それ、故障じゃないです〜
休みの朝。さぁ、バイクでツーリングに出発や〜♪
そんなワクワクを瞬時に地獄へと叩き落とすことといえば何でしょう。
僕の中で思い浮かぶのはたったひとつ。
そう、エンジンが掛からない。
エンジンが始動しなければすべてが始まりません。
故障してしまった〜どーしよー orz …と嘆くのはまだ早い。
大抵の場合、エンジンが掛からないのは故障ではないからです。
では僕と一緒に原因を探っていきましょう。
・ギアはニュートラル(N)になっていますか?
Nになっていたら、メーターパネルの緑色のランプが点灯しています。
点灯していない場合はN以外にギアが入っています。
クラッチを切っていないと、N以外では安全装置が働きセルモーターが回りません。
・キルスイッチはON(RUN)になっていますか?
転倒時など緊急にエンジンを停止させたいときに使うキルスイッチ。(→コラム「殺スイッチ」)
OFFになっていると電気系統が切断され、セルモーターが回りません。
古い車種だとセルモーターが回るものもありますが、点火プラグに電気が送られないのでエンジンが掛かりません。
・サイドスタンドが出ていませんか?
N以外にギアが入っている状態でサイドスタンドが出ていると、安全装置が働いてセルモーターが回りません。
エンジンを始動し、サイドスタンドが出た状態でN以外にギアを入れると安全装置が働いてエンストします。
・燃料コックがONになっていますか?(キャブレター車)
キャブ車には燃料コックがついていまして、
ON(通常)と、RES(予備タンク(→コラム「予備タン」))と、OFF(燃料供給を切る)に切り替えられます。
メンテナンス時など何らかの加減でOFFに切り替えて、そのまま戻すのを忘れているとガス欠と同じ状態になります。
・チョークはONになっていますか?(キャブレター車)
特にコールドスタートと呼ばれるエンジンが冷え切った状態から始動する際、
エンジンを掛かりやすくするため燃料を濃くすることに使うチョーク。
OFFのままでは燃料が薄くてエンジンが掛かりにくいです。(→コラム「キャブレターの息継ぎ」、「暖機運転推進委員会」)
僕が以前乗っていた「2相棒」は、燃料調整を自動で行うインジェクション車なのに、なぜかチョークがついていて、
冬場はONにしないとエンジンが掛からない問題車でした orz
ここまでで、問題解決したと思います。ツーリング楽しんでらっしゃい!
え?まだエンジンが掛からない?もしかして、もしかして…バッテリー上がりじゃないでしょうね?
その辺については、いつかコラムにします。
それでは皆さんゴぉキゲンよぉぉ〜〜 三 (lll´Д`)