（合計排気量２４８４ｃｃ）



今回も３名の方が独自のオフレポを投稿してくださったので、随時挟ませていただきます。
彼らの文章は、以下のように色分けしてあります。

また、上のタイトル文字や　参加者名簿に登場する筆文字は、主催者の片割れ、momoさんの自筆です。

ある日、
「２月１４日に暇な人達で集まり『バレンタインの馬鹿野郎！』ってやけ食いオフをしませんか？」
などというメールが飛び込んできました。


差出人は、僕のＨＰの暴れん坊、momoさん。
見るからにモテない野郎どものヒガミやん　orz
とか思いならがも、参加してきました。僕も暇やってん（涙）。



僕主催のオフ会がまるで開かれないために、昨年はＨＰに集うメンツが有志でオフ会を開催してくれまして。
多くは僕の左腕を狙っているmomoさんが絡んでいます。今回もご多聞にもれず。


momoさんは、誰かを巻き込むのが好きなのか、それとも一人で企画運営したくないからか、主催は必ずツートップ（笑）。
今回はカットゥンさんを 被害者　共催にしてきました。

カットゥンは昨年のオフ会でバイクに本格的に目覚めたばかりの超初心者なのに、
早くもマスツーリングを引っ張る立場にのし上がる…というか、祭り上げられていると言うべきか。



とにかく、そんな「モテない同盟」ご一行様の一日をたんとご覧あれ。



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２０１０年２月１４日（日）晴れ。


この時期らしい寒い朝を迎えていました。
僕にとっては今年初のツーリングとなります。

え？全然バイクで走ってへんやん、の声があちこちから聞こえそうですが、昨年の最初のバイクツーリングは３月１日でしたので、
今年は２週間も早まってるよ（笑）。

以前は真冬でもツーリングをこなしていましたが、１年半前にクロスバイク（自転車）を買ってからというもの、
寒い時期は自転車のほうが面白くてね。余談。



第一集合場所のマクドは我が家の近所なので、集合時限ギリギリまで家で過ごし、いざ。

あ、本日の僕のバイクは「２相棒」です。
参加条件に「１０００ｃｃ未満のバイク」とあったので、
これは僕に「２相棒」で来てほしいに違いないと勝手に思いこんだからでした。

店内に入り、階段を上がった閑散としている２階席の中央から、むさくるしく小汚いオーラが放たれています。
うッ、やっぱり帰りたい！しかし皆に見つかってしまって逃げられない！！



本日の野郎がほぼお揃いでした。

toonoさん（愛知県碧南市・ＣＢ４００ＳＦ）、
今優さん（奈良県橿原市・ＣＤ１２５Ｔ）、
時雨龍壱さん（三重県・Ｖツインマグナ）、

主催陣のカットゥンさん（滋賀県栗東市・ＧＳＲ１２５）、およびmomoさん（京都市・Ｄｒｅａｍ１２５）の
合計５人。


時雨さんとＨＰのメンバーとは、前月においてけさんが主催したラーメンオフ会でお会いしているようですが
僕とは初顔合わせです。はじめまして。

彼、のっけからハイテンションで口角泡を飛ばしながら話しかけてきます。
あまりにテンションが高く、出発前に昇天してしまいそうな勢いです。
本日の目的地は、時雨さんの住まいのごく近所なのに、わざわざ前日に京都入りして前泊してるんですからね。

まぁまぁまぁまぁ、落ち着いて落ち着いて（笑）。

↑おれと同じことを書かれてるやん（笑）。


ちなみに、飛ばしすぎの時雨さんは一番乗りで集合場所に到着し…↓

そこまで僕の特徴を知っていながら、なぜ声をかけてみたんですか？！
間違いを装って知らない人と仲良くなろうとする、新手（？）のナンパ？（笑）



他のメンバーもバレンタインデーそっちのけでパワー全開です。
数分前まで自宅で一人静かな朝を過ごしていた僕には激辛カレーなみに刺激が強いです。

僕は至って普通の人（自称）です。
「宮川大助・花子」ばりに　一方的な機関銃漫才やってる２人と一緒にしないで頂きたい。プンプン。



そういや、今年のバレンタインデーは今までとは趣向が変わっていましたよね？
日曜なので、学校や職場での「義理チョコ撒き」をしないせいかな？
男にはやらずに女友達同士でチョコレートを贈りあう「友チョコ」なんていう風習も生まれましたし。


…ということは…と思った僕は、持ってきました、チョコレート（笑）。
個包装のチョコ菓子を一つずつ名刺代わりに皆さんにお渡し。意外なプレゼントにキョトンとした顔の方もいましたが、
えいまる様が選んだチョコは食えへんっちゅうのかい！！　 遠慮なく食え食え〜と押し付けましたわ（笑）。


女同士がＯＫなら、男同士だって当然構わへんやろう。


この日が誕生日だったカットゥンさんにはプレゼントの意味と哀れみの意味を込めて二つあげました（笑）。


ふふっ、おれって冗談きいてるやんと一人ホクソ笑んでいたのですが、集合時刻を少し過ぎたころ、
マクドに現れたSHIFTさん（京都市・ＣＢ４００ＳＢ）によって、そんなウヌボレは　ものの見事に砕かれます。


到着するなり、SHIFTさんは卵のパックのような箱を取り出しました。
そして衝撃の一言、



「チョコレートを作ってきました」



なんやってーーーーッ？？？！！！
箱を開けると、そこにはガトーショコラが入っているではないですか！

昨晩、２５時にバイトが終わってから食材を買い出しに行き、真夜中に焼いたというコンシンの逸品。
おかげで３時間しか寝られなかったそうで、見るからに眠そうです。


苦心の作を皆で早速いただきました。
一口食べるなり、

う、うまい！！
くやしいけど、うまい！！

眠る時間を削ってまでして「『男→男』のプレゼント」にこれほどの情熱を注げるなんて！
近所のスーパーで安いチョコレート菓子を買ってきてバラ撒いただけの僕は、完敗やあぁぁ〜　○|￣|＿

そんなにおだてて、就職の内定蹴ってケーキ屋へ弟子入りしたら…それはそれで面白いかもしれない（笑）。



ところで、京都まで来られるはずの　おいてけさん（名古屋市・スーパーカブ９０）が来ませんが？
すると、momoさんがＫ帯を取り出し、１通のメールを見せてくれました。

目覚めたら７時を過ぎていたそうです。
それでは　どんなにがんばっても京都に集合時刻の８時１０分には着けへんね（笑）。


実は、この前日の１３日にも「なんとなく暇だから」と、カブで名古屋〜京都間１４０ｋｍを往復した彼。
前夜に僕は彼と某所で密会してまして、「明日、また京都まで来ますんで」と言い残し名古屋に帰っていく姿を、
半ば呆れながら見送ったのですが…。

疲れが出たのか２日連続京都入りは失敗に終わりました（笑）。
無茶したらアカンよ、無茶は。

さて、出発時刻となり、僕たちは旅立ちます。
どこからともなく「えいまるさんにはＪＯＧで来てもらいたかった」との声が。
あれ？そうなん？僕には大きなバイクより原チャがお似合いなんですかね？


参加条件において　バイクの最低排気量は記されてなく、原チャでもＯＫなことは分かっていましたが、
前のオフ会で弟のＪＯＧを酷使したことが弟にバレてからというもの、貸してと頼みにくくなりましたし。
レンタルも考えたのですが、夜までオフ会があることを見越すと、最低でも２日は借りなくてはいけません。
さらに返却の手間も含めると…などなどで、原チャでの参加は二の足を踏んでしまったのです。



モテないご一行様７名は、カットゥンさんを先頭に、momoさんが最後尾で東へと向かいます。



目的地は、……。
これがすごいのなんの…。

バイク歴が非常に浅く、初の先導では重荷だろうと思っていましたが、
結構なペースでスイスイ走っていきます。
なかなか　やるやんと感心していたら、下見を２回もしていたと後日ＢＢＳで告白していました。
十分に念を入れての大役、ごくろうさまでした。


国道をそれてからは、山間部に入り、上り坂が続きます。　


その割に速度は平地でのそれと変わらずで、７台の中でもっとも非力なＣＤ１２５Ｔの今優さんが上り坂で脱落寸前です。
場所によっては８０ｋｍ／ｈに届きそうなハイペースでしたからね。これは速いわ。


でも、同じＭＴで１２５ｃｃのＤｒｅａｍは普通に着いてきたのに、この差はどうしたことで？
今優「重量が違いますよ。Ｄｒｅａｍの１００ｋｇに対して、ＣＤは１６０ｋｇありますから」
１２５ｃｃで人間１人分も重量差があるのは重いハンデやね。なるほど。



今優さんだけかと思っていたら、

↑時雨さんも脱落しそうだったと告白。バイクの免許とって、まだ１ヶ月しか経ってなかったんでしたね（笑）。

マスツーリングにおける速度の作り方は僕でも難しいと思うことがあるだけに、
経験のあるmomoさんが先頭を行くべきやったのですが。

当の本人は、toonoさんやSHIFTさんに「最後尾を代わってくれませんか」と交渉して
集団の半ばに己のポジションを移し、一参加者ヅラしてます。


いきなり職責を放棄とは何をしてんねん(-_-x)

投入したリーサル・ウェポン（最終兵器）も全く役に立ってないではないか。
レジュメの「参加者の集合場所」も間違ってるし。

そんなことをしてるからtoonoさんに「お前は何回戦線離脱してるんだよ？！」と言われるんやど？



２列の千鳥隊列で行く僕たち。
最高気温の予想は８℃と言っていたので、ほとんどの方が真冬の重装備をして走っているのに
日差しがあるからか、実際の温度より暖かく感じる…というか、春先のような陽気です。




山科→信楽は３２ｋｍ。それを４０分で走りました。
信楽のセブンイレブンで小休止。そこには寝坊した　おいてけさんが待っていました。おはようございます。
名古屋→信楽の区間距離・約１００ｋｍを　たったの１時間４５分で走り抜けたといいます。
それもカブでですよ、下道でですよ。
今度会ったときにでも、どこをワープしたかこっそり僕に種明かししてくださいよ（笑）。

小腹が空いたので、少し食べ物を調達しよっかなとセブンイレブン店内へ。
すると、レジ横のかごに盛られていた、ひとくちチョコレートをくれました（笑）。
おれ、チョコパン買ったのに、チョコレートまみれですやんorz

ここから先、「道の駅　関宿」までフリー走行ということが主催者陣より通達されました。
区間ルートには、直線的で飛ばせるＲ１や、下り坂でカーブ続きの難所・鈴鹿峠もありますので、集団で走るよりも、
各自のペースで自由に走ったほうが安全との判断したのでしょう。


ですが、僕自身としては、このように長い距離をバラバラで走るのは好ましく思っていません。
何かトラブル等があったときにすぐに対処が出来ない、
また、せっかくのマスツーリングが個人主義に走るのではないかと考えるからです。

にもかかわらず、この直後、あっさりと自分のポリシーを破る行為に走るのですが、僕は。



SHIFTさん、toonoさん、おいてけさんが続けて出発し、少し間をおいてから僕を含めた残りの５人が一緒に出発しました。

うーむ、このまま走るだけなんてツマラン。何か面白いことできないかなぁ。

そのとき、僕の目前に見えてきたのは…！



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単独走行の末、鈴鹿峠を越え、中部地方入りを果たした僕。
「道の駅関宿」はオフ会の第２集合場所に指定されていて、レジュメによると、３名が合流することになっています。
「２相棒」と入っていくと信楽を発った「本隊」は誰も着いていません。一番乗りや〜。

奥の隅っこに追いやられるような形で、
見覚えのあるスクーターと、見覚えのないスクーター、あわせて３台がポツンと停まっているのを発見。
遅刻せず来られていますね。
しかし、オーナーの姿はありません。



その横に「２相棒」を停め、辺りをうかがうと、らんどまさん（奈良県橿原市・ＪＯＧ）があらわれました。
曰く、橿原から関宿まで２時間半で走れた、と。

ん？　アナタのバイクは５０ｃｃですが…？
らんどま「平均時速は計算しないでくださいよ（汗）」
おいてけさん同様に、ぶっ飛ばしてきたと推測。

らんどま「昨日、ＪＯＧのドライブベルトを交換して速くなったんですよ。
だから、今日は　えいまるさんがＪＯＧで来てくれると思って、今度は勝負出来ると思っていたのに、
８００ｃｃでは勝負どころではないですね」



らんどまさんと僕は、過去２回ＪＯＧでの直接対決をしてまして、
「第１４回オフ会」では、上り坂で僕が大きく失速して敗北。
「『Ｓ６２』トリオの集大成」では、足回りを強化した僕が　らんどまさんに圧勝。


そして、今日を３度目の直接対決として楽しみにしていたようなのでした。
ゴメンね。期待を裏切って。

朝のマクドでも僕がＪＯＧで参加するだろうと期待されていたし、
「えいまる＝ＪＯＧ」の図式が出来上がっているのかねぇ。
ま、原チャが主人公のＨＰを運営しているから、気持ちは分からんでもないけど。



でも、その後の　らんどまさんの走りを後方から見させてもらったけど、十分速くなってるのは良く分かったよ。
また僕の弟をうまく言いくるめてＪＯＧを借りてくるし。そのときは負けへんでぇ〜。



ほどなくタウニーさん（三重県いなべ市・アドレスＶ５０Ｇ）が現れました。
おはようございます。今度は自分のバイクで来られましたね。

前カゴ＆リアに道具箱を装備で実用性は十分です。
でも、今の時期は雪が降ることもあるので家で「留守番」が多いそうですが。
しっかしまー、何度見ても、この堅そうなホイールがひん曲がったなんて信じられん（笑）。


らんどまさんとタウニーさんはお互いに初顔合わせなので、このときに初めてあいさつ。
本日の原チャコンビの年齢差は２倍半近いです（笑）。



さらに時間が経ち、もう一台のスクーターのオーナー・佳多奈さん（堺市・グランドアクシス１００）が、ひょっこり登場しました。
近くの関宿を見に行っていたとのこと。

それでバイクはあれど、姿が見えず、植えこみの向こう側から現れたのか。
しかし、朝から微妙なものを食べてますね（笑）。



ここは、東海道五十三次の４７番目の宿場町なんですよね。ここはバイクでよく通りますが、歴史に疎い僕は行ったことすらありませんorz
この「道の駅・関宿」も、ツーリングの中継地としてピッタリで、常にバイクがたくさん停まっていて、
タマの小さい僕は素通りが基本。
今回は第２集合場所であり、フリー走行の終点でもあるので、仕方なく立ち寄ったくらいです。



えーと、先に断っておくと、ネタの宝庫である佳多奈さんは、この日はごく普通の人でして、
ツーリングを通してボケらしいボケがほとんどありませんでした。
強いてあげるなら、大阪から京都をパスして関で前泊していた点か。
なぜ京都を経由しない？！なぜ京都からフル参加しないんや？！

他の登場人物が濃いから、佳多奈さんが単に目立たなくなっただけかも知れん…と思い、
前回授けた「裏ポールポジション」の称号は剥奪しようかと考えたけど、↑の前哨戦でボケ放題なので、保留にする（笑）。




らんどま「他の方が来られませんが、どうしたんですか？」
知らんなぁ〜、僕一人で走ってたし。



僕の到着から１５分。「本隊」のtoonoさんとSHIFTさんが関宿に到着されました。

toono「どこで　えいまるさんに抜かれたか分かりませんでしたよ」

彼らのほうが僕より先に信楽を出発しているのに、
僕のほうが早く着いているので不思議そうにしてます。
どうやら、２人が途中でオフザケ行為をしていたようで、その間に僕に抜かれたのではと思っているようです。

「２相棒」で通勤途中に、原チャにまで抜かれるほど遅くて有名な僕が、
街道レーサーのtoonoさんを抜けるわけないやろ。

秘技、ワープ！ Ｉ　ＬＯＶＥ　ＮＥＸＣＯーーーーッ！！ たかだかと領収書を掲げる僕。

先に行った連中より先に着いて驚かせてやろうという理由だけで、
下道愛好家のポリシーを捨てて新名神に乗り、

信楽→【Ｒ３０７】→甲賀市水口町→【Ｒ１】→甲賀市土山町間の２５ｋｍをパスしたんです。

通行料５００円もかかってしまったやん。でも直線で道幅が広くて、思う存分自由に走れましたわ（笑）。


toonoさんとSHIFTさんも、僕と同様のことを考えていたようですが、律儀に下道を選んだそうで。
実行したモン勝ちってことやね。



おいてけさんら、「本隊」の残りのメンバーも続々と関宿に入ってきました。
これで全員集合、総勢１１名の大所帯になりました。

しかし、バイクの車種がてんでバラバラやな。 スクーターやらネイキッドやらアメリカンやらツアラーやら。 排気量も原チャから大型バイクまで…。統一感皆無（笑）。 そして、あいさつやら再会の喜びやらで　あまりににぎやかなので、 横にいたバイクの集団の方々らの熱い…いや、痛い視線をビシビシ感じます。 おれ、第三者を装いたかったわorz

おいてけ「えいまるさん、高速は反則ですよ (-_-x)
せっかく鈴鹿峠のコーナーでみんなの走りを撮影してたのに」

そのときに彼自慢の一眼レフデジカメで撮った写真は、後日見させてもらいました→ おぉ〜、カッコよく写ってるやん。 これは、前が時雨さんで、後ろが今優さんですね。 それで、僕も写してくれる予定やったんやね。

でも、僕がなかなか来ないので「？」と思っていると、
僕が信楽ＩＣに消えていくのを見ていた今優さんからおいてけさんに電話が。


今優「えいまるさん、高速に乗りましたよ」

おいてけ「ハァ？(ﾟДﾟ )」



だって、フリー走行やもん、ルートもフリーでエエやろ？（自分勝手）



あとでもう一度、「高速は反則ですよ(-_-x)」とダメ出しされました　orz

細かいルールにこだわっていては大きくなれへんど、佳多奈さん（笑）。



ここいらで、メンバー紹介を…momoさん自筆のレジュメをそのまま載せてやろうかと思ったのですが、
すばらしい「金釘流」でしたので、僕が書き直しました↓

全てmomoさんの原文のままです。おいてけさんのコメントに雑草が生い茂ってますよ（笑）。

ああ、それから、おれのスペシャルアドバイス料は高くつくど（笑）。

って、自身のコメントだけ「引退試合」とかカッコつけて、何様のおつもりで？

５０ｃｃのバイクが仲間に入ったため、この先の最高速度は５０ｋｍ／ｈに。 僕は、さきほどまでの快速走行に馴染んでしまっているので、 トロくさく感じてやってられませんでした。

８００ｃｃの「２相棒」だと、５０ｋｍ／ｈでは３速ではエンジン回転が低くてカブり気味だし、
かといって２速ではエンジン回転がやや高くて、ちょっとしたアクセル操作でもギクシャクしてしまいます。
バイクの選択を誤ったかなぁ。さっきの高速はすんごく面白かったのにぁ。



実は、この県道１０号の走行は、だらだら着いて行っただけで、ほとんど記憶がありません。
僕の直前を走っていた佳多奈さんの２サイクルエンジン特有の白煙の直撃と、
時雨さんのマグナの排気漏れの爆音が最も印象的　orz
ほかに覚えていることといえば、片側１車線の空いている道で、こんなにゆっくり走って後続車の迷惑じゃないかなと思ったことくらいかな。
カットゥンさん、後ろの状況見てました？



程よくお腹が空いてきたところで、最終目的地である、津市のウナギ屋　「新玉亭（しんたまてい）」に到着です。


このオフレポの最初に書いたのを覚えていますか。
本日の目的は、ヤケ食いですよ。
新玉亭のＨＰを見てもらうと、どうしてこの店が選ばれたかお分かりでしょう。


ここ、いわゆる「デカ盛り」が名物なんです。本屋で立ち読みした「Ｂ級グルメ」の本にもバッチリ載っていました。
ウナギが「Ｂ級グルメ」とは、Ｂ級も格が上がったねぇ。


店内のメニュー表に原寸大の「うな丼大盛り」写真が載っていますが、
小山のように盛られたご飯の上に噴火しそこねたマグマのように、チョロッとウナギが乗っかっています。
しかも、注文するからには食べ残し厳禁。残したら折詰でお持ち帰りになります（怖）。


新玉亭の駐車場にバイクを停めます…が二輪車専用レーンは無かったので、
軽自動車用スペースのうち４台分をオフ会ご一行様が占領（笑）。

新玉亭の駐車場で集合写真 前列左から ・時雨さん　（Ｖツインマグナ） ・おいてけさん　（スーパーカブ９０ＤＸ） ・SHIFTさん　（ＣＢ４００ＳＢ） ・toonoさん　（ＣＢ４００ＳＦ　Ｖｅｒ．Ｓ） ・momoさん　（Ｄｒｅａｍ１２５） 後列左から ・今優さん　（ＣＤ１２５Ｔ） ・タウニーさん　（アドレスＶ５０Ｇ） ・佳多奈さん　（グランドアクシス１００） ・カットゥンさん　（ＧＳＲ１２５） ・らんどまさん　（ＪＯＧ） ・えいまる　（「２相棒」）

ここで、予想もしない出来事が僕たちを襲います。



僕たちの到着前から駐車場に停まっていた車から、
想像外のゲストが姿を現したのです。


野郎の傷の舐めあいツーリングには到底　につかわない、きれいな女性！


スペシャル・サプライズ（日本語訳：超驚愕）があることを、
朝に渡されたレジュメの右下のほうに小さく書かれていたのですが、能天気な僕は、なんにも考えなかったのでした。

↑この男に内緒話は厳禁ね（笑）。

それで、この方の正体や写真などの個人情報については、
本人からの強い強い希望により、僕たちだけのヒミツとなっております（笑）。



彼女から参加者全員にチョコレートのプレゼントがなされました。

今日は「アンチ・バレンタイン」を旗印に集まっているのに、これは受け取ったらアカンやろ、などという声はどこからも出ず、

皆さんうれしそうに受け取っています。


え？僕にも？　いやぁ〜今日は硬派な集いなのでプレゼントなどというフシダラなものは……
いえ、なんでもありません、ごっつあんです（礼）。
誰が受け取り拒否などするもんか（笑）。

彼女を入れて、心なしか雰囲気がマイルドになったオフ会ご一行様は、「新玉亭」内になだれ込みます。

靴を脱ぎ、座敷に通された僕たちに、
さらにタウニーさんから「これ、嫁さんから皆へ」とチョコレートが！
それも、でっかいハート型…。照れくさいわ、これ〜。



って、朝からチョコレートまみれではないか！　これのどこが「アンチ・バレンタイン」やねん。
おいこら主催者！最初からこれが狙いやったんやろ？？！
３月１４日には、僕らを代表してお礼をするんやで！



で、５０人くらいは入れる広い座敷の奥を陣取り、大声で騒ぎ倒している僕たちは、
他のお客さんたちの冷たい視線に晒されています　orz
彼女がこんなところに来たことを後悔していないか、少しだけ心配になりました。

↑自己紹介ってのはありきたりなので、他の方を紹介する「他己紹介」をしようと提案したのでした。
日ごろ、相手をどれだけ見ているかわかるので、面白いんですよね〜。



さて、ここ新玉亭のメニューはウナギのみです。
うな丼か、かば焼きか、ウナギのセット、いずれかです。
ウナギにこだわりにこだわってる点が、逆にウナギが得意ではない時雨さんには、拷問そのものでしたね（笑）。



定番のうな丼は、ウナギの切数＋ゴハンの量の組み合わせて注文します。

ウナギは並（２切）、中（３切）、上（４切）、特上（５切）で、

ゴハンは、並、中盛り（プラス１０５円）、大盛り（プラス２１０円）を選びます。

僕はウナギ上＋ゴハン並（１５７５円）にしました。
オーダー状況を見てると、だれもゴハンの大盛りを頼んでいません。
ま、あのメニュー表の写真を見たら、よっぽど胃袋に自信でもない限り注文しないわな。

toono「『大盛り』をひとつだけ頼んで、巨大パフェを皆で突っつくようにして食おうぜ」
カップルがそういうスタイルで巨大うな丼を食べてるシーンを想像して、思わず笑ってしまった。
でも、あの大盛りは、そういう食べ方がベターなのかもしれないね。

↑ふつうのうな丼。おいしそう〜。	↑「ごはん中」のうな丼……

肝心の味は、すごくおいしかったです。これぞうな丼の中のうな丼！とでも申しましょうか。
炭火でじっくり焼かれたウナギはほっくりしていて、ジューシー（笑）。
でも、ご飯の量が普通すぎて、燃費の悪い僕には足りませんでした。
momoさんがゴハン中盛りをおいしそうに食べているのを見て、あっちにすればよかったと　うなだれます。

↑だいぶん矛盾した表現してくれますね。もぉ、素直じゃないんやから〜。

↑なんやこれは。下見でゴハンが不味かったことが分かってる店に僕らを誘導したんか？！
こういうギャンブルを仕掛けるとは、エエ度胸してるやないか　(-_-x)



それより、ミニ丼セットを注文した、SHIFTさんが「失敗した〜！」と叫んでいます。
その内容は僕からすれば、「お子様セット」とでも呼ぶべきボリューム。
あれでは僕より腹が持たん（苦笑）。

おい！そこの二人組、気持ち悪いぞ(笑)

↑何を言うてんねん。「気持ち悪い」の元祖は、君や、ってことを忘れてるんと違うか？
上の２人のようにモザイク無しで　世界中の笑い者にされたいか？（脅）

超驚愕なゲストは、うな丼を食べただけで退場です（笑）。
この先、車で付いてくるとか、などのウルトラサプライズは無く、本当にご退場です。

これだけのために、わざわざ貴重な日曜日を浪費、いや使ってくれてありがとう！
人生のうちで最も非有意義な日曜にならなかった事を願います（笑）。




そしてオフ会ご一行様は、…どこへ行くの？

事前の作戦では、三重県下の温泉に行く予定になっていましたが、
寒い２月に風呂なんぞ入って、ツーリングを続けたら風邪を引くのが目に見えてますので却下となったのです。

で、選ばれたのは、

津市街地を抜けると、グンと田舎になります。

さらに広域農道へ。「農道」と名がついているものの、そこいらの地方国道より立派な道なんですよ。
大きなアップダウンのある直線路で、峠から下を見下ろす風景は、北海道の原野にいるような感覚になります。


５０ｋｍ／ｈ走行を続ける僕たちの後ろに車がいっぱい繋がろうが、
先頭のカットゥンさんは、相変わらずマイペースで先導しています。
細かいこと、気にすんなって？

しかし、

ようやく自覚したか（笑）。



Ｒ１６５の青山峠は急勾配で、集団のまま走るのは困難です。
なので、峠を下りきるまでの区間は各自フリー走行とお達しが下りました。
またフリー走行かいな。




その前にコンビニで休憩です。

トイレの順番を待ってるご一行様。
どうしてなんでしょう。どこのコンビニに行っても、トイレそばにエロ本コーナーがあるのは…。

SHIFTさんが、うれしそうにエロ本を掲げています。 その姿、店内の防犯カメラに録画されてるど（恥）。

を、トイレに行ったmomoちゃんの肥満サイズのジャケットが　こんなところに脱ぎ捨ててあるやん。
ちょいと着てみるか（笑）。きっとブカブカやろう…ををっ！おれにピッタシのサイズやがな。
このまま気付くまで着といてやろう（悪）。



長いトイレから出てきた彼、僕の「異変」になかなか気付きません（笑）。

しばらく経ってやっと気づき、プリプリしてる彼に、

おい、代わりに　おれのＴａｉｃｈｉのジャケットを着てみろ。

僕のジャケットに袖を通し、ファスナーを上げる…、
ゲッ！！無理やりファスナーを引っ張り上げてるやん！

うううう、僕のダンディなジャケットがムチムチやがなorz

自分がトイレから帰ってウェアを着ようとしたら… えいまるさんが着ているではないか！ そんな馬鹿な！私も負けじとえいまるさんのタイチのウェアを着る… …んんん？ 腹に余裕があるではないか(笑) 誰や？「俺のウェアがはち切れる〜！」って言うのは。 しかし皆、笑いすぎだろw

↑言ったのは、ジャケットの持ち主の、おれや（笑）。

←横から見た図。 僕もでかい図体してるけど、それよりもmomoちゃんのほうが更にでかい（笑）。

コンビニのトイレの順番を待っているmomoさんの前にはエロ本コーナーがあり、
視線を本棚のアチコチに動かしながら　アブナイ笑みを浮かべてる姿を見た、


toono「この娘は当店の一押しですよ。あ、こちらの娘なら、すぐにご用意できますが？」


その台詞に合うかのような絶妙さで、momoさんの視線がきょろきょろ動き、ますますイヤラシくなる顔つきに、店外は爆笑の渦。

ここはどこの風俗店やねん！！

さて、ひとしきり笑ったところで、青山峠に向けて各自好きなタイミングで出発…ですが、誰も出ようとしないので
僕が先頭を切って走り出しました。



なかなかキツい坂で、カーブも深いです。
これは皆一緒に走ると速度差が出てメチャメチャになってしまうわな、と納得。
上り坂は心置きなくアクセルを開けられるので、思う存分自分勝手、あ、いや、自由に走らせてもらいました。

初心者いじめをしてストレス解消ですか？佳多奈さん（笑）。




上り坂がキツいということは、下り坂もキツいんですよ。
ビビリな僕は怖気づいてしまい、その隙を突いて、最後にコンビニを出発したtoonoさんにあっさり抜かれますorz
さすがサーキット走行の鬼、こんな道でも　なんでもなさそうにスイスイ走り去ってくれました。
下り坂は腕の差がモロに出てしまうのでアキマセンわ…。

フリー走行って、遅い人のためとかではなく、
主催者が好き勝手に走りたいがために組み込んでるのではないのかと勘繰ってしまうわ。

下りきったところの伊賀市青山町のコンビニで再度集合し、近くの神社へお参りに行きます。 大村神社という地元の人しか来なさそうな神社へ行くのですが、 どうしてこのような地味な場所がツーリング先に選ばれたのかは、謎です（笑）。

日曜の午後におまいりに来る人などあるわけもなく、境内は貸し切りです。
駐車場でバイクを一列に並べて記念撮影。

左から グランドアクシス１００　（佳多奈さん） ＪＯＧ　（らんどまさん） ＧＳＲ１２５　（カットゥンさん） ＣＤ１２５Ｔ　（今優さん） ＣＢ４００ＳＦ　ｖｅｒＳ　（toonoさん） 「２相棒」　（えいまる） ＣＢ４００ＳＢ　（SHIFTさん） Ｖツインマグナ　（時雨龍壱さん） Ｄｒｅａｍ１２５　（momoさん） スーパーカブ９０ＤＸ　（おいてけさん） アドレスＶ５０Ｇ　（タウニーさん）

地道なので、バイクのスタンドが地面にめり込んでるやん（涙）。
佳多奈さんのアクシスがバランスを崩して、派手に転倒（笑）。


セルフタイマーで、バイクとオーナーが並んだ集合写真を撮る際、
大きく写ってやろうと　並べたバイクの前に飛び出した僕も、シャッターが切れるタイミングで
足を滑らして派手に転倒　orz

他にだれもいない事をいいことに好き放題のオフ会ご一行様。
鐘があったので、思い切り強く撞いてやりましたよ（笑）。

おみくじ発見。それも２０円！安い。 小銭が無い、と　おみくじを引かないmomoさん。 それやったら、１０００円札を代金入れに入れて、残りの９８０円は賽銭でいいやろ。

タウニー「ここの地名、toonoさんとmomoさんのことを言い当ててますよ」

標識を見ると、


「阿保」


見事に言い当ててますね、って タウニーさんもかなりひどい人ですねぇ　(　￣ー￣)




ここで今優さんが戦線離脱するといいます。
どうして？何か予定でもあるのん？

今優「体力の限界です」

早朝からここまで走ってきたからね。お疲れ様です…おい、その歳で体力の限界なんて言っていたら、
オッサンの僕らはどうなるのん？！

１０名となったオフ会ご一行様は国道を北上。

いつの間にか「聖地」となった、ＪＲ伊賀上野駅から徒歩３０秒の駄菓子屋「ポルトカワバタ」へ。
ここが最終目的地です。

いつも大人数で押しかけて怪獣のように大騒ぎをしていくので、
toono「着いた瞬間に（店の）シャッターを閉められるんじゃないか？」

あり得る（笑）。

…と、いうことなどなく、店のオバちゃんはいつものように笑顔で僕たちを迎えてくれました。 いつものように駄菓子を買ってくつろぎモードに、 いつものように客単価が安くて売り上げに貢献できなくてゴメンナサイ m(_ _)m

そろそろブラックリスト入りしないか、気がかりにはなっている。今度一人で行って謝っておくわ。


十分に笑ったところで解散が宣言され、それぞれの帰路についたのでした。



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僕の走行距離は２１９ｋｍ。
今回も付いて行くだけの役割で、気楽にさせていただきました。


とは言いながらも、全体を客観的に見させてもらって、自分の企画運営の勉強をさせてもらいました。

momoちゃんは引退といっていますが、他のメンバーが後を継いでくれることでしょう。
それに期待して、番外編のレポートを終わらせてもらいます。


ありがとうございました。


写真提供：今優さん、momoさん、おいてけさん。ありがとうございます。