モータースポーツ宣言都市からのバイク漬け便り
GoTo 「バイク賞品王」!




久しぶりに、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットへ行ってきました。


目的は、バイク乗りによるバイク乗りのためのイベント、

「BIKE賞品王」(http://bike-s.jp)へ。




きっかけは、BBSへの えりあさん(アプリリアAREA51)からの書き込みでした。


ちょっと急ですが紹介です


投稿者:えりあ   投稿日:2010年 3月 5日(金)00時17分28秒


ご無沙汰です。寒い冬の間はバイクはお休みしていましたが、ジャケットも購入し
バイクのメンテナンスが間もなく終わるので、そろそろ乗り出そうかなぁと思っています。


mixiのあるコミュで「BIKE賞品王 in SUZUKA 3/14」というイベントが紹介されていました。
どうもFUN&RUN! 2-Wheelsの一部のようです。。。

(自分はどうでもいいのですが)賞品の抽選会と、
最後に鈴鹿のコースを走れる(!)らしいので友達と速攻で申し込みましたw


問い合わせてみましたが、50ccでも走行可能らしいです。(但し最後尾)

(今日パドック入場券等が無事届いたので書き込みましたが、自分も初めての参加なので責任持ちませんw)
興味がある方はいかがでしょうか。





僕も、賞品も欲しい(卑)以上に、鈴鹿の国際フルコースを走らせてもらえるのにつられて参加申し込みをしました。

すると、
いつものように彼も食いついてきまして(笑)。



ご利用は計画的に

投稿者:momo 投稿日:2010年 3月 6日(土)21時49分57秒


こんばんは。
momoです。
私も来週の鈴鹿には緊急参戦します!

(中略)

>>えりあ様
原付で国際コースを走るなんて生唾もんですね(笑)

来週、お会いできるならいいですね。




締め切りギリギリにWebからエントリーをしたのはいいものの、参加代金を振り込むのを忘れたまま期日が過ぎてしまい、
自動的にエントリーは取り消されたな、と諦めていました。

ところが、金払ってないのに先方様から招待状が届いてしまいまして(笑)。


おかげで、鈴鹿での楽しい一日を過ごすことが出来たのです。
あ、代金は、すぐに振込みに行きましたよ。



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2010(平成22)年3月14日早朝。

僕と同じく京都から出発しているmomoさん(Dream125)と、三重県亀山市の「道の駅 関宿」で落ち合いました。
なぜ三重県で集合なのか?京都から一緒に走ってこればいいのに…とお思いの皆さん。

僕はまたもやポリシーを捨ててしまい、「2相棒」高速をガッツリ使ってしまいました orz
だって、最近睡眠不足ねんもん。だから1分1秒でも寝る時間が欲しかってんもん。

僕が家でガーガー寝ていた朝6時ころから、momoさんはR1をひたすら走っていたようです。

そして、「関宿」から20分あまりで会場の鈴鹿サーキットに到着です。




ここで、当日のイベントについて解説。

僕たちが参加したイベント「BIKE賞品王」のコンセプト


「難しくない!ただ集いたい!皆の笑顔がここにある!
ノンジャンル バイクフェス」



このコンセプト、一歩間違えば「集会」と誤解されますやん(笑)。
とにかく、サーキットに集まってバイクで楽しもう!ということですよ、ね?



実は僕、バイク乗りのためのイベントにバイクで参加するのは、実に十ウン年ぶり。


どうも、大勢のバイク乗りが集うというのは、何だか濃くてとっつきにくい感じがして
あえて敬遠し続けていたんです。
今回もえりあさんのご提案に辞退も考えてんですが、ここいらで自分の殻を破ってみようという気になり、
少々の勇気を出して参加してみました。



結論を言っておくと、勇気を出してよかった!!!ですよ。



いつもと違い、鈴鹿サーキット遊園地がある正面から入るのではなく、
レース関係者だけが入れる南ゲートからの入場にドキドキ。


鈴鹿コースの内側に位置するパドック(レース車両整備所)の一角が
イベント会場です。

バイクを停めますが、僕たちの向かって左側には隼がずらっと10台以上。

右側には往年の名車NSRが並んで
いて、

ポンコツ800ccとタイホンダ125ccの2台は、早くも外野状態ですorz




パドック駐車票をバイクにつけます。
車ならルームミラーにつけたいところですが、
バイクには適当な場所がないので

僕とmomoさんは こんな風にしました(笑)。



開会まで時間があるので、パドック内をウロウロ。
関係者しか入れない場所に今いるんだという優越感に浸っていました。


鈴鹿サーキットは近年大掛かりな改装工事がなされ、ピカピカです。
以前の鈴鹿を知っているだけに、違うサーキットにきた感じがします。
サーキットそばの観覧車とトイレは以前のままでしたが(笑)。





会場でえりあさんと、お連れのAさん(仮名・VT250Fインテグラ)の大阪コンビと無事に出会えました。

この2人は、大阪から酷道で有名なR25(非名阪国道)で三重県入り。
三重県下に突如現れる地道にビビりながらやってこられた由。
えりあさんのAREA51なら、50ccとはいえ名阪国道を走っても十分流れに乗れるから 黙ってたらバレなかったかもよ(笑)。




「2相棒」(左から3台目)と
Dream125(左から4台目)

AREA51(左)と
VT250Fインテグラ(右)




この日は西日本最大のバイクの草レース「FUN&RUN!2−Wheels」が開催されていて、
ピットにはバイクがたくさん停まっていていますし、
コースのほうに目を向ければ、さまざまなバイクが疾走しているのが間近に見られます。




バイク乗りでいっぱいのパドックにおいて、
場違いな黒っぽいスーツでバシッとキメたお兄さんによる にぎやかなトークで「バイク賞品王」開会です。
この人が主催者かと思っていたら、単なる司会進行で、
その横にいた地味な男性が本当の主催者、国際レーシングライダーである 浜口喜博さんでした。



はっきり言って、スーツのお兄さん(42歳)が主役級やんと思わせるほどの大声で
漫談トークをエンドレスで喋っているため、
主催者の存在感が全然ありません(笑)。

だって浜口さん全然喋らへんねんもん。


その漫談の内容も
「バイク賞品王」をブログで報告しろ だの、
新しくオープンするレストランの紹介 だの
のどが渇いて飲んだ「コカコーラ・ゼロ」は最高だね〜 だの、

ちゃっかり鈴鹿とスポンサーの宣伝をしてるやん(笑)。
こういうイベントにおいても営業活動は怠らへんって?!

その内容を逐一覚えている僕もどうかしてますが(笑)。


喋っていないと死んでしまいそうなスーツのお兄さん!
そのままプロレスのリングアナでもやったほうが似合うど〜(笑)。



バイクと音楽のコラボミーティングと名打ってるだけあり、
DJの方がターンテーブルのLPをキュッキュ動かして賑やかです。


この「BIKE賞品王」は記念すべき第1回でした。そして集まったバイク乗りは総勢約120名
初開催でこれだけ集まるなんてすごいなぁ。僕の第1回オフ会なんてたったの3人やったのに orz


申し込み時にバイクのチーム名を申請していれば、
会場に立てかけてある大きなボードにその名を書いてもらえ、
お兄さんの強烈なコールを受けられたのですが…。


せっかく「49のソコヂカラ」を宣伝できるチャンスやったのに…!!


ボードの右が主催の国際ライダー浜口さん。
左がエンドレス漫談司会者(笑)。




momo「ボードの下に、今から名前を書き足してもらいます?」
今から思えば、マジックで書き足してもらえば、いや、勝手に書き足せばよかったと後悔。
せっかく油性のマジック持ってたことやし(笑)。

しかし、強風でボードがひっくり返っていたのを見て、やっぱり書いてもらわなくてよかったかもと内心思ったのは僕だけ?



さて、「バイク賞品王」のタイムテーブルは


・10時半 豪華賞品じゃんけん大会
・14時   豪華賞品大抽選会
・17時   集合写真・国際レーシングコースクルージング



の3本立てです。いたってシンプル。
ちなみに会場も余計な装飾は無くシンプル。見た目ではなく、中身で勝負ってことですね?




では、最初のプログラム「豪華賞品じゃんけん大会」に挑みます。
主催の浜口さんと全員でじゃんけんほい!

賞品数が多いため、賞品ゲットの確率が高く
普段じゃんけんの弱い僕なのに最後まで勝ち抜いてブリヂストンのTシャツを手に入れました v(^o^)v


をっ、momoさんも勝ち抜けて賞品を受け取りに前へ…あら?舞台の後ろに回って貰ってますやん。
なんでまっすぐ貰いに行かない?

momo「シャイなんだよ!」

どのツラ下げてシャイなんて言葉が出てくるんや(笑)。

じゃんけん大会の賞品には、
次回のレースの入場ペアチケット
「ダイノマシン」によるバイクのパワーチェック
なんてものまであります。



僕とmomoさんは、実費でパワーチェックを受けました。



計測費用は普段は5000円のところを、この日は3000円となっていて、
じゃんけん大会に参加した人は受付で「じゃんけんに負けた」と言えば
2000円で行いますとのこと。

この値段、かなりの破格です。



僕たちのパワーチェックについては別のコラムでお届けしますね。




じゃんけん大会が終わると、いったんフリータイムとなるので、
まずは改装されたおしゃれなカフェテリア方式のレストランで食事。
おいしいのはいいとして、量が少ない!!





関係者しか入れないと思われていたパドックは、
メインスタンドそばから延びる「パドックトンネル」を経由して誰でも入れることがわかり、
4人そろってガックリ ○| ̄|_

だからパドックに親子連れが多くいたのか…。
世界に誇る鈴鹿も、普段はオープンなサーキットのようです。



最初「こんなところに本当に立ち入っていいのだろうか?」とオドオドしていたのがアホらしくなりましたわ。



散歩がてらにパドックトンネルを抜けて、サーキットの外側(観客席のあるほう)へ向かいます。


トンネル内部は涼しく、
もし8耐で開放されたら、絶対昼寝の場所にされるで、ここ(笑)。




メインスタンドの前には、
バイクのエキゾーストパイプ
(排気管)を組み合わせたオブジェが。

ステンレスの焼け具合がきれいやなぁ…と、台座を見ると


寄贈:モリワキエンジニアリング


……。



このエキパイをかっぱらって、
僕の「2相棒」のスチール製ノーマルエキパイとすり替えてやろうかと思いましたよ(笑)。


サーキットをウロウロしますが、何しろ広い。どこへ行くのも長距離を歩かなければならず、
レーシングブーツの僕は靴先が窮屈なので歩くのが痛い。
外反母趾になりそうなほどでした。
パドック内ですら、自転車で移動する人もいたほどですからね。


大きなレースのときは大金を払わないと足を踏み入れることが許されないメインスタンドも、
この日はがらがら。


いやぁ〜見晴らしがいいねぇ〜。





続きまして、14時からは「豪華賞品大抽選会」です。

あ、さっきの司会のスーツのお兄さんが
ホストクラブのお兄さんに変身してる
やん(笑)。


誰も訊いてもいないのに、
「家に服を取りに帰ると3時間くらいかかるので、近所のユニクロで買ってきた」とか
言ってます(笑)。


中に着てるVネックのシャツは黄緑色やで。
どーやったらユニクロでそこまでキワドイ取り合わせが出来るんや?





で、抽選会は申し込み順に全員がくじを引いて、その番号の賞品がもらえるもので、空クジなし

全員が何かしらお持ち帰りできます。そのため、賞品点数がすごいことになってます。
さすが、このあたりが「賞品王」の名に恥じないなと思いましたよ。



僕は番号が遅いので、残り福に期待。

あっ!早くにカッコいいヘルメットや革のジャケットを手に入れてる人がいるやん!!
他にも帽子やバイクのプラモなどからケミカルグッズ、その他もろもろが。
くっそ〜、おれにも福来い!!


…ドゥカティの携帯ケースが当たりました(^o^)



抽選会後に再び訪れるフリータイムの時には、
サーキットの東コースでミニモト(小排気量車)のレースが行われていて、
観客が誰もいないコーナーの客席にどっかと腰をすえて
観戦
させてもらいました。

小さいながらも果敢なバトルに興奮します。
目の前で多重クラッシュも起こり、見ていてドキドキさせられました。
(幸いにも大きな怪我にはならなかった模様)
つづいてエキスパートクラス(排気量無制限?)のレース
誰もいないメインスタンドで観戦


これが草レースか?と思わせるほどの
ハイスピードかつアグレッシブな走りなんですね。




僕には競争心など無いものと思い込んでいましたが、じっと走ってるさまを見ていると闘志が湧き起こってきましたね。
このレースのあとに、僕は鈴鹿を走れるんやと思うと、ますます興奮でいっぱいになりました。



そういや、草レースでも実況放送があり、アナウンサーに京都のFMラジオ局のDJ・辻野ヒロシさんが
喋っているようでしたが、静かなトーンでどうも場の雰囲気にパンチが足りない。
ひたすら喋りっぱなしでチンドン屋状態の、司会のホスト兄さんに実況させたかった(笑)。



フリータイム時は、サーキットを楽しむのはもちろんですが、
イベント参加のほかの方と名刺交換もとい、仲良くなりたかったのに、グループで固まっていたら話しかけにくいよ〜orz



最後に、
17時から国際コースのスタート地点で集合写真を撮り、
そのまま自前のバイクでフルコースのパレード走行です。



人生初のサーキット走行については、別のコラムにてお届けしますね。





こうして、長いようで短かった「バイク賞品王」は無事に終わり、帰路に着きました。

シンプルな内容のイベントだったとは思いますが、積極的な参加型で面白かったです。
バイクの知らない一面を知ることが出来ましたし、これだけ遊ばせてもらって3500円は安いですよ。


鈴鹿サーキットのある三重県鈴鹿市は「モータースポーツ宣言都市」だそうです。
不況の昨今において、モータースポーツから撤退する企業が相次ぐ中、
次は僕たちがモータースポーツを支える番ですかね。



次の開催も行くぞ〜〜。

左から


えいまる (「2相棒」)
えりあさん (AREA51)
浜口喜博さん
Aさん (VT250Fインテグラ)
momoさん (Dream125)



写真提供:momoさん、えりあさん。ありがとうございました。