僕たちは役場の駐車場にバイクを停めました。
道の駅に停めなかったのは、道の駅があまりにも狭く施設も貧弱なためです。

非常駐車帯にトイレをつけただけの名神の羽島PA(岐阜県)を
彷彿とさせてくれ
ます(笑)。



先ほどのコンビニでお昼ご飯を買い出ししていない僕は、地元の方の出店で奈良名物「柿の葉寿司」発見。
柿の葉に包まれた押し寿司で8カン(?)800円。
少々高いけど大台ヶ原で食べ物が調達出来なかったら燃費の悪い僕はガス欠ならぬ餓死してしまいかねない(笑)ので購入。

なんと えいまるさんがおやつを食べていた。

えいまる「momo君も食べたら?」
momo「節約なので良いです。(旨そうやなー)

串に刺したジャガイモをフライにしたものでソースを付けていただきます。3〜4個刺さっていて100円やで(安)。


速度が出なくて全般的に足を引っ張っているmomoさんが先に単独走行で走り去りトンネル内に消えていきました。それを見送る僕たち。


そしたら帰ろか(笑)。



10分ほどして僕たちも出発。この判断は正解でしたね。
夏の青空と いい雰囲気の風景。



momoさんに追いつくことなく、大迫ダムに到着。僕たちの到着を写真に収めてくれました。
写真を見たら、佳多奈さんはまたステップから足を投げ出しているな?バイクから転がり落ちても知らんど!

を、ダム湖を横断した先に温泉があるやん。もうすぐ大台ヶ原やけど、ソッチはやめて温泉入って帰る?(笑)


大迫ダム湖畔で記念撮影



人物・左から、
今優さん、momoさん、えいまる、カッツンさん、佳多奈さん


バイク・左から
CD125T、「2相棒」、スーパーカブ50改造70cc、
RS125、グランドアクシス100


※人物とバイクの立ち位置は、僕とmomoさんのみ逆





#3 天上の地を目指して (大迫ダム→【R169】→大台ヶ原ドライブウェイ(県道40)→大台ヶ原)





僕たちの休憩中にハーレーや大型ツアラーの一団が南へ走り去っていきました。
この時間からだと彼らも大台ヶ原を目指すのでしょう。


その行く先の空を見やると、先ほどの青空はどこへやら、曇天が広がっています。
さすが国内最大の年間降水量を誇る地。そう簡単に晴天を拝ませてはくれないようです。



ここから先、最終目的地の大台ヶ原まで今回2度目のフリー走行になります。
坂道はとどまることを知らず、上へ上へと延びているので、現在のメンバーでの集団走行は条件が悪いです。
難所だった谷筋の道がいつの間にか大きなループ橋でパスできるようになってるがな。
そういや、R169をここまで南下するのは14年ぶり。そりゃ道路事情も変わってるわな。


…しかし、R169から大台ヶ原スカイラインに入ると、その道は14年前と変わっていませんでした。
取り付け道路はガタガタの1.5車線で急勾配急カーブの連続。離合できません。

たび重なる振動にタンデムシートにくくり付けていたカッパが落ちそうになっているではないか。
少し広くなった場所に「2相棒」を停めてカッパをくくり付け直している間にローギア走行のmomoさんに抜かれました。
しかし、走り出したらすぐに追い抜かしてしまった(笑)。



あれだけ暑かったのに、標高が上がってきたためにメッシュジャケットでは肌寒くなってきました。
「2相棒」に搭載されている温度計が、さっきまで35℃あったのに、いつのまにか25℃になっているなど、
着実に気温の下降を示しています。
毎日毎日酷暑の中で過ごしてきているので、常夏の国に移住した気分になっていた僕には
この島国に四季があったことを思い出させてくれる涼しさを懐かしく受け止めていました。


稜線に出る頃には標高が1000mを超えているでしょうか、
大迫ダムから見えていた雲の中に突入したらしく、周辺は濃霧で真っ白になってしまいました。
そして降り始める。大台ヶ原の掟は僕たちにも例外なく降りかかるようです。


寒いし冷た〜い!
とうとう路肩に「2相棒」を停め、メッシュジャケットを脱いでカッパ姿に変身!
夏場にカッパを着るとムレムレで苦痛そのものですが、今はこれでちょうど快適なのはどうして?(笑)

湿度100%なので、僕はもちろん前日にキレイキレイにした「2相棒」もしっとりと濡れ、
路面はウェットで泥水を跳ね上げホイールも汚れてきてるやんorz
だけど、カッパは大正解やったね。



と、下山してくるバイク集団とすれ違いました。

ん?見覚えがあるぞ?
そうです。大迫ダムで抜かれたハーレーと大型ツアラーの一団だったのです。
って、僕たちと15分も時間差が無いはずやのに??
見ると、彼らは大半が薄手の非防水ジャケットや半袖シャツやないか。

あまりの寒さに、大台ヶ原に着いた瞬間トンボ帰りしたのでしょう(笑)。
「下界」と同じ感覚でこの場所に来ること自体間違ってるがな。
風邪引かんようにな〜(笑)。



しばらく走ると、先行していた今優さん、佳多奈さん、カッツンさんが路肩で休憩していました。
この先が道路工事の加減で片側交互通行の信号待ちがあるため、キリもいいので休憩していたらしいです。
3人ともやはりカッパを着ていました。今優さんは長靴まで履いています。完全防備ですやん(笑)。
遅れること数分、momoさんが追いついてきました。やっぱりカッパ姿でした。

左から、

えいまる、今優さん、佳多奈さん、カッツンさん
左から、

今優さん、佳多奈さん、カッツンさん、momoさん





#4 つかの間の避暑地





信号が青になり、出発。程なく道が平坦になり視界が開けてきました。
本日の目的地、大台ヶ原に到着です!

無事に大台ヶ原の駐車場に到着しました。全員そろっているはず・・・?
一人足りないw
そう言えば、今優さんがエンストして止まっていたような気が。
暫くして今優さんも到着。本人曰く、セルがかからなかったとのこと。やはり、高地はバイクにとって辛いのか。

最も古いバイクの今優さん。キャブが息継ぎを始めたのかな?



周囲を見渡し、妙な違和感を覚えました。何か違う…。

そうです。僕が前回訪れた14年前は、駐車場の奥に公衆電話があるだけのビジターセンター1棟があるのみだったのに、
ログハウス調のキレイな食堂が2件も増えているし、トイレの数も増えている…?
バイクがキチンと停められる駐輪場も無かったぞ?

そう、大台ヶ原は以前から原生林トレッキングのスタート地点でしたが、
昨今の登山ブームで入山者が増え、その規模を広げたようなのです。
こんなところまで観光地化するとは何だかなぁと覚めた目でいました。







ま、とにかく昼ごはんやね。
めいめい持参したりコンビニで調達したりした食料を屋根の下で展開(笑)。
僕は道の駅で買った柿の葉寿司しかないので、さすがにこれでは腹が持たん。
この場所柄、値段が高そうやけど、背に腹は替えられんとキレイな食堂に入りました。
ををっ、意外と普通の値段やん。メニューの種類は少ないのは仕方がないとして。
山菜うどんをいただきました。真夏やのに寒さに温かいものが恋しくなるなんて、信じられへんわ(笑)。
このときの気温は21℃10月下旬の気温やん。

えいまるさんと今優さんは昼食を用意していなかったので高い高い食堂で飯を食べていた。
思ったより良心的な値段であったがmomoにとっては高い

カッツンさんは川上村で柿の葉寿司を買っていたので一緒の屋外の休憩所で食べた。
しかし、量が少なかったらしくて結局食堂で飯を追加購入された。

えいまるさんはカッツンさんと一緒に買った柿の葉寿司をまた食べていた。食事代だけでも1500円超えてますよw

「momoにとっては高い」と言うが、あとから間食ばっかりしてた君のほうこそ飯の出費がかさんでいたと思うぞ(笑)。



ご飯が終わると自由時間となったので、せっかくここまで来たのだからと
佳多奈さんとmomoさんで原生林を散策

個人的には 山を走る「トレイルラン」用のシューズを履いてることやし、
本格トレッキングをしたいところやけど、
時間がそこまで無いのと「熊出没注意」の看板にビビッて、
一番短い20分のコースを選択。




おいしい空気を胸いっぱいに吸い込み、マイナスイオンをいっぱい浴びながら原生林の奥のほうへと進んでいる…つもりだったのですが、
ふと右をみるとついさっき走ってきた道路が見えているではないか!!
そう、最短コースは、大台ヶ原駐車場の周囲をテクテク歩いているだけだったのですorz
今度来たときは重装備で日本百名山のひとつ「日出ヶ岳」を征服してやるぞ〜!
熊がなんだ熊が〜(逃)。



キレイな食堂のひとつは征服(?)したので、もうひとつで食後のスイーツでも…、
と店先にはおいしそうな一口サイズの葛まんじゅうが冷やされているやん。
3個で100円とリーズナブル。僕の奢りで皆に振舞いました。
アイスとか定番のものではなく、この場で和菓子が食べられるのが◎。おいしかったですよ。





ここのトイレはチップ制で、環境整備費として入口脇の募金箱に100円を投入するシステムになっています。
別にお金を入れなくても黙って使えばバレへんとは思いますが、「誰も見てないからカネ払わんでもエエやん」的な考え方は許せません。
その排泄費をケチってるヤツがいる!
誰とは言わないが「トイレなんかにカネを払いたくない、もったいない」と。その男は後に明らかな無駄遣いをするのだが(笑)。
まぁ、ケチりたい気持ちは分からんでもないけど、たった100円をケチったために膀胱炎になったら後悔するど〜(笑)。




#5 再び猛暑の下界へ (大台ヶ原→【県道40】→【R169】→大迫ダム→道の駅 杉の湯川上)





さて、予定時刻になったので大台ヶ原を後にします。
酷暑の下界に下りたくないで〜。秋までこのまま滞在しとかへんか?(笑)
それくらい過ごしやすかったですね。霧が切れてところどころに青空が見え隠れしてますが、湿度が高いままです。
でも、半袖ではちょっと寒い気温は捨てがたい!

いつまでも冗談を言わず、おとなしく下山ルートに入ります。
今優さんから大迫ダムまでまたまたフリー走行が宣言され、各自適当に出発。
「2相棒」の温度計が気温の上昇をつげ、確実に標高が下がっていることを教えてくれます。
R169に戻ってきた頃には温度計は35℃に戻っていました(暑)。




大迫ダムではまず着替え(笑)。もうカッパはいらん。メッシュジャケットにチェンジや! 




ここからは集団走行。
行きにこれだけ延々と坂を上ってきたということは、小排気量車の独壇場、延々下り坂ー!

ホラ、漫画「頭文字D」でも、1600ccの車が勝負するステージはダウンヒルばっかりでしょ(意味不明)。

漫画のように車のパワーではなくテクニックで後続車を振り切る…はずなのに、
どういうわけか追いつかれて、ケツを突っつかれるご一行様orz
次の休憩ポイントの「道の駅 杉の湯川上」まで、何度も後続車に道を譲るハメになります。


道の駅 杉の湯川上の駐車場は人であふれ、やっぱり羽島PA状態のまま小汚い風景が展開されていました。
隣の川上村役場の駐車場のほうは閑散としているし。
道の駅と役場の駐車場は分離しないで、ひとつに引っ付けた方が客の入りが良くなると思いますわ。
近くに休憩できる場所が全く無いですからね。



さっき昼ごはんを食べたばかりなのに、大金650円も払って冷やしうどんを食べているヤツがいる!
犯人は、大台ヶ原でトイレ代をケチッたmomoさんや!
トイレ代と差し引き550円のマイナスやん。金は無いけど食べ物代は惜しみたくない模様(呆)。




#6 そして土砂降りへ
(道の駅 杉の湯川上→【R169】→【県道262】→【R370】→宇陀市榛原区→【R369】→道の駅針TRS)





ひたすら坂を下っていきます。交通量は少なく進め進め状態


途中の「道の駅宇陀路大宇陀」で小休止の予定だったそうですが、
バイクや車で溢れ返っていたのでパス。

この判断が後に大正解となろうとは、このときは思いもせず…。




宇陀市榛原区でR369へスイッチ。登坂車線のある急な坂があるため、道の駅 針TRSまで本日4回目のフリー走行に。
フリー走行ばっかりやな(笑)。


道の駅 針TRSはいつものように賑わっていました。
ここの出店で各自軽食などを取ろうとしたとき、


今優「店の人が『後20分で雨が降りますよ』といってましたよ」

確かに西の空は雲が厚いけど、ホンマかいな。



20分後。おや?雨がポツポツしてきたやん。屋内に避難しとくか?

とレストハウスに移動したところ、本当に雨が降ってきました(驚)。それもただの雨ではありません。
スコールのような豪雨で、外が見えません。


お店の方のピタリ予想に、こんなところで店やってないで気象予報士になったらどうかと思いましたわ(笑)。
外から次々に逃げ込んでくるバイクの方々。
そばを走る名阪国道の途中で降られたのか、カッパを着ることもできず全身びしょ濡れになってる方
入口脇の屋根の下でぶるぶる震えてます。


かわいそうに、まさか夕立が降るとは。
ひとつ手前の「道の駅 宇陀路大宇陀」で休憩していたら、僕たちもスコールに打たれるところだったわけで、ツイてましたわ。



あ!!貴重品やPHSまでもをバイクに貼り付けてあるタンクバッグにしまったままやん!
濡れてるかも?orz
しかしそこは優秀なJTCのタンクバッグ、中身は全くの無傷でした(喜)。火事場ドロボーの被害にもあってませんでしたよ(笑)。


えいまるさんは腹が減ったようなのでお食事を始めたw
私も小腹が空いた(さっき食べたぞ)ので巨大にぎりめしを食べることに。

250円でどんぶり一杯のご飯があるおにぎりであった。箸でないと食べることができない(笑)

↑あの馬鹿デカいおにぎりはmomoさん向けやなぁと話していたら、本当に買ってきたから笑えた。



そんなこんなで、今優さん主催のオフ会はここまで。雨が上がってから今優さんの終了宣言を受けて
各自の帰路に着きます。
今日は一日ありがとう。

今優さんは最初「今日はグダグダになりそう」と言ってましたが、そんなことは全然無かったよ。
初めての企画運営なのに、バランスのいいツーリングだったと思います。
足を引っ張っていた約1名については見なかったことにしとく(笑)。


今優さんと佳多奈さんは今走ってきたR369を戻って(南下)いき、
momoさん、カッツンさん、僕の3人はR369を北上します。




#7 2度目のカッパ 
(道の駅 針TRS→【R369】→京都府笠置町→【R163】→京都府和束町→【府道5】→滋賀県甲賀市信楽町→【R422】→大津市)





長く展望の無いR369を抜け、笠置町から和束町に入ることに日が落ちてしまいました。
車も少なく、明かりも少ない寂しい道を淡々と走っていると、沿道の木の葉から滴り落ちる水が体に当たり、冷たい。
それを雨が降ってきたと勘違いして、いそいそとカッパを着だすmomoさん(笑)。
おいおい、空の雲が切れているのに雨が降るわけないでしょ、上を良く見ようぜ!



なのに…信楽町から大津市に抜けるR422で空が曇天に!
一度は片付けたカッパを再び着ることになろうとは思いもしませんでしたよ。
大台ヶ原でカッパを着た時は防寒着になったのに、今着てみたらサウナスーツ状態やがなorz



最後の最後でやられた感じで、京都・滋賀方面組も解散となりました。
僕の走行距離は276km。短くもなく、長くもないちょうど頃よいツーリングになったと思います。


今優さんから頂いた運営向けレジュメには 分刻みのスケジュールが書き込まれていて、
入念な計画を立てていたのだなぁと感心させられました。
なので、僕は1参加者として楽しませてもらい、ツーリング中に判断が必要な場面でもあえて口出ししませんでした。


また奈良県の魅力を紹介をしてくださいね。
ありがとうございました。



写真提供:momoさん。ありがとうございました。