くまモンだってバイクに乗るモン!
今年も春の訪れと共に盛大に開催されました、「大阪モーターサイクルショー」。
東京至上主義のもと、何かにつけて二番煎じで遅れをとってる関西・大阪ですが、
どういうわけか、モーターサイクルショーは東京よりも大阪が先に開催されます。
順序が逆になることはなく、今年も大阪が先です。
理由はどうあれ、早いもん勝ちなんです。
そこで僕は、大阪より1週遅れで開催される東京モーターショーに行くだろう
関東人をガッカリさせる作戦に出るわけです(笑)。
今回のコラムは、東京モーターサイクルショー開催より先に中身をバラしてやるねん。
これを見た東京モンはくやし涙を流して地団太踏むこと間違いなし!!
じゃ、ボクタチ関西人だけ優越感に浸りましょうかね ヘ(゚∀゚ヘ)(ノ゚∀゚)ノ
とっても嫌な性格ですね、僕というヤツは… (・∀・)
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普段 人ごみに近づかない僕が、わざわざモーターサイクルショーに出かける目的は2つ。
【1】 「2相棒」の後継にふさわしい新車種が無いことの確認
【2】 HPにふさわしい原付ネタの発掘
の2本立てとなっております。
個人的ネタの【1】は後回しにして、【2】を先にまいりましょう。
昨年は大阪南港のインテックス大阪まで「2相棒」と行って、
時間はかかるわ、高速ではボラれるわで散々な目に遭いましたので、今回は電車で行きました。
金券ショップでJRの山科〜大阪の昼間回数券が片道491円(最安値)で買えるんでね。
大阪の地下鉄代を足しても1500円ほどで往復できます(安)。
関西圏は私鉄が激安(京都〜大阪間は普通に切符を買っても350円くらい)なので、京阪や阪急沿線に
お住まいの方ならもっと安く移動できますよね〜。羨ましい。
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では早速原付探しをしましょうね。
さて、昨年の開催では50ccの原付を全面的に押し出すなど素晴らしい展示をして下さったヤマハですが、
この1年間、新車種発表どころかマイナーチェンジすら行わなかったので
今年は昨年の面影が全くありませんでした (゚Д゚
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お立ち台にVINOが2台展示されていた以外は、
ブースの目立たないところにVOXと、電動スクーターのEC−03が置かれていた程度です。
こんなにも激しい落差でもってガッカリさせてくれるメーカーは初めてです。
僕がルイ16世だったら、ヤマハの担当者を全員ギロチンの露にしてやるところですよ (゚Д゚)
ついでにヤマハの企業ミュージアムをベタ褒めしたコラムも亡き者にしてやろかいな Ψ(`∀´)Ψ
スズキのブースではハヤブサ(GSX1300R隼)を何台も並べて煌びやかでしたが、
原付に関してはヤマハ同様に昨年1年間、何の成果もあげなかったようで、
原付はどこにもありませんでした (゚Д゚
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僕がルイ16(以下略)。
カワサキ…は我が道を行ってるから何も言うまい。
すぐに故障しないバイク作ってくれたらそれでいいです(笑)。
そんな中、今年の殊勲賞は、意外や意外、ホンダです。
ニホン以外の国では市民権を得られないであろう、50ccという非力なカテゴリのバイク。
そこに新車種を投入してきたのです。
その名はDUNK(ダンク)。
バスケットボールのダンクシュートを思わせるネーミングです。
デザインについてはホンダお得意のアレなので…ノーコメントで(笑)。
昨年のヤマハの展示車両はどれも現行モデルの焼き直しでしたが、
DUNKは何かの焼き直しではなく、全くのニューモデルです。
ホンダの原付のニューモデルは、2002(平成14)年発売のデフレバイク「Today」以来、約12年ぶり。
だから輝いていましたよ。色も深緑とワインレッドと大人の色も展開し、
テールランプはクリアカラー。車のみたいでカッコいいです。
イマドキの若者に乗ってもらえるように、グローブボックスにDCソケットをつけ、
走行中にスマホの充電が出来るようになってます。
最大12Wですので、残念ながらインバーターをつないでAC100Vに変換は無理そうですね…。
バイクにDCソケット装備自体はスズキのアドレスVシリーズなどでおなじみですので目新しくはないです。
が、アドレスのはメットインの中にソケットがあり、使い勝手がいまひとつなのを、ホンダが使いやすくしました。
それからもうひとつ目を引いたのは、熊本のゆるキャラ「くまモン」とモンキーのコラボさせた
「くまモンキー」
くまモンといえば、滋賀県の「ひこにゃん」の次に「ゆるキャラ」の殿堂入りした、超有名なお方。
ホンダがくまモンのために作った1台限りの仕様で、色も「彼」に合わせて黒と赤で塗られ、
タンクにはちゃんと「彼」の顔が(笑)。
(↑見にくくてスミマセン)
流されていたVTRでは
本当にくまモンがこれに跨ってキックでエンジンを始動させ、走っているシーンが映っていました。
で、跨ってみました。とっても恥ずかしかったです (〃▽〃)
僕ですらこのザマなんで、くまモンが乗ったらバイクが隠れてしまってましたわ(笑)。
ちなみに、2年後の2016年のモーターサイクルショーでは、くまモン仕様のジョルノが展示されていました。
こちらもちゃんとナンバーも取得して公道を走れます。
が、熊本県以外でこれらのバイクに乗る度胸は無い、かな…。
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そういうわけで、僕の目的【2】に叶う原付は2車種だけという結果になりました(涙)。
あとは、125ccの原付2種と、150ccクラスのスクーターが元気でしたね。
150ccだと維持費は割高になりますが、
東京では「いざというときに高速(たぶん首都高かな)に乗れる」ので人気があるんだとか。
車体サイズは125ccクラスと同等なので小回りも利くので使い勝手もいいでしょう。
(都心部では月極駐車場もありえないような高額らしいので、車よりバイクの方がニーズもあるんやろうなぁ)
確かに、首都圏の下道は慢性的に混雑していて、
新宿〜八王子間のたった30kmですら「下道では行く気にならない」と聞いたことがありますし。
大都会ならではの悩みですな。気の毒に。
(※150ccクラスのバイクについては、コラム「今、プラス25ccが熱い?!」を参照されたし)
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で、目的【1】については…、
散々歩き回りましたが、「2相棒」を超えられるバイクはありませんでした。
ですので、まだしばらくは老体にムチを打ちながら乗り続けるつもりですよ(笑)。