標準装備は団扇(うちわ)



「バイクは、夏は気持ちいいでしょ」


バイク乗りを長く演じていますが、毎年このくそ暑い時期になると、誰からと無く↑を言われます。


海辺や、山をさっそうと走ってる姿を想像して言っておられるのでしょうか。
はた目で見てたら、風を切って(死語)気持ちよさそうに見えますよね。


そして、この言葉を発する人は、「バイク乗りではない方」と相場が決まっています。



どこが気持ちいいねん!と。
アナタは何も分かっていない!




確かに走ってれば、気持ちいいです。

でも、ひとたび停まると、むき出しのエンジンから熱気がモワーッて上がってきて、茹で上がってしまいます。
長い信号待ちでは「アイドリングストップ」して、少しでも熱気を和らげる、涙ぐましい努力もしています。

フルフェイスの内側はサウナ
ですよ…。


僕は、夏のツーリングであっても、軽装を勧めていないのはご存知の通りです。

さらに暑さが加速します。
むき出しのエンジンは、さながらストーブ。更に冷却ファンが回り出すと、熱風が体を襲い、熱中症になってしまいそうです。


真夏にストーブ焚くヤツがどこにいるというのですか?!


排気量が大きくなると必然的に発熱量が大きくなるので、「2相棒」と渋滞にハマってしまうと、灼熱地獄です。
バイクで走ってて、バテるなんて、冗談のようですが、本当です。



毎日バイク通勤していますが、去年の夏までは400ccの「相棒」とでした。
コイツも放熱がすごく、夏場は乗れたもんじゃなかったのですが、まだ我慢できました。

今年の夏は800ccの「2相棒」と過ごしています。
でも、9月だというのに、残暑の厳しいのと、冗談ではないレベルのエンジンの放熱のすさまじさに、通勤が「痛勤」になり、
遂に音を上げてしまいました。


昨日からLEAD通勤に変更(笑)。

「2相棒」の一番の活躍の場が通勤だったのに、肝心なものを取ったら乗る機会が無いではないか(笑)。

メットの内側はやはり暑いですが、LEADはエンジンの放熱がカウルで防御され、まだマシです。



真夏にバイクで走ってて、熱中症で倒れて事故になったら、
バイクメーカーをPL法違反で訴えろかい!って気になりませんか?
「夏バイク乗り」の皆さん?


エンジンの冷却がままならないなら、せめて人間だけでも冷却しなきゃ。


首に濡れタオルを巻き、
エンジンの熱気が上がる信号待ちには、ウチワでパタパタ扇いでやろうかと思ってます(笑)。


プライドなど、もともと持ちあわせてない僕なら出来る(^_^;)