トリプル・ジャイロ
今年、2016年春も大阪と東京で盛大にモーターサイクルショーが開催されました。
昨年の開催では、僕、バイクの乗り換えが視野に入っていた時期でしたので、
各メーカーのバイクをギロギロと眼光鋭く見て回ったものでした。
翻って今回は、「2号R」という新しいバイクを手に入れ、すぐに浮気をするほどお尻も軽くないですので、
ニューモデルがどうのこうのと言われても、まるで食指が働かない状態でしてね〜。
そのくせ、大阪と東京の両会場に参上したことは突っ込まないように(笑)。
それに、会場の混雑が例年よりもひどく、窓の無い屋内会場は密室感があり、空気もよどんでいて、
バイクをゆっくりと見て回る気もしなかったんですよ。
東京会場なんてたったの1時間で退散しちゃいましたもんね(汗)。
もっと広々とした展示方法を希望しますわ。
そう思うと、前月に3年ぶりに大阪で開催された自転車のイベントは屋外開催で、
お天気も良く、混雑してましたけど気持ちは軽やかでしたしね。
そういうわけで、黒山の人だかりになっているところは敬遠して、
あまり人気のない(失言)カスタムバイクを眺めることにしました。
大阪の会場では自慢のカスタムバイクを展示し、人気投票を行っています。
手の込んだ改造を施したものから、笑いを誘うものまで様々ですが…。
あるバイクに僕の目が留まりました。
こちら、ベースはホンダの50cc3輪バイク、ジャイロです。
ベースは原付1種であり、原付免許で乗れる代物ですが、これは違います。
排気量を上げることで、法律上全く別の乗り物に化けているのです。
ジャイロの場合は、排気量を上げても原付2種にはならず、トライクという別の乗り物になります。
このへんの根拠について理解を深めたい方は以下のコラムを参照してください。
ジャイロについて……「宅配ピザバイク【スリーター】」 トライクについて……「トライク」 原付2種にならない理由……「2種登録のスリーター」 3輪車の法律上の区分について……「『3輪のバイク』見参!」 |
ナンバープレートは250ccのバイクのものがつきます。
でも、運転免許はバイクではなく、車の普通免許が必要です。
トライクは排気量によって呼び名がちょっと異なり、
51〜250cc未満 | 251cc以上〜 |
軽トライク |
小型トライク |
となっています。
さて、この改造ジャイロ、軽トライクというカテゴリに属することで様々なメリットが生まれます。
その売り文句がパネルになってましたので拡大しておきましょうね。
なんと3人乗りです(笑)。「親子3人」と書かれてますけど、大人3人でも法律上は問題ありません。
まぁ、68ccでは、僕みたいな体格の野郎が3人も乗ったら
パワー不足でマトモに走らないだろうし、ブレーキも効かないと思いますが(笑)。
あと、法律の不備のため、
トライクは125cc未満であっても高速や自動車専用道路に乗れちゃうんですよね〜♪
ただ、これにノーヘルの大人3人が乗って新名神や新東名なんか走ろうものなら命がけでしょうが(笑)。
さぁ、買う人はいるかな??