49のソコヂカラ 第18回オフ会ご報告 合計排気量2622cc




ゆきち 「黒枝豆、5束欲しいんですけれど、いけますかね?」

たにやん「僕は6束買いたいんです。そんなに買って、(他の人の分は)大丈夫ですかね?」

ゆきち 「まだ上がいたか、負けた〜」



みんな大好き、丹波篠山の黒枝豆。10月と言えば黒枝豆。これを食べないと10月は終わらない
今年もバイクを連ねて買いに行ってきました。




#0 バイクの無い主催者




オフ会前日、代車のJOGで走り回っている僕がいました。

「2相棒」が深刻な故障に陥り、普通の感覚なら廃車にしてしまうような状態でしたが、
「乗りたいバイクに乗り続けたい」想いから
バイク屋さんに長期入院させていたのです。

そしてすっかり代車生活になじみ、借り物とは思えないほどJOGで走り回る毎日。
10日間で500kmとか走りすぎですよね(笑)。小回りが利くから便利でねぇ。




オフ会までに「2相棒」が復活するつもりでいたのに、いつになってもバイク屋から退院の連絡はなく、
慌てだしたのは前日の夜。


うわぁぁマズいぃ〜。明日乗るバイクがない〜〜!

まさか代車のJOGで走るわけにも行かず(大体、原付2種以上が参加条件でしたし)、
大きなバイクを貸してくれる友人が身近にはないので、バイクのレンタルをすべく、問い合わせの連絡を…!

しかし、こんなに遅い時間、しかも週末のためほとんどのバイクが貸し出されていて、
バイクを選べるなどどいう状況ではありませんでした。



残っていたのは、スーパーカブ110、LEAD110FI、フェイズの3車種。



乗り慣れていないカブは却下。
因縁の復活のLEADも良さそうでしたが、乗り心地の良さそうで主催者にふさわしい(?)ビッグスクーターを選択。
ふぅ、助かった。これで借りられなかったら危うく代車のJOGで参加になるところやったやないか。



僕のお相手をしてくれるのは、ホンダのビッグスクーター、フェイズ(250cc)です。
キャンディーブルーが眩しい。夜ですけど眩しいです(笑)。
本当は2日間借りたかったけれど、経費削減のため24時間のレンタルに。
この縛りが翌日の僕を苦しめることになろうとは…。



#1 大リーダー、えいまる

(西大路五条マクド→【R162】→右京区京北周山「道の駅 ウッディー京北」)




2010年10月17日、日曜日。快晴。


フェイズに跨った僕は恐る恐るアクセルを開けました。
何しろこのスクーターは出足が軽く、スピード感も感じさせないため、
体感速度50km/hのつもりでメーターを見たら65km/hも出ているという有様です。

タイヤが小さいのにホイールベース(前後のタイヤ間の距離)が長いので、何だか曲がりにくい。
怪しげな走りで集合場所のマクドに到着できました。



ほとんどの方がすでにお集まりで、「朝マクド」したり、タダで居座ったり(笑)してました→ 



神戸を朝4時に出発された やまDさん(神戸市・XR50改80ccモタード)
いつもどおり一仕事終えた momoさん(京都市・Dream125)
ニコニコ大将 カッツンさん(滋賀県栗東市・RS125)
60km/h以上がお寒い 佳多奈さん(堺市・グランドアクシス100)
愛知→京都のベストタイム更新 toonoさん(愛知県碧南市・ゼファー750RS)
ネームバッジは付けたままでOK 今優さん(奈良県橿原市・CD125T)
京都が大好き SHIFTさん(愛知県長久手町・CB400SB)


早朝なのに店の一角が酒盛り状態にハイテンションで…店の人にマークされてるんじゃないかなぁorz


そのあとに、
ツーリングは年1回 ゆきちさん(神戸市・グランドアクシス100)
3年ぶりのオフ会参加 星屑之助さん(大阪府吹田市・スーパーカブ90)
お義父さんが「バイクを貸してくれ」と乗っていかれた たにやんさん(京都府宇治市・フォルツァ)

そして、
僕の「パソコンの前で『どうしようかな』と今なお迷っている、オフ会未体験のアナタのご参加を僕は待ってます!!」
書き込みを見て参加を決意された フランさん(大阪府寝屋川市・ZZR250)
総勢12名でのツーリングとなります。


えりあさんも申し込みをしてくださっていたのですが、熱が下がらず欠席となってしまいました。
たにやん 「『AREA51』って見るからに早そうな名前やな」とその走りを期待をされていただけに、残念でなりません。



いつものように、僕お手製のレジュメの注意書きを見た  




今優 「えいまるさん、最後のは冗談キツいですよ(困)」↓





あ、そう?
チリの大統領がTVの前で世界中に向かって言うたから大丈夫よ、きっと。

これ、どういうことかというと、
オフ会の直前に南米チリの鉱山で落盤事故により地下700mに70日間も閉じこめられた33人の作業員全員が、
地上から掘った縦穴からカプセルに乗せられ救出されるという奇跡的な出来事
があり、
それに呼応した内容を書いてみただけなんですが(笑)。

先にキッチリ釘を刺しておかないと、何をしでかすか分からない人がいますからねぇ。



そう言っている間に、momoさんとSHIFTさんのバイクに挟まれた狭い隙間にチャリンコを置こうとしている中学生が。

それを見た
momo 「SHIFTさん、見てくださいよ。あの自転車。バイクにぶつかりそうですよ。
あのク○が、あの○ソが、あの○○が」
と、排泄物の名を大声で連呼してるやないか。


そういう下劣な発言を人前でするな。だいたい、おれがその横でハンバーガーを食ってるのにどういうつもりや。
イエローカード、1枚目な(-_-x)



今回のプランは時間に相当な余裕を持たせたものにしていたので、僕自身の表情も余裕そのものでした。
あとで歪むとも知らずに(笑)。

そのプランとは以下のとおりでした

日時 2010年10月17日(日)
目的地 京都府京丹波町で丹波ワイン工場の見学会
兵庫県篠山市で黒枝豆の買い出し
その他(適当)
集合時間・場所 京都市右京区・西大路五条 いつものマクド(地図はコチラ)に8時15分
解散 1次解散は篠山市で黒枝豆購入後に。
2次解散は京都府南丹市園部町の予定

遠方の方など途中離脱したい方などは、当日にご相談ください
参加条件 任意保険/ファミリーバイク特約等、自賠責保険以外の対人物傷損害保険に加入していること

不測の事態に備えて、主催者・えいまるに本名とご家族等の連絡先を教えても良い方
当日におたずねします。なお、頂戴した個人情報はオフ会終了後、適切に破棄いたします)

今回のオフ会は性格上、原付2種以上かつ平坦路でおおむね70km/hが出せるバイクに限定します
(過去の黒枝豆オフ会に参加された方のバイクなら大丈夫です)
もちもの 黒枝豆をくくりつけるネットやヒモ、大きい目のバック等
少々の雨天では走行しますので、場合によっては雨具も
黒枝豆選別用にウェットティッシュや軍手などがあると便利
おこづかい ガソリン+昼食+黒枝豆=4〜5000円以上(黒枝豆の購入数による)
注意事項 朝は肌寒く、昼間はやや暑くなりますので、春秋ウェアに薄手のトレーナーやシャツなど重ね着できる服装が◎
えいまるの目印 プロフィールの写真を見てください




出発前の簡単なミーティングで、ツーリングに際してのお約束を言うだけ言うて、暫時解散を宣言
どこからともなく「自己紹介は?」の声に、出せるかぎりの大声を張り上げ再召集
この主催者、早くもボケてますorz



8時15分に集合をかけておきながら、出発が9時になろうかと言う時刻になっていましたが、
十分余裕のあるプランに、僕はまだ大船に乗っている気分でした。
いつものように起こるハプニングがすぐそこまで迫っているといるとも知らずに(笑)。



さて、ルートはR162をチョイス。
いつも走っているR9の西行きは接続する京都縦貫道の無料化社会実験により朝から渋滞が発生しているので走りたくなかったんです。


R162は以前からバイク乗りに人気のルートでしたが、
バイク雑誌で取り上げられ人気が上がると共に、バイク乗りが集中し、乱暴な運転をするなどマナーが低下。
実に品のないルートに成り下がりました。

当然のように交通事故も増加。今年だけでも数件のバイクの死亡事故が起こっています。
こうなったのは昨今のバイクのハイパワー化による無謀な走り方が背景にあると思います。


そのためか、ネズミ捕りがしょっちゅう仕掛けられ、
僕の個人的なツーリングでは、大好きだったR162を走ることはほとんどなくなってしまいました。
が、今回は他にルートがないので背に腹は代えられません。



すると、
星屑之助 「えいまるさん、府道50(というショートカット路)があるでしょ」


嬉しそうに言うてくれますやん。
府道50とは、京都市唯一の渓谷、保津峡から嵯峨水尾を経由し亀岡方面を結ぶ山間部の「ドS」な極悪路で、
最早、「府道」じゃなくて「腐道」やで。
崖から転落とか落石で転倒とか熊に襲われそうとか(嘘)、あの道は「道ではない」!!

興味のある方はご自由にどうぞ、ただし遭難しても僕のせいではないですからね(笑)。



オフ会ご一行様12名は、R162を一路、右京区京北の「道の駅 ウッディー京北」を目指します。
滑り出しは快調で、よい一日になりそうな予感がしていました。




が、走り出して5kmほど、京都市街地を脱しようかと言うところで、何の前触れもなく車の流れが止まったのです。
もう、ぴったりと動かなくなってしまい、ニッチもサッチもいきません。

まさか、事故?

身動きが取れないので、このままに任せるしかないわとため息をついていると、前方から







そう、10月の第3日曜日は、京都市内の地域の秋祭りが各地で催され、
お神輿が練り歩いていたのです。
僕の地元でも同様に行われていることを思い出しました。
って、国道を練り歩くか?!



お神輿が通過すると、それまでの停滞がうそのように流れ始めました。
しかし先導は路線バスなので、速度はかなり遅い…。




名勝・高尾で路線バスが後続に道を譲ってくれました。
ああ、これで一気に距離を稼げる!と思った次の瞬間、また車の流れが止まりました。



今度は何やねん!



すると、前方に「この先200m工事中」の看板が。

片側交互通行になっていたのです。

これは仕方がないなぁ。

赤信号が2分くらいと長いので、今のうちに記念撮影をしとこう。
と、オフ会ご一行様にカメラを向けると、なんか凄い事になっています。




僕たちの後ろに他のツーリング集団が引っ付き、
先頭の僕がバイクの大集団を引き連れているような感じになってる
がな。

うはっ、おれ、ただのリーダーやなくて大リーダーやなぁ、とウットリしてしまいました(笑)。





 ←上の写真はこんな感じで撮ってました




写真を撮るたびに ゆきちさんがカメラ目線でポーズを決めてます。
昨年の黒枝豆オフ会のレポートではサーバー容量の加減で ゆきちさんの「決めポーズ」が1枚しか載せられませんでしたが、
今回はサーバーを移転して大容量になっているので、全部載せてやろう(笑)↓




信号待ちの車列が長く2回も交互信号を待たされましたが、ようやく脱出。
しかし、しばらく進むと、また交互通行の赤信号で停められました。



もういっちょ記念写真を撮っておこう、とフェイズから降りて写真をパシャパシャ撮っていると、
僕たちの後ろに付いていた別のツーリンググループが反対車線から追い抜いて僕たちの前に割り込んでくれました。

その最後のバイク(ZZR1400?)が、前に入り込めず、
フェイズのすぐ右側に停まり
まして。

そうすると、僕がバイクに跨ると 割り込み損ねた「最後のバイク」に当たってしまうので、
おれは信号が青になって動き出すまで
バイクに乗ることすら出来ひん
やないか。


他府県ナンバーでしたので状況が分からんかったのでしょうけど、もう少し考えて行動しろよな(-_-x)



で、青信号になり、ヤツらは速い速度で走り去り視界から消えていきました。
が、しばらく走っていると、さらに前を行く車がゆっくりだったため、僕たちは難なく追いついてしまいました(笑)。
結局そんなもんなんよ。



これに限らず、この後も僕たちに追いついたほかのツーリンググループに何度も抜かれました。

僕は安全を考えた上でペースを作っているのに、それを邪魔と言わんばかりに強引に追い抜いていくバイクたち。
その行為一つ一つがバイク乗りのステータスを大きく押し下げていることに いつ気付いてくれるんやろう…。



この辺りでの ゆきちさん→




そんなこんなでずっとノロノロ運転でしたので、
昨年の原付オフ会では40分で走れた マクド→ウッディー京北間が1時間もかかってしまう信じがたい事態に orz


時計を見ると、もう10時です。余裕だった計画より遅れてきてるやん。
時間が許せば遠回りして美山町を経由して行こうと考えていましたが、そんなこと許されません。
なにしろ、丹波ワインの工場見学が11時半からの予約になっていたので、最短ルートで走っても間に合うかどうかギリギリです。
ヤバいよヤバいよ〜(焦)。



↑R162の笠トンネル付近を走るオフ会ご一行様




ウッディー京北の駐車場はほぼ満車状態で、
オフ会ご一行様は空いていた1台分の駐車スペースにバイクを9台も押し込みました(笑)。

星屑之助 「これなら、サンダイコーの駐車場に入れたら良かったのに」
向かいのスーパーの駐車場はガッラガラで停め放題やん orz


やまDさんのXRモタードのチェーンがピンピンに張っていて、このまま走っているとチェーンが切れる恐れがあるので、応急処置を施します。
こういうときに工具を持ってる今優さんや、バイクの知識に長けたtoonoさんがいると心強い。
僕は木偶の坊(でくのぼう)状態でその様子を見守ることしか出来ませんでした orz



#2 タイチのイベントを横目に

(ウッディー京北→【R162】→【府道78】→日吉ダム→【府道19】→南丹市園部町)



R162をそれると見通しのいい2車線の府道が長く続きます。
昨年の原付オフ会でも走ったこの区間は
SHIFT 「眠かった」というほど単調で走りやすく、速度が出やすいので





こういうことになっているんです。おおおお、恐ろしい!

都会のごみごみした場所ばかりを走っていると、こうした開放的な道では抑えがきかなくなり、
普段なら出さないようなスピードを出したり、
自分の進行を妨げる遅い車がいたりすると、ムカッとしてつい追い越したくなるんですよね。

で、まぁ、カーブを曲がりきれなくて対向車に突撃したり、崖から空を飛んだりする、と。



現に、この区間ではオフ会ご一行様の後ろに付いた4台ほどのバイクに抜かれましたわ。
制限速度より10km/h程オーバーで先導してたんですけど、ご不満でしたかねぇ。


今回最も非力なバイク、スーパーカブ90の星屑之助「速過ぎる!上り坂は50km/hしか出ないんだよッ!」
クレームも受けましたので
加速はゆっくり、速度は上がりすぎないようフェイズのメーターを睨んでましたよ。

デジタル表示なもんで、プラス1km/hでも「あ、出しすぎた」とアクセルを緩めたりブレーキをかけたりギクシャクしてました。
正確な表示も考え物です、ハイ。



↑南丹市日吉町を走るオフ会ご一行様




午前10時台という時間の割に、すれ違うバイクが多く感じ、快適な気候と走りに気持ちが高ぶっている僕は、
普段ならほとんどしない対向のバイクに無差別ピースサイン爆撃を繰り出していました。

おれたちバイク仲間の証。

カッコよくピースを返してくれる方や、手を振ってくれた方、お辞儀をしてくれた方、素知らぬ顔の方まで、様々でした。
ミラーで見てると、オフ会ご一行様はほとんどピースを出していませんでしたので、
事前に皆でピースをしようと決めておけば、もっと連帯感が生まれたかも。言い忘れた僕が悪い orz




この日、バイクが多い理由は他にもありました。
日吉ダムの駐車場で、バイク用品店「RSタイチ」のイベントが開催されていたからです。
今優さんやmomoさんがそれによる渋滞を気にかけていましたけど、進行方向が逆やし心配要らん。


案の定タイチのイベント会場は、おびただしい台数のバイクで溢れていました。
チラッと見た感じでは楽しそうでしたので、黒枝豆を買いに行くのをやめてイベントに参加したい気分でしたね(笑)。

ちなみに、日吉ダム前の交差点で、会場に入ろうとするバイクと当たりそうになりドキッとしましたがな。
僕たちのほうが優先道路やで。ちゃんと道路の表示を見ようぜ!



2回目の休憩ポイントに押さえていた南丹市園部町の「道の駅 京都新光悦村」…は、
外から見ただけでも満車と分かり、駐車場所のないバイクが路上に並べられているのを一瞥し、通過。
その先のローソンの駐車場に入ることにしました。


京北→園部間の走りが絶好調だったので、計画より遅れていたスケジュールに追いつけました。
時間が許さなければトイレ休憩のみにしようと思っていたのが、15分は休めそうです。



じゃ、11時5分に出発しますので、そのつもりをしていてくださいね。

toono  「あー、11時5分かー」
SHIFT 「11時5分か〜。分かった〜」
と周囲の目を惹くようなわざとらしい大声で、自分の服の袖をまくって左手首を見ています。


やまD 「何がしたいのか、意味が分からん」


それが普通の感覚だと思います。
僕もいったい何が面白いのやろう…と2人に注目してると、

2人とも腕時計などしてへんやないか(汗)。



#3 ノンアルコールワインを出せ!

(京都府南丹市園部町→【R9】→京丹波町→「丹波ワイン」)




いきなり登場。バックショットだって逃さない ゆきちさん(呆)→



コンビニを出てR9に出ると、本日最大の峠、観音峠に差し掛かります。
momo 「峠はフリー走行ですか?」



却下!!!



前回の琵琶湖一周オフ会でも言ったけど、ンな自分勝手なことをさせるわけがないやろ。
何か事が起こったら自己責任とか言っていますが、集団行動を取っている今、
トラブルが起こって壊れるのは、他でもない、長い時間をかけて築き上げてきた人間関係や。
そこんところ、分かってよね。



やっとこさ第1の目的地が目前に迫ってきました。
今回もですよ、酒。しかも、ワインです。オトコ臭いオフ会ご一行様にはもっとも似合わぬ種類の酒ですわ(笑)。

オフ会における度々の酒企画は、僕の大先輩で頭が上がらない「隊長(VFR750R)」の差し金でして、
今回も特別に「丹波ワイン」を紹介していただいたんです。

隊長もオフ会に参加していただく予定でしたが、直前に都合が悪くなり欠席とはどういうことや。



紹介していただいている以上、粗相は厳禁
僕にこの暴れん坊軍団をまとめる事など出来るのやろうか。


粗相をしてはいけないと言っておきながら、約束の時間に遅刻してしまいました(謝)。
これが商談やったら、絶対破談やど。


丹波ワインの某さんがスーツ姿で僕たちの到着を待ってくださっていました。
スミマセン、遅れてしまって〜。
しかし、どうしましょう、僕たちのすごくラフな格好は。某さんに申し訳が立たない。
やっぱりモーニングとか着てくるべきだったんですかねぇ、持ってませんが。


某さん 「いや、私も車で京都縦貫道を走ってきたんですが、園部ICで前の車がハザードを出して渋滞にはまりましてね」

今日は、どのルートを通っても「渋滞」と言う文字からは避けられなかった模様。




早速ワイン工場を見学させていただきます↓



酒を飲む習慣がない僕は、酒については素人以下。
酒好きならヨダレものの解説も、あんまり理解が進みません(涙)。

でも、4haの広大な自社農園で40種類ものブドウを栽培していると
いうことや、
ワイン用のぶどうの糖度は、
発酵させアルコールを出させるために35〜40度と激甘なことには驚かされました。


普段口にする果物の糖度が、十分甘いものでせいぜい15度くらいなので、
栽培されているぶどうの甘さたるや想像を超えています。

曰く「ハチミツ並み」とか。あんなに甘いものが自然の力で作れるのはすごいですね。




家族経営レベルの会社ですので、生産の規模は大手の足元にも及びませんが、小回りが利くので
少数ロットで生産ができたり、オリジナル商品も開発しやすそうです。

見学の後は、お待ちかね、ワインの試飲!!…は出来ません。


toono  「ここまで見せつけられたのに、ワインが飲めないなんて」
たにやん「ワインならチーズも欲しいところや」

アルコール飲料三昧の日々を送る彼らは悔しそう。ちなみに2人とも前日は午前1時まで飲んでいたそうです(笑)。
ツーリングに酒企画を織り込むのは、禁断症状に苦しむ人が出そうなので、今回で打ち切りにしとこうか?


某さん 「こんどはジャンケンで負けた人が車を運転して、皆さんでワインを飲みに来て下さい」

toono 「えいまるさんは飲まないんだから、運転でいいじゃん」
おい待てィ。おれかって、たまには上品な酒付き合いをしたいわい!



代わりに、ワインの風味が楽しめる「ノンアルコールワイン」の試飲…ができる予定でしたが、
タイミング悪く切らしているので、ぶどうジュースを楽しませていただきました。
お子様かおれたちはorz



ちゃんとワイングラスに注いでくれ、雰囲気だけはいっぱしにオトナです。
いつもはファンタグレープなる、香りだけのぶどうで満足している僕には、
ブドウの奥深さが喉を突き抜けます。

クセのない麦などの焼酎で割ると、それはまたおいしいとか。
けど、こんなにおいしいぶどうジュースを焼酎で割るのは勿体ない気がするなぁ。

星屑之助 「えいまる閣下には『宇宙戦艦ヤマト』のデスラー総統のように、『マイ・ワイングラス』を取り出して飲んで欲しかった」


ぶどうジュースで、ですか?(-_-;)


次に試飲コーナーに来られた中高年グループはワインを飲んでいました。くっそ〜 (`皿´#)



 ←試飲の後にオミヤゲを買いました。



ワイナリーの外では、石釜で焼いたピザや、BBQなどもあり、いい匂いが…
こんなにいい所だったなんて知らんかった。見れば見るほどむちゃくちゃお腹が空いてきた〜!
もうこの後のプランを総ボツにして、ワイン飲みながら のべんたらりと過ごしたくなってきたがな(笑)。

…と、言うわけにもいかず、某さんに丁寧にお礼を述べ、後ろ髪を引かれる思いで丹波ワインを後にしました。



#4 減量作戦

(丹波ワイン→お昼ごはん→【R9】→京丹波町瑞穂→【R173】→兵庫県篠山市)




お昼ごはんは丹波ワインでBBQではなく、昨年と同じ店にしました。



前回訪れたときに、おいしかったので気に入りまして。
丹波ワインから1kmも離れていない好立地ですし(近)。

13時になろうかという時間でしたので空いているだろうと踏んだのに、
店の前にはロードタイプの自転車がたくさん。中を覗くと満席でした。
田舎の店でこんなことがあっていいのか…あ、独り言です。



店の方に尋ねると、もうしばらくしたら席が空くのでと言って下さったので、表の駐車場で待たせてもらうことにしました。
すると、丹波ワインでイイ子ちゃんしていた欲求不満が大爆発
駐車場で大騒ぎです。

怪力(?)で街灯をへし折ったmomoさん。
現行犯タイホな→

いつもアホなことばかりしてる
toonoさん(左)とmomoさん





怪しい集合写真は撮るし。三脚担当の今優さん、今回は忘れずに持ってきてくれました(笑)↓

左から

えいまる(フェイズ(レンタル))、たにやんさん(フォルツァ)、星屑之助さん(スーパーカブ90)、
フランさん(ZZR250)、ゆきちさん(前方)(グランドアクシス100)、やまDさん(後方)(XR50改80モタード)、
今優さん(CD125T)、toonoさん(ゼファー750RS)、佳多奈さん(グランドアクシス100)、
カッツンさん(RS125)、momoさん(Dream125)、SHIFTさん(CB400SB)


これらのアホな姿、店内から丸見えだったことは、店に入ってから気付きましたわ orz

やっと店内に案内され、昨年同様「口」の字型のテーブルに着きました。
皆が見渡せるのでいいですね。この体裁は。



僕は上座…もとい、ここがポールポジションらしいですわ(涙)→ 



各自好きなものを頼みますが、たにやんさんが注文したざるそばが速攻で運ばれてきたのに対して、
やまDさんが頼んだ かつとじ定食は他の皆さんが食べ終わろうとしている段になってもまだ来ない。

僕も かつとじ定食でしたが、運ばれてきたそれを やまDさんが僕に「お先にどうぞ」と譲ってくれたがために、こんな目に遭わされて。
もしかして1人前を出したところでトンカツを切らして、豚を捕獲しに行ったんじゃないかと思わせるほど遅かったんですよ。


しかも、やまDさん、「身長−体重」が120くらいの超軽量級なのに、
大盛りのご飯を2杯も食べてる(凄)。

「痩せの大食いだな」と言われていましたが、
その調子で食ってると10年後には僕みたいになるよ(笑)。




左から、今優さん、フランさん、「大食い」やまDさん →





しかしまぁ、ポールポジションがお似合いなのはmomoさんでしょうが。
ご飯お代わり自由やからって、大盛り3杯+普通盛り1杯もご飯を食べるか?!
ご飯を腹いっぱい食べたいモードの僕でも、あの大盛りご飯1杯で十分腹が膨れたぞ。
「食べなきゃ損」とばかりに汗をぶりぶりかきながらご飯をほおばる姿に、


toono 「おまえ、そんなにガツガツ食べるから痩せられないんだよ。豚の角煮1切れでご飯1杯食うとか、病気だぞ。
    おまえ、若くして苦しんで死ぬぞ」
momo 「若くして死にたくない。長生きはしたい」

と矛盾発言を繰り返す。


それからはmomo vs その他のメンバーで「大食い→病気」の集中攻撃。
まずは「痛風になって苦しんでもらうところからスタート」の結論で落ち着きました(笑)。


しかし、病気の話をしだすと、オッサンやねぇ。あんたら20代前半やとは思えへんど…。




今度この店にご飯を食べに来たら「ご飯大盛り・お代わり自由」の紙をはがされるだけでなく、
突然臨時休業しないかどうかの心配をすべきやね ○| ̄|_

なんと昼ごはんに1時間もかけてしまい、時間は14時半近くになっています。
丹波ワインを出発したときは計画通りのスケジュールで動いていたのに、今確認したら1時間も遅れてるやないか。
店でくつろぎすぎた〜!(焦)



篠山での黒枝豆購入も事前に交渉してあり、遅くても15時には行きますと伝えてあるので、あと30分しかあらへんやん。

道中で休憩はしたくないけど、給油もしなきゃいけないしなぁ。

とりあえず、給油ポイントまで移動するかと走り出し、後ろを振り返ると、最後尾を走っていた3台の姿がありません
信号もないのにどうして消えたんや?



まさか事故った?!!



広い路肩にバイクを停め、3人を待ちます。
少しして彼らの姿を確認できたときは、全身の力が抜ける思いでした。
しかし、ちょっと待ってと、3人のうちの1人、SHIFTさんが言いました。

「フランさんがガス欠です」

なんで?出発から70kmくらいしか走ってないのに?
聞くと、出発前に給油し損ねて、最初からタンクに半分くらいしかガソリンが入ってなかったそう。
そういう大事なことは先に言ってほしかった。言うのは一時の恥、言わぬは一生の恥ですよ。



食後には小休止が必要ということで、「道の駅 瑞穂の里さらびき」で一息入れるか〜。
停まるや否やトイレに走るオフ会ご一行様。相当ガマンしていたらしい(笑)。

約1名だけ個室に入って出てきませんでしたわ。「食べ過ぎた」とか言い訳してましたが、
このお方はいつも食べ過ぎてお腹ピーピー言わしています。全く学習能力があらへんな。


久々に登場、ここでの ゆきちさんはコチラ→





再び走り出して、篠山に着いたときには15時になっていました。
お待ちかね(?)本日の最大のイベント、黒枝豆ゲットですよー!


普通は、枝豆は枝についたまま薪のように束ねられて売っているのですが、
僕が事前にお願いしていたからか、バイクでも持ち帰りがしやすいように、
枝から豆をむしったものをたくさん用意してくださっていました。


ありがたいです。



豆はとても立派に太っていて、家で食べると「味の素」がふってあるのかと思うくらいにおいしかったですよ。

たくさん用意されていたバラの枝豆はあっという間に売り切れてしまい、
足りない分は、そばのあぜ道でセルフで枝から豆をむしります。



カメラを向けても真剣な表情を崩さない たにやんさん。
家族からの命を背負って真剣そのものです。




左から やまDさん、たにやんさん、佳多奈さん→


じゃ、僕もむしろうかなとしたとき、

ピッピ〜!

クラクションの音に振り返ると、大柄なオフロード車に乗った方が僕たちのほうに向かって手を振っています。


誰やろ?
すると、その方はメットを脱ぎ…なんと、家の用事で参加できないと連絡してきていた ちゃんまつさん(兵庫県宝塚市)でした。
オフ会ごとにバイクが替わる彼、今回はXR650です。

曰く「家の用事が済んだので、バイクで流しに来た。時間的に篠山にいるんじゃないかと来てみたら、
バイクがたくさん並んで停まっていたので、『(オフ会の連中に)違いない』と確信した」
と。

なんというグッドタイミングでしょう。
僕たちのタイムスケジュールが延び延びに遅れたのは、このためだったのでしょうか(笑)。
もう少し早く逢えていたら、1年分の積もりに積もった話もしたかったところですが、
もう時間に余裕がないのですぐにお別れとなってしまいました。


また来年も違うバイクでの登場をお待ちしています(笑)。


ちゃんまつ 「もうバイクは変わらないと思いますよ。やっぱり私は(もともと乗っていた)オフロードに帰ってきたんだな…と」
その言葉は聞かなかったことにしときますわ〜(笑)。


いつも黒枝豆の購入でお世話になっている I さんの「店」は、お父さん、おじいさん、息子さんの3世代で切り盛りされてまして、
僕たちの出発時には丁寧にお見送りをしてくださいました。
毎度の事ながら、僕たちが大騒ぎして「店」を占領してしまうので、営業妨害で出入り禁止にならないか気がかりなところ(笑)。


↑黒枝豆をどっさり手に入れたたところで、はいポーズ!




佳多奈 「実はまだネタがあったんです」

持ってきた今回のネタ第1弾のプラモは、アクシスのメットインの中で壊れて日の目を見ることなく失脚し、
第2弾の「バイクカタログ2001年版」で、往年の迷車「ボスホス」の写真を見せられ、

今度は何が飛び出すのかと呆れていたら、おいしそうなマドレーヌが出てきました。
皆でおいしくいただきました。やっとマトモなものが出てきたねぇ(笑)。

って、ネタを持ってこなかったら、ほとんど手ぶらでツーリングできるんじゃないの?(笑)



黒枝豆モードの ゆきちさんは次のとおり→




#5 高速vs下道の真剣勝負




ここで、1次解散となり、
神戸方面のゆきちさん、やまDさん、来てくださったばかりのちゃんまつさんと、北部大阪方面の星屑之助さん離脱されます。

ゆきち 「今年は最後までいられて良かったです」
昨年はこれから面白いところ…という場面で中座されてましたもんね。年1回のツーリングが満足いくものになったでしょうか。
写真もたくさん載せましたが、お気に召しましたでしょうか(笑)。

やまDさん、体調が万全でないのに未明からバイクを走らせ参加してくださり、ありがとうございました。

星さん、また味のある毒舌トークが聞ける日を待ってます(笑)。




残ったオフ会本隊は、R372を東に、府道54を経由して、
2回目に休憩した南丹市園部町のコンビニに再びやってきました。


SHIFTさん(写真左)と たにやんさんがノンアルコールビールで乾杯(笑)。
傍目から見たら、普通のビールを飲んでるようにしか見えへん(^_^;)




momo 「えいまるさん、フェイズに跨っていいですか?」と、いつもの「あれエエな〜」病を発症。
他人のバイクでの走行は禁止してるけど、座るくらいならエエやろ。許可。

隣に停まっていた今優さんのCD125Tとの隙間が狭く、乗りにくいので、それを移動させるmomoさん…


ガシャッ



一同 「あーっ!!」



シートの上に置いてあった今優さんのヘルメットが地面に落ちて、ころころと転がっています。

momoさん、今日2枚目のイエローカードな。これでレッドカードやな。退場 (-_-x)
以後2試合…じゃない、オフ会2回参加禁止ね。
このハプニングにより、momoさんはフェイズに跨ることすらできませんでした(笑)。




ここで2次解散ということにしてまして、時間がある方は僕と一緒に夕暮れまでたっぷり走りましょう…の計画でいました。
が、主催者である僕がたっぷり走れない人になっていたんです。
レンタルしているフェイズの返却時限まであと2時間と迫っていて、一刻も早く帰りたい。
僕、今日何度腕時計を見たことやろう。こんなに時間に追れるなんて考えもしなかったわ(涙)。


すぐそばの京都縦貫道(高速)に乗って帰りたいところですが、見てると無料化の影響で混雑しているように見えます。
仕方がない、下道を走るか…。




R9を京都市内方面へ向けて走り出しました。
ふと、併走する京都縦貫道の高架道路を見やると、先ほどとは違って空いているではないか。

そういや、休憩をしていた園部ICから京都市内方面は片側1車線→2車線になるから混雑が解消されたのかもしれない。
やっぱり高速に乗って帰りたい!一刻も早く帰ってバイクを返却したい!

ので、次の八木IC近くで臨時停車して、その旨を皆に伝えました。


高速に乗れる、たにやんさん、toonoさん、SHIFTさん、僕の4人は京都縦貫道へ。
佳多奈さん、momoさん、今優さん、カッツンさん、フランさんがそのままR9を走ることになり、
中途半端だけど、ここで最終解散とさせていただきました。




僕たち4台は縦貫道に乗るとスピードアップ。亀岡市街が流れるように過ぎていきます。


朝から最高で60km/hキープでしたので、100km/h近く出すとすごく早く走ってる気がしましたわ。
ただ、フェイズは高速性能には長けてないらしく、結構左右に振られて走りづらかったですね。

解散時に今優さんがK帯で渋滞情報を調べてくれ、縦貫道の終点である沓掛ICを先頭に3km以上の渋滞となっていたので、
ひとつ手前の篠ICで降りて、そこから再びR9を走ることにしていました。


しかし、高速無料化社会実験の対象路線であるために車両が集中し、渋滞が僕たちが降りる篠ICまで延びていました。
なんちゅうことになってるんや。タダやからって高速に乗るなど笑止千万。成敗してくれるわ!
って僕たちも成敗されちゃいますけど(笑)。

たにやん 「縦貫道も無料とは知りませんでしたわ」
高速無料化社会実験対象路線はローカル高速が中心なんで、縦貫道もそのひとつと言うことですよ orz



なーんて言っていると篠IC出口も渋滞が発生していて、
長い車列が本線にまで延びています。
一刻も早く帰りたい僕は、バイクの利を生かして路肩走行をし、
料金所ブースの近くで割り込ませてもらおうといった気になりました。


でも、僕は「自分がされたくないことは人にもするな」という自ら課したポリシーを貫きました。



僕以外の3人は黙って従ってくれましたが、内心イライラしたことでしょうね。
これは悪いコダワリではなくて、バイク乗りとしての良心も働いたんよ。




料金所を抜けるのに10分もかかってしまいました。
全線無料なのに、料金所でわざわざいったん停車して自動清算機に設置されたボタンを押さなくてはならんとは面倒やなぁ。



かくして京都縦貫道を脱出。日の落ちるR9を西へ。
SHIFT 「週末の京都市街のR9は混雑しますよ」のアドバイスを受け、大回りで市街を迂回
最初に たにやんさんが別れ、山科に入ってすぐにtoonoさんが離脱。

そして、僕とSHIFTさんで、バイクを借りた「ホンダドリーム京都東」へ
返却時限が18時半で、到着は18時20分。ギリギリ間に合った〜!



そこからSHIFTさんのCB400SBにタンデムさせてもらい、自宅まで送ってもらいました。

SHIFT「(えいまるが)すごく重くて、早い目にブレーキをかけてもなかなか停まらなかった」らしいです orz

こうして18時45分に帰宅。オフ会の主催者はカッコ悪い帰還を果たしたのでした。



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あとから知ったことなのですが、
僕たち高速組が縦貫道を降りてR9を東へ走り始めてすぐの「王子交差点」を青信号で走っていくところを、
抜け道をしてきた下道組が赤信号で信号待ち中に見た
そうです。

つまり 高速=下道 orz


いったいおれたちは何のために高速に乗ったのか…○| ̄|_


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オフ会は何事もなく…表面上は何事もなく終わりました。
僕の走行距離は172kmでした。走ってないように見せかけて案外距離を伸ばしていましたわ。

僕はいつでも参加してくださる方々全てが楽しんでもらえるように腐心していますが、
今回は主催者がレンタルバイクで、途中で中だるみ、最後は中途半端な終わり方となってしまい
自分としては及第点に届かなかったなと反省しきりでした。

でも、HPを通じて知り合ったバイク仲間とは、これからもずっといい付き合いができればと願っています。


ありがとうございました。


写真提供:momoさん、今優さん、たにやんさん、やまDさん(提供順)いつも感謝してます。