momoの爆走 煽動 先導記 (49のソコヂカラ・第15回オフ会・後週祭 合計排気量1628cc)



※momoさんからレポートを頂きましたので、随所に挟ませてもらいました。



【こうなったいきさつ】



1通のメールから、今回の番外編突発的に行われることになりまして。
差出人は、HPの自称「暴れん坊」momoさん(京都市)
メールが届いたのは、オフ会本編が行われた週末、土曜日の夕方。



内容を要約すると、

先日のオフ会本編は バイクの不調により参加できなかったtoonoさん(愛知県碧南市)が、
明日、黒枝豆獲得リベンジに篠山へ向かわれます。えいまるさんは参戦されますか?
私はDream125で参戦予定です」




文面からはtoonoさんが主役のように取れますが、実質はmomoさんが便乗して主催する
「“勝手”オフ会」の開催を予告してきました。
僕の「右腕」には佳多奈さんがいるので、残っている「左腕」を狙っているな?(笑)



僕個人的に黒枝豆を食べ足りず、もう一度篠山へ買い出しに行きたいなぁと思っていましたので、
翌日の日曜に、自分ひとりで買いに行くつもりをしていました。



そりゃ一人で行くより、みんなで行ったほうが楽しいし、付き合わせてもらうか〜と快諾。



どうやらmomoさんは、僕にJOGで来て欲しそうな素振りを見せていましたが、
弟の原チャをたびたび借りるわけにもいかず、自分の「2相棒」で行くわと返事しました。

toonoさんは、アドレスV125Gか、先日の故障から復活したCB400SFのどちらか未定らしい。
それとSHIFTさん(京都府舞鶴市)と篠山で落ち合う約束を取り付けてあるらしく、
すでにメンバーは4人以上と決定している模様です。



その後のBBSには、momoさんの書き込みで、
「突然で申し訳ありませんが明日、toonoさんが篠山まで行かれるとの事なので急遽買い出しオフなるものを致します。
明日、暇だぞ!って方はどうぞご参加下さい。今回は
51cc以上限定です」

と、ありましたが、

50ccの参戦もokに致します。
奮って書き込みをお願いします。

もしかしたら、
私も50で参戦するかも(笑)


に修正。僕のオフ会と違い、すべてのバイクが参加できるものとなりました。

僕が常々のオフ会で排気量を限定しているのは、法定速度や走行性能の問題があるからで、
原チャ(50cc)と、大排気量のバイクの混走ツーリングの経験は、
プライベートのツーリングを含めて全くのゼロです。

万が一混走になった場合、上手くいくのやろうか…。


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2009年10月25日(日)、天候は晴れ。
3週続けてツーリング日和に恵まれ、朝9時にいつものマクドに到着すると、momoさんがお待ちかねでした。
バイクを見るとDreamではなく、見慣れないスクータータイプのバイクが停まっています。
ヤマハのニュースギア、50ccです。


どうしてDreamじゃないの?

momo「他に50ccでの飛び入り参加があるかもと思って、私も原付にしました。」

早くも僕が危惧していた「万が一」が現実になってるやん。


しばらくすると、toonoさんが到着されました。
momoさんは、彼がアドレスV125Gで登場されるのを期待していましたが、それに反してCB400SFでした。
積載性を考えるとスクーターに分がありますが、わざわざCBで来たあたり、何か作戦があるのでしょう。

それ以降、だれもマクドに現れません。momoさん、アテが外れましたな(笑)。



「一人だけ原付では迷惑をかけるし、Dreamに乗り換えてこようか」とモゾモゾと迷っていたmomoさんでしたが、
ニュースギアを信じて、乗り換えずに行くと決断されました。
このときを振り返り、曰く「楽観的だった」と。

その態度、楽観主義の詩で有名な武者小路実篤もビックリやど(笑)。



こうして、オフ会史上初、そして僕のバイク乗り史上初、
原チャと車検付きバイクの混走ツーリング
が開始となったのでした。


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原付では後続を引っ張っていくペースが分からないと言うmomoさんに変わって、出発時は僕が先頭を務めます。
主催でもないおれが先頭って、先々週と同じではないか。

toonoさんが最後尾で原付のmomoさんを挟む形をとりました。
このフォーメーションは言わずもがな、スピード違反対策です(笑)。捕まったらつまらんし。


momo「最高速度は50〜55km/hでお願いします」と言いますけれど、
加速や追い越しなどのタイミングなど、すべてが普段の走りと異なるため、
僕はどういうペースで走ればいいのか、まるで分かりません。

とりあえず、車の流れを邪魔しない程度にゆっくり発進、加速。スピードメーターを凝視してましたよ。
「2相棒」はちょっとしたアクセルワークで、ドカンと加速しますからね。
ああ、ここで前の車を追い越したいけど、ガマンガマン。
車の流れに取り残されそうになったら、後続に道を譲ろうと考えていましたが、交通量の多いR9は流れが悪く、無用な心配でした。



R9を西へと向かいます。



最初の難所は京都市→亀岡市の境にある、老ノ坂峠
そこそこの勾配にカーブが続くので、アクセルのオン・オフを繰り返す、速度が出しにくい区間です。

しかし、「2相棒」のミラーに映るmomoさんの姿は、
とても原付の走りに見えない軽さでヒラヒラとコーナリングを決め、
400ccのtoonoさんとタメを張って
います。


これならイケるかも。僕はそう確信したのです。
しかし、後にその判断が早計だったことを、嫌と言うほど思い知らされるとは…。



【0.1tの本気を見せろ】




亀岡市内からいつもの快走ルート、R372へ。


ここでmomoさんに先頭を譲り、僕が最後尾に回ります。
それまでのニュースギアの走りなら、十分先頭を切って走れると安心しきっていました。


ところがです。



直後にニュースギアの真の姿が現れたのです。
湯の花温泉の長い上り坂で、ガクンと失速。30km/hくらいまで落ち込んでしまいました。

先導車のドロガメぶりに、しばらくおとなしく彼の後ろを付いていましたが、
toonoさんがしびれを切らし、momoさんの左側に並んで空ぶかししてアオりはじめたのです。

爆音マフラーから響くサウンドにmomoさん、伏せて巨漢を小さく丸め、
手首も折れよとばかりにアクセルをフルスロットルにし全開加速で引き離そうとします。

しかし、そんな努力もむなしく、全然加速しません(笑)。エンジン音も苦しげです。
momoちゃん、そんなことしかたって一緒一緒〜!!



僕もしびれを切らしてmomoさんの右側に並び3台並走(笑)。

なにモタモタしてるんや〜速く走れよ〜。ブォンブォンブォ〜ン(煽)。



原因は言うまでも無い、momoさん自体にありました。
だって、車体より重い、体重100kgもあんねんもん、よく走る原チャでも走らんようになるわ。
ホラ、エンジン音聴いてみ?バイクも嫌がってるやろ(笑)。
で、体重の軽いtoonoさんが400ccに乗ってるって、なんだかおかしくないか?(笑)。



下り坂になると、上り坂で溜まったフラストレーションを吐き出すかのように猛加速を始めるmomoニュースギア。
高重量を最大級に活かした怒涛の加速は、その後ろを「2相棒」でゆるゆると走っていた僕も「うわ、速ッ!」度肝を抜かれました。
その走り、赤キップ級(笑)。

momo「下りは任せとけ」

下りだけは、な(笑)。


任しておいたらmomoさんは平地でも全開走行のままで爆走。僕たちも気持ちよくついて行きます。

って、2サイクルエンジン車でそんなことを続けてたら、エンジン焼きついてしまうぞ(笑)。



そうこうしているうちに、県境を越え、毎度おなじみ黒枝豆の里、兵庫県篠山市に到着です。
3週連続で集団での篠山入りに、おれ、そろそろ飽きてきたわ(笑)。


バイクを並べて記念撮影→
何かヘンやぞコレは(笑)。





よく見ると、momoさんのニュースギアには、彼お得意の茶色い巨大タッパーが2段重ねになってます。

toono「夜逃げ仕様だろ」

そういわれると、そのようにしか見えない巨大タッパー。どちらへの逃避行で?(笑)
車体のエッジには黄緑色の養成用のテープで補修がしてあり、白い車体がみすぼらしくなっています。
僕らのバイクより新しいのに(笑)。




R372+R173の交差点にあるローソンでSHIFTさんの到着を待ちます。


ほどなくしてSHIFTさん(京都府舞鶴市)がCB400SBで来られました。
SHIFT「遠くから見てると、何か1台足りないと思ったら(笑)」

背の高い彼には、チビッこいニュースギアが眼中に無かったようで(苦笑)。



本日のメンバーで記念撮影。
これはEXILEのマネね。

僕だけEXILEのポーズがわからなかったのは、
他の3人より歳を食ってるせいかなぁ…。


僕たちの視線の先には、
冷ややかな目で僕たちを見ている一般たちが(恥)。



しかしまぁ、見れば見るほどアンバランスな集団やんorz


↑左から
えいまる、toonoさん、SHIFTさん、momoさん





【最大積載量オーバー】





それではメンバーも揃ったことやし、黒枝豆を買いに行こう!
…と思ったのですが、どういうわけか、「店」の数が先週と比べて大きく減っているのです。
先週お世話になった I さんの「店」も閉店していて、跡形もありませんでしたし。
作況の加減で、そうそうに店じまいしてしまったのかなぁ。


それならば、先々週に訪れた、Yさんの店ならば大丈夫!
僕の顔が利くその「店」の主は、僕を見るなり相好を崩してきました。

いつも売れすぎて店先に並べる「商品」が無いこの店にしては珍しく、
黒枝豆の束がてんこ盛り
になっていました。

素晴らしい!買い放題ではないか!
それじゃ、頂きま〜す。
toonoさんが、タンデムシートにくくりつけた袋を持ってきました。
家庭用の45Lのゴミ袋よりデカい、
何でも飲み込みそうな雰囲気を漂わせる真っ黒な袋(笑)。
そうか、そういう袋があるからスクーターではなくても良かったんやな。


どんどん黒枝豆を飲み込んでいきます。
いくつ入るのやろう…と覗き込んでいると、6束入ったところでお腹いっぱいに。
バイクにくくりつけたら、ハミ出してるやん(笑)。
と、momoさんが夜逃げ仕様のタッパー(大)を持ってきました。
ここにも黒枝豆が次々と(笑)。

こちらも6束入りました。



僕とSHIFTさんも、それぞれ適宜購入。僕たちは「大人買い」しませんからね(笑)。


「店」のお姉さん(お嫁さんかな?)が「いつもの写真を撮りますか?」と親切に訊いてくれましたので
お言葉に甘えて。はい、ポーズ!

「うちの名カメラマンが来たよ」の声の方向を向くと、小学3〜4年くらいの女の子が。
では、名撮影を一発頼むよ。パシャッ!









toono「『こういう大人になってはいけません』みたいな写真だな」

もう、おれ、このグループの首謀者と思われたくない、って手遅れやけど ○| ̄|_



これにて、すべてのプロジェクトが完了しました。って、黒枝豆買っただけやん(笑)。
この先はどうするかの作戦会議を開きます。

先週のオフ会のようにR173を北上し、酒蔵を目指すのもひとつでしたが、
この日は兵庫側と京都側のR173で全国高校駅伝の予選会が行われていて、大規模な交通規制が敷かれているとのこと。
それでは通れないではないか。



ならば…。



SHIFT「『西脇ラーメン』を食べに行きませんか?」
R372を西へ20km余りの兵庫県西脇市に「ご当地ラーメン」がありまして、そこでお昼にしようということになりました。

toono「ニュースギアに乗らせろよ」
momoさん+ニュースギアの上り坂での走りがあんまりでしたので、バイクをチェンジして自分で体感したいと。


それならばと、
SHIFTさん→toonoさんの爆音CB400SFに、
momoさん→SHIFTさんのCB400SBで走ることになりました。


「原付に乗る人が先導でいいだろ」の意見により、
toonoさんが、一番手、SHIFTさんが2番手、3番手にmomoさんときて、僕が最後尾を務めます。




【昼ごはんを求めて】




Yさんご一家に手を振り、出発です。



おっ、体重の軽いtoonoさん+ニュースギアは思った以上に元気よく加速していきます。
重さが半分になるとこんなにも走りが違うのか(笑)。


toono「ギアは速いじゃん。乗ってる人間のウェイトの問題だな。」


バイクレースを経験している彼の言葉は重いです。
そういや太ってるレーサーっていないよね(笑)。


いつもノーマルのSHIFTさんが爆音立ててるのは、変な感じ。
momoさんがまたがったら、CB400SBも125ccくらいに見えるな(笑)。



その後に、SHIFTさんがニュースギアにチェンジしました。背が高いので乗りにくそうや(笑)。
いつも爆音走行のtoonoさん+静かなノーマルCB400SBは、気が抜けたコーラみたいに思えるよ。
momoさん+CB400SFはやっぱり(略)。

最後尾から撮ったそれぞれの比較写真を載せておこう。

ニュースギア :toono
CB400SF :SHIFT
CB400SB :momo
ニュースギア :SHIFT
CB400SF :momo
CB400SB :toono
ニュースギア :momo
CB400SF :toono
CB400SB :SHIFT


ははは、これは面白すぎるわ。

で、3人だけでバイクチェンジで盛り上がって、僕の「2相棒」には誰も乗ってくれへんわけやね?



toono&SHIFT「免許が…」 普通二輪免許どまりなので、乗ると無免許運転になる2人。
momo「私だと保険が…」 大型二輪免許はあるが、任意保険が30歳以上のみ保障なので、20代の彼では無保険になってしまう。



どちらにしても、おれは仲間ハズレってことか(-_-x)



toono「いや、仲間ハズレがいますよ。momoさん、一人だけヤマハ車だし、一人だけ原付だし(笑)
なんとしてでもmomoさんを貶めようとするtoonoさん、なかなかのイケズ(意地悪)やね。




最後に僕もニュースギアに乗らせてもらいました。



ビィィーン↓




体重85kgの僕でもエエ加速するやん。momoさん、君、体重偽ってへんか?(笑)



では減速…ニュースギアのリアブレーキは、
ベスパでおなじみのステップに生えたフットブレーキを踏み込むタイプで、僕は初体験です。
おや?ペダルを踏んでいるのに減速しないがな。
って、僕がブレーキペダルと思って踏んでいたのはフットレスト!なんと紛らわしいものが付いているんや!!
止まりきれずにドブにハマるかと思ったわ(汗)。




それぞれのバイクに戻って、ツーリング続行。
が、またもや、momoさんが篠山市と加東市の境の上り坂で大失速
遅そうな4tトラックにまで追いつかれてしまったではないか!
仕方なく路肩によけてトラックをやり過ごします。



もうやってられん!とばかりにtoonoさんが、ブオォォォーと豪快な排気音を立てて視界の彼方へ消え去っていきました。
僕とSHIFTさんも後に続き、momoさんの存在はカンペキに消されました(笑)。



峠を過ぎて下り坂をある程度走ったところで停車して、momoさんの到来を待ちます。
すると、どうでしょう。50ccとは思えない勢いで僕たちのほうに迫ってくるmomoさんが!

本日の主役の走りは、豪快かビリッケツの両端しか無いやないか(笑)。



そうこうしている間に西脇市のラーメン屋に到着しました。
程よくお腹も空いてきて、ご当地ラーメンが待ち遠しいです。




人気店らしく、10人余りの先客が順番を待っています。その間に雑談。
それぞれの現状の話になった時、
momoさんに大学の専攻を尋ねても、口をもごもごさせて答えようとしないので、


またしびれを切らし、
toono「おまえ、何(学)部だよ? 『デ部』だろ」とかムチャクチャ言ってます。
momo「何でだよ〜」と反論する彼の口調は関東弁。本当に関西人か、君は?
ごめんよ、おれ、横で思いっきり笑って。



店についてから思い出したのですが、僕、何年か前にこの店を訪れたことがありました。
ラーメンを食べた記憶もありますが、味を思い出せません。
待てば待つほどお腹の空き具合が増してきて、期待(懐かしさか?)が高まります。


20分くらい待たされた後に店内に入ると、メニューはラーメンとご飯のみ。
こんなにシンプルやったっけ?それすら覚えていません。
ま、いいや。おいしく腹が満たされれば。




いただきま〜す♪ 




店を出て、近くの「日本へそ公園」で食後のデザートを食べようと提案したのは 僕でしたっけ?
なんかこう、満たされなかったんですよねぇ。「天下一品」の総本店の超こってりラーメンが最も好きな僕としては。
スープが甘かったし orz




【中心での冒とく行為】




北緯35度、東経135度が交わっているのが、ここ西脇市でして、
ニポンの中心(へそ)を自称
しています。

「○○の“へそ”」を称する地区は、全国にいくつもありますが、ニポン標準時を決めるこの地こそ、へそにふさわしい。
ちなみに、岐阜県もニポンのへそと主張しています。こちらは、人口の重心で、ですが。



近くのコンビニでオヤツを一人1品ずつ調達


このときに僕はひどい立ちくらみを起こし、一瞬気が遠くなりました。
服用している薬の影響で血圧が上昇し、この日の朝の血圧は 170/108
安静時で体験したことの無い高血圧に、このまま走れるかな、走りながら気を失ったらどうしよう〜と心配したほどです。

その後の僕は…このオフ会レポートを書いてることから、どうだったか分かりますよね?



で、ニポンの中心ですよ、中心。
なんと、「日本へそ公園駅」なるJRの駅までありまして、どんなに素晴らしい場所なんやろう!と
期待させてくれます。



着いた駅は、電車が1時間に1本の無人駅ですorz
駅のそばには車が何台も放置…もとい駐車されていますが、周囲に人の気配が感じられませんorz



子午線の交点は、JRの下をくぐるトンネルを歩いていきます。

SHIFTさんの頭がつかえています(笑)。
さらに、人同士の離合も出来ません(笑)。

ニポンのへそは、線路と川と橋に囲まれたこんな場所でした。
あまりに目立たないためか、誰も来ません(笑)。
交点を足蹴にしてあっけなくニポン占領に成功したtoonoさん(笑)。
近くにあった石のテーブルに各自購入したオヤツを広げ、一服モードです。
toonoさんが地元愛知のスイーツ、「あわ雪」を持ってきてくれました。
卵白に砂糖を加え寒天で固めた菓子です。


ふわふわした食感で、口に入れるとたちまち とろけてしまいます。
強いて例えるなら、杏仁豆腐とマシュマロを足して2で割ったような感じかな。



皆で切り分けていただきました。ごちそうさまです。




そのときのワンシーン。


こ、これは…!!!momoさんの超恥ずかしいベストショット!(笑)


無修整で載せたい
ところだが、
そんなことしたら僕やSHIFTさん、toonoさんまで
世界中から誤解を招く!!!!



…すごく面白いこの問題写真でmomoさんをユスリたい方は僕まで連らk…うぐッッ(謎の死)。





ごろごろごろごろ……



大地を震わせる音に上空を見上げると、さっきまで青かった空が濃いグレーになっています。
PHSからお天気ダイヤルにつなぐと、西のほうからすぐ近くまで雨雲が接近していると表示されているではないか。
カッパを持っていないmomoさんと僕は、これはマズいと慌てます。
すぐに帰路に着こうということになり、残ったオヤツはmomoさんの「夜逃げ仕様タッパー」に放り込まれました。

そのまま全部家に持って帰ったやろ。おれも「あわ雪」欲しかったのに(嘘)。

出発前に公衆(以下全文自粛)。




【脱落脱落、また脱落】




走り出すと、前をゆくtoonoさんの荷物がだんだん右に傾いてきているのに気づきました。
黒枝豆を沢山入れすぎたからか、荷崩れを起こしかけています。
昨年のオフ会での佳多奈さんのように道路に投下すると大変なので、止まって直してもらいました。
それでも右に偏ります。この荷物、そうとう「駄々っ子」のようですね(笑)。



西脇市と篠山市の境目の峠に差し掛かりました。上り勾配7%。本日最大の山場です。



しかし、と言うか、当然と言うか、「momo + ニュースギアクォリティ」が再度発揮。
あっという間に失速して、本人曰く「全開で15km/h」まで落ち込んでしまいました。

ニュースギアには申し訳ないが、後続の僕たちは、そんなに遅い速度につきあってられない。
容赦なくブッコ抜いて、またしてもmomoさんを置き去りにします(笑)。



西脇市→篠山市境にある「黒石ダム」付近で停車して、彼が現れるのを待ちます。
なかなか来ないので、バイクが重量オーバーで壊れたんじゃないかと心配しはじめたころに、
はるか彼方から息も絶え絶えなエンジン音が接近。momoさんは無事でした(笑)。



止まっている僕たちを抜いて行った彼をしばらく見送りますが、やっぱり遅い。なかなか視界から消えへんやん。
後ろから突っつくのも飽きた(笑)ので、



toono「2分待ってから追いかけましょうか」
鬼ごっこ形式を実施。



それでもあの走りじゃ 「鬼」の僕たちは すぐに追いつくんやろうなぁと思いながらも2分待ち、スタート。
ところが、上り坂をぐいぐい走っていってもmomoさんの後姿が見えてきません。
そのうちに峠を越えて下り坂に。予想に反してその姿がまだ見えてこない!



山道を抜け人里に下りてきたところで、彼を捉えました。
なかなかやってくれるやん。下り坂の重力加速度はさすがやね(笑)。


momoさんがtoonoさんから指導を受けています。
ニュースギアは2サイクルエンジン車なのに、上り坂でずーっとアクセル全開を続けたために、
エンジンの調子が最高潮となるパワーバンドをはずしてしまい、逆にパワーダウンしてしまったと推測。
アクセルワークに気をつけ、カーブでブレーキをかけると失速するので注意するように言われていました。


返す返すも、レース活動をするtoonoさんの意見はためになります。



市街地に下りたところは、R176の丹南篠山口IC近くでした。
R372を走るより、かなり近道になったようです。
そして、雨の気配も薄れてきていました。これなら濡れずに帰れそうや。



R176→R372の前に、momoさんがセルフのガソリンスタンドで給油。

後日、「出光のレジの子が可愛かった!」などと感想メールを寄越してくるではないか。


あのとき、なかなかスタンドから出てこなかったのは、そういうことやったんやな?
自分だけ独り占めしてたんやな?!
スタンドの前で所在なげにたたずんでいた おれたちにも合図をして分け前よこさんかいっ!




momo「また、原チャに乗らなアカンのか」

ツーリング後半に、ため息代わりにこの言葉を何度も聞かされます。

だから、Dream125に乗り換えてこないのが悪いんやがな。おれは最初に言うたはずやど。
ま、いざとなったら3人で高速に乗って帰るし。

momo「おい(笑)」


SHIFT「乗り換えましょうか?」
言い出しっぺが気遣ってもらって どうすんねん。

momo「結構です。がんばります!」
よっしゃ、よく言うた。最後まで4人とも無事に走りぬくぞ!




【おれたち、良きバイク乗り】




長い直線で、突然toonoさんが先頭を行くmomoさんの存在を無視するかのように全開走行開始!
野太い排気音と白煙を残して去っていきました。


これは、おれも対抗しなくては!
同様にフル加速でmomoさんを「アウト・オブ・眼中」状態で置き去りに(笑)。
エンジンを8000回転くらいまで引っ張ってやりました。
ずっと低回転走行でくすぶっていたので、ものすごい黒煙を放出、田園地帯に撒き散らしてしまいました m(_ _)m



そのときのことを、
momo「えいまるさんの「2相棒」が2ストかと思った」と回顧されていました。


800ccもあると、恒常的にエンジンを回してやれないので、燃焼効率が落ちてマフラーにススが溜まっちゃうんですよ。
そう考えると、今日はエンジンをしっかり使えてる原チャのほうに分がありますよねぇ。




兵庫県→京都府に戻るころ、日が落ちてあたりが暗くなってきました。
当初の目的は、黒枝豆を買い出しに行くだけだったのに、また夜になってしまった(笑)。




南丹市園部町からR9で一路京都市へ。途中の亀岡市千代川までは交通量が少なく、
南丹市八木町でtoonoさんのトイレ警報(…)が無ければ、高速を走ってる並に早かったのではと思いました。
後続車に道を譲ることも無かったですしね。

口では負け知らずのtoonoさんも、生理現象には勝てない模様(笑)。




途中の亀岡市街は、momoさんの先導でいつもようにショートカット
真っ暗な保津川河川敷をおそるおそる走る僕に対して、momoさんは排気量のハンデを感じさせない大暴走(笑)。
照明が無く、前もろくに見えないほどの道を…。いつか川に落っこちるのではないかとヒヤヒヤしてたんですよ。




最後の難関、亀岡市→京都市への峠、老ノ坂
果たして上り坂で度々泣かされてきたmomoさんは乗り切れるのか?



…toonoさんのアドバイスを実行し、アクセル全開にするのではなく、
パワーバンドを上手く使って僕たちから置いてけぼりを食らうことなく乗り切れました。よしよし。



こうしてmomoさん主催のオフ会後週祭は終わったのでした。



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どうでしたかmomoさん。原チャで車検つきのバイクを先導した感想は?


僕は、スタート時に原チャと大型バイクのコラボレーションなんてありえないと頭っから思い込んでいましたが、
1日走ってみて、こういう混走ツーリングもアリかなと新しい発見が出来ました。

これは、僕たち4人がよく顔をあわせて気の知れたメンツだから可能だったというのも、もちろんあります。
初対面でこういうツーリングは、どこかに負担が出ちゃうでしょうね。

ニュースギアの粘りある走りには原チャの底力も感じました。
無事に走りきれたことを喜ばしく思うよ。

でも、今度こういう企画をするときは、急な上り坂の無いルートを選ぼうね(笑)。

僕の走行距離は207kmでした。



ありがとうございました。



写真提供:momoさん、SHIFTさん。いつもありがとうございます。