特殊手荷物




今回のテーマは「特殊」

普通とはかなり異なるモノを指しますよね。


特殊車両とか、

特殊製法とか、

特殊部隊とか、

特殊浴場とか(スミマセン)。

などなど、いろいろありますが、
ここで取り上げる「特殊」ですもん、当然バイクと関係があります。




それは、コチラです。




↑2003(平成15)〜2006(平成18)年までニホン〜北朝鮮間を唯一航行していた貨客船、マンギョンボン号です。
僕が新潟港で撮影した、正真正銘のホンモノですよ。

これで北朝鮮へ行って、大いなる同志・金正恩第一書記の前でマンセ〜!!



……まぁ、いろいろな意味合いで「特殊」船とは思いますが、これは単なる僕の写真間違えです(謝)。




正しくはコチラです。




カーフェリーです。↑は佐渡汽船の「おおさど丸」。

船は離島などへ車やバイクを運べる唯一の手段ですね。



僕、船旅が結構好きで、あちこちの船に揺られてます。

沖縄の八重山諸島は石垣島の空港がメインで、周辺の島々への交通手段はすべて船。
飛行機の乗り継ぎはよくありますが、船の乗り継ぎなんてことをしたのは八重山諸島くらいです(笑)。




離島航路じゃないですが、
本州(岡山)〜四国(香川)を結ぶ瀬戸大橋の近くでは2つのフェリーが競合してまして、値下げ合戦をやってました。

四国フェリー(2011年4月撮影) 宇高(うたか)国道フェリー(2011年4月撮影)




島と島の移動だけではなく、長距離の移動にもフェリーは大活躍しますよ。



自走で長距離を行くのもいいものですが、

たとえば、関西圏〜九州間の移動なら長距離フェリーを使うと、
夜出発して寝てる間に移動し、翌朝目覚めると目的地に到着…。

つまり「宿泊+移動」を一度にこなすことが可能なので、時間の節約になりますし、体力的にも楽。

僕なら迷わず楽チンなフェリーを取りますよ。行く予定はありませんが(涙)。




船の世界における二輪車(バイク・自転車・その他軽車両)の扱いはちょっと変わってまして、
「車両」扱いではなく、かと言って「貨物」扱いでもないんです。



じゃあ、何やねんというと、
どういうわけか、「特殊手荷物」という名称で呼ばれます。どこの船舶会社においても二輪車だけは「特殊」のようです。

ここが僕がもっとも解せへん点やがな。責任者出て来〜い!!



「手荷物」と呼ぶなら船室や客席までバイクを持って入っても良さそうなものですが、
やっぱりと言うか、不可。


大概は船の腹の中にある巨大な車両甲板の隅っこへ、
グリコのおまけのようにチョコンと置かれ
ます。




余談ですが、
縦・横・高さの和が2m・重量30kg以下の荷物なら「受託手荷物」として船室に持ち込める場合があります。
自転車でも、車輪を外して輪行袋(りんこうぶくろ)に入れると特殊手荷物から受託手荷物になります。




まぁ、細かいことはともかく、僕は今までにフェリーを使って

今は亡きLEAD50姫路〜小豆島和歌山〜徳島
「2相棒」新潟〜佐渡島を行き来しました。

小豆島急行フェリー(姫路〜小豆島)
(2002年9月撮影)
南海フェリー(和歌山〜徳島)
(2006年3月撮影)






バイクでフェリーに乗ったことのない方に手順をざっと解説。

乗船1時間くらい前(目安)にフェリー乗り場に行き、乗船券を購入



乗船位置にバイクを移動させ(←これ重要)、出航30分くらい前から乗船開始。


車両甲板の所定位置にバイクを停めるよう指示され、
船員さんがバイクがこけないようにロープで固定。



到着まで船内でおくつろぎください(笑)。



短距離フェリーだと座席でテレビを観たりカーペット敷きの一般席でゴロゴロする程度ですが、
長距離フェリーだと、レストランで食事も出来ます(割高)し、入浴も出来ます(たいてい無料)。ちょっとした娯楽施設もあります。
追い金して個室でくつろぐのもアリかな。



到着時刻が近づいたら車両甲板に移動し、セルフサービスでバイクを固定しているロープを解きます。


到着後、順次下船。
下船時の手続きは無いですので、そのままばいばいきーん!と走り去ってOK(笑)。



ね、簡単でしょ。




特殊手荷物は多くの場合、車や一般客を差し置いて一番最初に乗船できます。
逆にバイクを後にしてしまうと、車でいっぱいになった車両甲板にバイクを載せるのが困難だからだと思います。

これが最大のアドバンテージなんですよ。
自由席だと、席を選び放題ですやん。カーペット敷きのスペースも占領し放題(笑)。


だから、早い目にフェリー乗り場に行き、さっさと所定位置にバイクを並べてしまうのが
フェリーにおける勝利の方程式
。僕は何度も勝ちました(笑)。


ただし、フェリーの車両甲板は、「後ろ乗り・前降り」が原則なので、

バイクを車両甲板の最後尾に停めさせられた場合、
下船時は最後の車が出るまで車両甲板で待たされる
可能性大(涙)。




右の2枚の写真は、「南海フェリー」に乗船したときのものですが、

上が、LEAD50と一番乗りで乗船した直後のガラーンとした車両甲板。
下が、下船直前のギッシリと詰まった車両甲板。LEADは車列の最後尾にあります(涙)。






あと、車の航送料金は、車長(3m未満・4m未満・5m未満…と1m単位)で決まりますが、
特殊手荷物の航送料金は、排気量で決まります。

その区分が今のバイクの時勢に合ってないんですよ。

軽車両(自転車など)
原付(125cc未満)
自動二輪(750cc未満)
自動二輪(751cc以上)


いまどき、こんな分け方あるか?最近ナナハンなんて見かけへんど。




僕のかわいい「2相棒」は781cc
ナナハンですねんと誤魔化したくても乗船券を買うときに車検証で確認されますのでインチキ不可。
バイクの性能は大したことないのに、値段だけは一丁前に最高区分。

佐渡汽船では31ccの差でボラれたわ orz



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※ちなみに、サイドカートライクは特殊手荷物とはならず、車に準じた料金がかかりますのでご注意ください。