ツーリング2日目・2003年9月17日(水)晴れ<午前の部>


受信メールは青文字
僕からの送信はオレンジ文字


おはよう!
いつもの布団と違いますし、浴衣を着てたので寝づらく、やや寝不足のまま、このツーリングのハイライトの朝を迎えました。


窓を開けて外を見ると、快晴! 昨日がんばって走った甲斐があったなぁと、ウキウキしてると、そこへ本日初メール着信。


腐れ縁の一人、このHPにも度々登場する「真宗Jr」こと「T」からでした。
「そ〜か〜・・・十分佐渡を満喫してうらやましいな〜」(9月17日7時9分)
「天気もいいし、しっかり夏休みを楽しむわ」(7時14分)

「T」はこの日仕事が長引き、徹夜で働いていたとか。
ごめんなぁ、僕だけ休んで思いっきり遊んで。ちょっと申し訳なくなりました。


立て続けにメール受信。

同僚「uno!」からでした。

「attention!そこは佐渡に見せかけた北朝鮮だ。島の住民の胸には金正日バッジがあるはず!
助かりたければホテルのフロントで金正日万歳と大きな声で叫ぼう。」
(7時9分)


「uno!」は朝起きて一番にメールをしてきた様子……相当なアホである。
ヤツは僕より5つ年上。嫁さんと子供が泣いてるぞ(笑)。

「え、俺もうラチされてるの?(笑)万●峰号、新潟にまたもや足止めらしいやん。
定員オーバーやって。俺降ろしてもらおっと」
(7時24分)


更に続けてM・大先輩から。
「おはよう、今日も快晴だね。額に入れられるような季節感のある写真を沢山撮って来て見せてください(花・風景)」(7時16分)
「佐渡は京都より涼しくて快適です。今日がこの旅一番のハイライトですから、しっかり癒されてきます」(7時20分)
結果、いい写真は撮れたかどうか…ううむ。


築120年の宿の調度品を眺めましたが…やっぱりおれにはこういった物の価値が分からない(涙)。


1300円も出して頼んだ朝食はバランスの取れた和食。
ご飯をしっかりお代わりしてエネルギーチャージOK!


宿の裏は、佐渡島最大の湖「加茂湖」。海とつながっている塩水湖で、
先日台風が直撃した時は、湖の水が庭を乗り越え家まで押し寄せてきたとか。くわばらくわばら。


宿のオバチャンが「かっぱえびせん」を撒くと、ウミネコや白鳥がやってきます。僕も撒かせてもらいました。
目の前までやってきます。かわいいです。
周囲10数kmの小さい湖ですが、湖の対岸や山並みも美しい。
しばらく見とれていました。

などと朝っぱらから感傷に浸っている余裕はない。荷物を手早くまとめ、いざ佐渡島征服の旅へ出発や!
事前に調べた観光スポットは多数。出来ることなら全部巡りたい。島を縦横無尽に駆け抜ける強引プランを立てていました。


まずは島を南へ。いきなり最大目的地、「西三川ゴールドパーク」を目指す事にしました。
と、少し走ったところで「佐渡トキ保護センター」の看板が。僕の「佐渡島征服プラン」から見事に抜け落ちていました。
すっかりトキのことを忘れていた。

迷うことなくそちらへ向かう事に。車も少ないのですぐに到着です。

誘惑されて時間&お金の無駄遣いを避けるため、オミヤゲ屋さんから離れた所に「2相棒」を停め、

いざ、トキとご対面!(拝観料200円)


トキは神経質な鳥ですので、傘をさすことも、フラッシュをたくことも禁止されていています。
さらに刺激しないように20mも離れた所から観察。
裸眼では遠くて見づらい…。双眼鏡も置いてありますが、それでは大きく見えすぎる。
そこで、先輩から借りたカメラで最大ズームにして観察。いい感じ。
今年は18羽生まれたそうで、沢山見られました。でも、愛嬌のない顔やなぁ(笑)。



改めて、いざ行け一攫千金!
佐渡島も田園地帯が広がっている場所が多数あり、
道中のR350号沿いにも黄金色とスカイブルーのコントラストが美しい場所を何度も通りました。
お約束の写真撮影(笑)。


金儲けの場所「西三川ゴールドパーク」に到着。
ここで砂金掘りの体験(600円)が出来ます。

川で本格的にやるのかと思っていた僕には、
建物の中でやるなどとは…。


文字通り「体験」です。
比重を利用して金を取り出すのですが、
30分の体験で取れたのは4粒。
それをカードにしてもらいました(300円)。


しょせん観光客相手やもんな…後からそう思いました。


ところで、金は延伸性に富んでいて、
金1gを糸状に延ばすと2800m、金箔にすると1.8uにすることが出来るそうです。
金箔って1万分の1mmまで薄く出来るんだって。透けて向こうが見えそうやね。

「勝」より「今えいまるは金山で砂金を集めてるのか?」(10時57分)
金山で砂金は無かろうに。
「砂金掘りは面白かったよ。一攫千金には程遠いけど」(13時19分)


佐渡といえば「たらい舟」!島の南端「小木港」で乗れます。(350円)
早速乗船。


海にゆったり揺られながらそのあたりを周ります。
オールを持たせてもらって舟を漕いでみました。
オバチャンがやるようにオールを動かしますが、
まっすぐ進まずその場でぐるぐる回る
だけ。


それ以前に、立って漕ぐのもバランス取りが難しく、転覆しないか心配で心配で。
ライフジャケットなんか着てませんからね。



思いっきりへっぴり腰(笑)。 

雰囲気のいい場所でたらい舟に揺られると思っていた僕は、またしてもショックを覚えます。

雰囲気ぶち壊し〜!!

クレーン船は邪魔やどー!

いくら観光客目当てといえど、もう少し良いシチュエーションを作ってくれませんか?(懇願) 

小木港の近くに、
おいしい手打ちそば屋「七右衛門(しちえもん)」があります。

メニューは「かけそば」のみですので、枚数で注文します。(1枚480円)

すごいこだわり様ですね。それだけ自信があるのでしょうか。期待するやん。

2枚注文。

 

でてきたそばは、平べったくなぜかコシがあるので噛み応え抜群
そばの味が口の中に広がります。


いつも安いそばばかり食べてる僕にはこれがそばの味かと凄く感動しました。
でも、高いぞ。ツーリング中は金のことは考えないようにしているけど、腹の膨れ具合と反比例して懐が痛かった。



M大先輩からメール。「佐渡の魚は旨いやろうなー、僕は愛妻弁当で腹一杯でーす」(11時54分)
スミマセン、佐渡では魚は全く食べてません(ToT)。


島の最南端「沢崎灯台」を訪れました。
遠く、本州を望めるとのことでしたが、視界がイマイチで、見ることは出来ませんでした。


それならば、誰も居ないことやし、思いっきり心の叫びを上げてやるか!と、灯台のそばまで行くと、
軽1BOXが停まっていて、なにやら工事をしています。今は休憩時間らしく、

開け放たれたドアからは足がだらしなく出ています。
迷わず引き返しました。


せっかく高めてきたシチュエーションがー!!(ToT)


これで午前は終了、午後は山を走るぞ!